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既存受変電設備(6KV)に太陽光発電設備(20KW程度)を設置する場合

既存受変電設備(6KV)に太陽光発電設備(20KW程度)を設置する場合の 既存電気室側の対応についての質問です。 1)配電盤への接続点は漏電遮断器が必須でしょうか? 2)OVGRは発電出力が何KW以上の場合、必要でしょうか? 3)電力会社への逆潮流は有りませんが、低負荷時は別のトランスバンクへの流入   が考えられます。この場合、計器類(電流計、電力量計)は、どの様な   タイプに交換しなければいけないのでしょうか? 4)その他留意点があればご教授お願いします。

  • GUWANA
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回答No.1

ゼネコンで電気設備設計をやっております。 以下、回答させていただきます。 1.パワーコンディショナが絶縁トランス内蔵型ではない場合は、必須ではありませんがELBが望ましいと思われます。但し逆接続可能型とする必要があります。 一般的に20kW程度の場合は、非絶縁型10kWパワコンを2台使用すると思われるので、2台のパワコン出力を集合させるための交流集電盤にELBを設置する方法もあります。 2.系統連系規程では、OVGRは太陽光発電設備の定格が契約電力の5%以上となる場合には、設置が必須とされております。電力会社によっては3%程度でも設置を指導される場合があり、事前協議で良く打ち合わせしておくことが必要です。また消防認定キュービクルの場合は、厳密に言えばOVGR設置もキュービクル改造とされますので、消防への申請も必要となりますので、許可が出るまで相当な日数がかかるため注意が必要です。 3.契約にもよりますが、逆潮流無しの契約の場合、電力会社よりRPR(逆潮流継電器)の設置を指示される場合があります。また電力購入用計器は逆回転防止機能付きに変更する場合があります。これに対して売電有りとした場合は、VCT交換と共に売電用のメーターを増設する必要があります。費用負担は各電力会社によって違います。(東電の場合は機器類は東電負担で、工事費のみが必要) また電圧計は交換不要ですが電流計は逆方向が表示される物に変更した方が逆潮流があった場合にわかりやすいですが、実際にはあまり交換しておりません。このあたりは主任技術者と相談して下さい。 4.3相での連系と思いますが、直流側が300Vを超過するため、C種接地が新たに必要となる場合があります。また太陽電池アレイの設置条件によっては、避雷導体の増設や盛替が必要となる場合があります。 設置方法によっては相当の正負風圧加重を受けますので、屋根や建物を含めてどのように設置するのか、安全性を十分に検討して設置する必要があり、設置形状や建物条件によっては新たに北側に発生する日陰にも考慮する必要があります。 その他影や地域性、設置方位、傾斜角など需要家によって発電状況が大きく変わりますので、一度信頼できる各メーカーの特約店にでも相談されると良いと思います。

GUWANA
質問者

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丁寧な回答ありがとうございました。

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