アニメ作品の動画枚数がわかる方法

質問

テレビアニメの１話あたりの平均動画枚数や劇場作品の総動画枚数が一通り分かる方法はないでしょうか？
これまでに人気があったり名作といわれたテレビアニメ、ジブリアニメやディズニーアニメ、ガンダムやマクロスやエヴァの劇場版など日本アニメの節目となった作品などなど、一通りの作品の動画枚数が知りたいです。
そういうのがわかる本、サイトがあったら教えてください。
あるいは主なモノがわかれば直接数字を教えてください。
よろしくおねがいします

回答No.1

tama80ji

はじめまして。

大体TVアニメ1話で本編20分。3000～3800枚が目安（東映の場合）。
その時々、ジャンルにより増減があります。
ディスニーの昔のものは原始的なモーションキャプチャーでした。俳優に演技させて撮影。それをトレスする。なので映画の1秒間24コマ。通称フルアニメーション。
昔の東映動画の劇場版はモーショントレスこそしないものの、1秒間24コマのフルアニーメーション。
それ以外のTVアニメやTVアニメ以降の劇場版は1秒間4～12コマ程度。但しTVアニメは静止画やバンクも多いのでその分枚数は減ります。

「未来少年コナン」は毎回6000～1万枚程。
「ザブングル」の第一話で8000枚。
この頃が動画枚数で「動く」「動かない」と言っていたピーク（創る側にも見る側にもフルアニメーションに対するコンプレックスがあった）で、以降は動画枚数は余り注目されなくなりました。
枚数を増やしても予算がオーバーするだけ。作業が長引く効率の悪さばかりが顕著となり、動画枚数競争は一段落。
これには枚数を増やしても、作画スタッフの力量が伴わないと「動いているように」見えない。ムダ。
つまり、上手い人がやれば枚数は少なくともキレイに動いて見える、個人の技能に左右されると言うことが再認識されたことにあります。
まんべんなく動かすよりも、抜くところは抜く。動かすところは動かす。

最近の作品で群を抜いて枚数が多いとパッと見でも判ったのは「グレンラガン」くらいですかね。作画バカ炸裂でしたから。それでも1万は超えていないと思います。
毎回1万オーバーだとたぶん週一ではかなりキツイ状況になります。死屍累々。
「コナン」が枚数が多くても放送可能だったのは、NHKの独自の納入システムのせいと、NHKにしても本格的TVアニメ第一作で手探り状態で相場も判らなかったので、現場スタッフに丸投げしたせいもありました（「コナン」に余りにも制作費がかかったので、以降の作品はかなり制作費が締め付けられ、枚数も通常のTVアニメ並の3000枚程度となりました）。
NHKは基本的に全話一括納入なので完結するまでとにかく作業です。
もちろん期限があるので、それに間に合わせるために外注にばら撒くこともあります。

素早く激しいアクションよりも実は地味な動きの方が枚数は食います。