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偏微分方程式のラプラス変換による解法

初期値問題 u_tt=u_xx u(x,0)=f(x)=1(|x|<1),0(|x|>1) u_t(x,0)=0 をダランベールではなくラプラス変換でときたいのですが、 s^2*U(x)-sf(x)=(d^2/dx^2)U(x) までいって詰まってしまいました。 この解は、 U(x)=Ae^st+Be^-st+f(x)/s でよいのでしょうか? しかし、そうだとしても係数の求め方が解りません よろしくオネガイシマス。

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  • stomachman
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回答No.2

「それで?」の先を少し考察してみました。 U_xx(x,s)=(s^2)U(x,s)-s f(x) …(1) はxについての微分方程式なので、sを定数だと思えば U(x,s)=P(s) exp(xs) + Q(s) exp(-xs) +f(x)/s である。ただし、P, Qは「sだけの(xに依らない)関数」だとしか分からない。  P, Qの逆変換(が存在するかどうか分からないが、ともあれそれ)をそれぞれp(t), q(t)とすると (ここで、exp(xs) (x>0) の逆ラプラス変換というのは反則なのだが、ま、目をつぶったとすると) u(x,t) = p(t)*δ(t+x) + q(t)*δ(t-x)+f(x)H(t) = p(t+x)+q(t-x)+f(x)H(t) となる。  さて、解 u(x,t) = (f(x+t) +f(x-t))/2 を表せるp,qは果たしてあるでしょうか。少なくとも、 t>1かつ|x|<(t-1)の領域では常にu=0でなくてはならない。そんなp, qは作れそうにないな。どうもおかしい。  ではANo.1の方針で、解のラプラス変換をやったらどういうことになるか。実際にやるのはお任せするけれども: 1<|x| のときと 0<|x|<1のときに場合分けすると、解のラプラス変換は微分方程式(1)を満たし、また具体的にP,Qが計算できて、それを逆ラプラス変換して得られるuは解を再現するでしょう。ここまでは旨く行くと思います。  さて、1<|x| の場合と 0<|x|<1の場合とで、Pの式は異なる(Qについても同様)だろうと思います。で、もしそうなら、これはP, Qを「sだけの(xに依らない)関数」として表せていないということですから、ここで話が破綻する。(従って、「もったいぶって解いてみせる」ことが出来なくなってしまう。)  何が不味いかというと、ラプラス変換はt<0の世界をあっさり無視してしまう、ということがポイントだと思います。(上記の「目をつぶ」る部分もこれと関係している。)フーリエ変換を使うと話は違ってくるでしょう。

samidare01
質問者

お礼

返信が遅くなり申し訳有りません。 そのとおりですね、場合わけが必要になるぽいです。しかも4つ。 やっぱりラプラス変換じゃできないのかな…。 にしても質問者は今大学の2年生ですが、高校の頃からstomachmanさんにお世話になっている気がしますwそしてそのあまりにも丁寧な解説!! この問題よりその素性がきになったり…!?(^0^)

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その他の回答 (3)

  • stomachman
  • ベストアンサー率57% (1014/1775)
回答No.4

 いろいろひねくって検討してみるのは面白くて有意義だけど、解くということに限れば、素直にフーリエ変換を使うのが良いな、やっぱり。 u_tt=u_xx u(x,t)のtに関するラプラス変換をU(x,s)とすると、 (s^2)U - su(x,0) - u'(x,0) = U_xx 初期条件 u(x,0)=f(x), u'(x,0)=0 から方程式は (s^2)U - sf(x) = U_xx  Uのxに関するフーリエ変換を V(w,s)= ∫[x=-∞~∞] U(x,s)exp(-iwx)dx またf(x)のそれをF(w)とすると、方程式は (s^2)V(w,s)-sF(w)=-(w^2)V(w,s) これをVについて解いて、 V(w,s)=F(w)G(w,s) ただしGは G(w,s)=s/(s^2+w^2) のこと。このGの逆フーリエ変換gは g(x,s)=(1/2)exp(-s|x|) である。一方コンボルーション定理から U(x,s)=f(x)*g(x,s) (*はxに関するコンボルーション) である。  さて、gの逆ラプラス変換をk(x,t)とすると、 k(x,t)=(1/2)δ(t-|x|) u(x,t)=f(x)*k(x,t) である。このコンボルーションを積分で書くと u(x,t)=(1/2) ∫[y=-∞~∞]δ(t-|y|)f(x-y)dy t>0のとき、 u(x,t)=(1/2) ∫[y=-∞~0]δ(t+y)f(x-y)dy+(1/2) ∫[y=0~∞]δ(t-y)f(x-y)dy 第一項はy>0でδ(t+y)=0なので積分範囲をy=-∞~∞に広げても同じ。第二項も同様だから、 u(x,t)=(1/2) ∫[y=-∞~∞]δ(t+y)f(x-y)dy+(1/2) ∫[y=-∞~∞]δ(t-y)f(x-y)dy =(1/2) ∫[y=-∞~∞](δ(t+y)+δ(t-y))f(x-y)dy =(1/2) ∫[y=-∞~∞](δ(y+t)+δ(y-t))f(x-y)dy  つまり、 k(x,t)=(1/2)(δ(x+t)+δ(x-t)) である。  かくて、f(x)が(フーリエ変換できさえすれば)何であろうと u(x,t)=f(x)*k(x,t) = (f(x+t)+f(x-t))/2

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  • Ae610
  • ベストアンサー率25% (385/1500)
回答No.3

U_tt=U_xx・・・(1) U(x,0)=f(x)=1(|x|<1),0(|x|>1) U_t(x,0)=0 L[U(x,t)]=u(x,s) , L[U(x,0)]=L[f(x)]=u(x,0)=K(s) , L[U_t(x,0)]=u_t(x,0)(=0) と表す。 L[U_tt]=s^2・u(x,s)-s・u(x,0)-u_t(x,0)=s^2・u(x,s)-sK(s) (但しK(s)=L[f(x)]) L[U_xx]=u"(x,s) よって(1)のラプラス変換は s^2u(x,s)-sK(s)=u"(x,s) ∴u"(x,s)-s^2u(x,s)=-sK(s)・・・(2) K(s)=1/s・・・(|x|<1) =0 ・・・(|x|>1) (2)を解くと u(x,s)= C1・e^(-sx)+C2・e^(sx)-s^2 ・・・(|x|<1) = C1・e^(-sx)+C2・e^(sx) ・・・(|x|>1) よってラプラス逆変換(invL[]で表す)を取って invL[u(x,s)]=invL[C1・e^(-sx)]+invL[C2・e^(sx)]-invL[1/s^2]・・・(|x|<1) =invL[C1・e^(-sx)]+invL[C2・e^(sx)] ・・・(|x|>1) ∴U(x,t)=C1・F(t-x)+C2・F(t+x)-t ・・・(|x|<1) =C1・F(t-x)+C2・F(t+x) ・・・(|x|>1) (F(X)は任意関数とする) U(x,0)=f(x)より f(x)=(C1+C2)・F(x)・・・(3) U_t(x,0)=0より C1・F'(-x)+C2・F'(x)-1=0 (F'(t+x)は任意関数F(t+x)の微分を表すものとする) 積分してx=0とすると (-C1+C2)・F(x)=k (kは定数)・・・(4) (3),(4)より C1=(f(x)-k)/2F(-x) , C2=(f(x)+k)/2F(x) よって U(x,t)=((f(x)-k)/2F(-x))・F(t-x)+((f(x)+k)/2F(x))・F(t+x)-t・・・(|x|<1) =((f(x)-k)/2F(-x))・F(t-x)+((f(x)+k)/2F(x))・F(t+x) ・・・(|x|>1) (F(X)は任意関数でF(0)≠0 , kは定数) ・・・と形式的に解いてはみたが、ちと自信ない。

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  • stomachman
  • ベストアンサー率57% (1014/1775)
回答No.1

 なんか、「それで?」って感じの方程式が出てきたきり、先に進めなくなったと。(解の部分については、 U(x)と書いているけど、tをsに変換したんだからUはsとxの関数である。そこんとこ、混乱してませんか?)  だったら、逆から攻めてみる。つまり、フツーに考えりゃ元の波動方程式の初期値問題は単に公式で解けて u(x,t)=(f(x+t)+f(x-t))/2 となるんだから、これを陽に使って、ラプラス変換U(x,s)やらその偏微分やらを計算し、ナニがドウなってるのか研究してみちゃどうだろう。で、話の構造が分かったところで元の問題に戻って(解など知らないふりをして)もったいぶって解いてみせるんですよ。

samidare01
質問者

お礼

それはナイスアイデアです! まだ回答募集しますがちょっとそれでトライしてみます^^

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