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絶対音感とは?音楽部活での問題について考える
- 絶対音感とは、正しい音を聞き分ける能力のことです。絶対音感の子がいる部活では、正しい音を出す子がいるためありがたい反面、ハーモニーが狂ってしまうことがあります。
- 絶対音感の場合、正しい音しか出すことができず、音が下がる場合でも無視することはできません。そのため、アカペラの曲で歌う際には困難が生じます。
- 部活内の雰囲気を考えると、絶対音感の子がいる場合はどのように対応すれば良いか悩みます。参加者全員が納得できる解決策を見つけることが求められます。
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まず留意しておきたいのは、単なる遊びの集まりではなく部活であるということです。 つまり、野球部やサッカー部と同じ姿勢で取り組む必要があるわけです。 単に楽しめればいいや、では部活といえません。 困難であってもそれを乗り越えるために最善の努力を行うというのが部活の全体的な意義です。 コンクールや大きな舞台に出ないということは練習の質を下げる理由になりません。 >(1)絶対音感の場合、正しい音しか出せないのですか? 結果的にそうなります。音が下がってきてもそれに追随して下がるという堕落的な演奏法は非常に困難(おそらく無理)です。 >(2)どのようにすれば、両者が納得して歌えるのでしょうか? これは双方の課題を交換して解決することで成り立ちます。 絶対音感の方にとっては、音の問題はありませんが技術の問題があります。 よって技術面の改善を第一に取り組んでクリアするのが課題です。 そのほかの方にとっては、技術の問題はありませんが音の問題があります。 よって音の改善を第一に取り組んでクリアするのが課題です。 前述したように、課題を乗り越えるために最善の努力を行い合うのが部活です。それぞれの課題をどう乗り越えるかを真剣に考えて実行してみてください。 そうすることによって部の雰囲気はよくなるはずですし、部の雰囲気がよければ必然的に演奏の質もよくなるはずです。 あなたの合唱部だけでなく、全国全ての部活動は素人の集まりです。 素人でなければできないことが山ほどあります。 面倒だと思わず取り組みましょう。 それと、音が下がってしまう方にとっては確か400円か600円で 一気に改善する方法がありますので行ってください。 楽器店に行って、音叉(ギターチューニング用のもの)を一人一つ購入してください。 これは正確なA(440Hz)を出力します。 音叉をはじいて、音叉の軸を耳の穴に突っ込んでください。 そしてそれと同じ音を発声してください。 何度も何度もこれを行いましょう。 それができるようになったら、 音叉を突っ込んで、 そこから完全五度上・完全四度上・長三度上と下・短三度上と下 の音をそれぞれ発声するようにしてください。 きちんと音程がとれていればどうなるかを体感してください。 (同時に音程がとれていなければどうなるかも体感することになります) 技術の方がよろしくない方にとっては、 譜面を見て、メロディを追いかけていくわけですが そこで「作曲者はどうしてこのような音を選んだのだろうか」「作詞者はどうしてこのような言葉を選んだのだろうか」 「この和音の意味は?」「この休符の意味は?」など、曲の構造について 意識を持っていくようにしてください。 私も昔はそうでしたが、「ここにドと書いているから、ドという音を出している」という状態で演奏すると合唱としては破綻します。 絶対音感を持つ人間がかなりの確率で陥る甘くて苦しい罠なんです。 確かに譜面にそう書かれているからその音を出せばいいのですが、 その前後関係、ストーリーというのでしょうか、そういう背景をいかに音に埋め込んでいくか、単なる音ではなく旋律として熟成させるかということを 追求するのです。 歌詞の深い意味も必要です。 今私は数年にわたり、ベートーベンの第九交響曲に取り組んでいます。 (というかそれしかやってません) その歌詞に、「それを勝ち得ないものは、密かに涙ながら我らの集いより去れ」という一文があります。 このとき「涙ながら去れ」と命じているものはどういう感情か、これについての解釈を学びました。 まるで誇らしく笑いながら去れと命じているのではないのです。 去れと命じている側も、そのような人物がいることを嘆き悲しみ、同様に涙しているということなのです。 ただ「お前はもうじゃまだから去ってくれ」ではなかったのです。 このように歌詞に与えられた文字には限りがあるのですが、その背後の部分を想像し、その意味もくみ取って歌うようになると演奏として円熟したものとなり、ようやくその絶対音感のすばらしさが映えるということになるのです。 長くなりましたがこのような点を配慮して取り組んでください。
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- meguru-h
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一つだけ。 お互に理解する気があるかどうかです。 合唱をやろうというのに、特定の声を邪魔扱いしていては、理解しあうのは無理でしょう。 下がっているのに修正しようとしない時点で、絶対音感の人にとっては仲間はずれにされているようなものです。 修正というのは、別に全員が正しい音階で歌わなければならない、という意味ではありません。音が下がることに対して、何らかの対処を考えたり、話し合ったりしているかどうか、です。 正しい音階で歌うか、下がったままにするか、はこの場合の問題ではなくて、どうしたら絶対音感の人も含めて、楽しく歌えるかそのものを話し合わなければなんの解決にもなりません。 その結果で、やっぱりアカペラはやめよう、ということになってもいいと思います。 話し合ってお互いの納得できる場所を探って行くしかありません。それが人付き合いですから。
お礼
早速回答ありがとうございます。 確かに、話し合う事は何度かしましたが、お互い理解する気があったかどうかはわかりません。 私はあまり理解する気がなかったかもしれません。 仲間はずれにされていると感じる、事など全く考えてなかったので。 アカペラをやめる・・・ 確かに今の状態だと、軽く伴奏を入れてもらった方が全然よくなりそうです。 それも含めて、理解しようとして、明日にでも部活で話そうかと思います。 ありがとうございました。
お礼
早速回答ありがとうございます。 言われて気づきましたが、私は「所詮部活」と言ってかなり部活をなめてました。 >コンクールや大きな舞台に出ないということは練習の質を下げる理由になりません。 そうですね。 どんな舞台であっても、最大限努力することが大切ですよね。 なるほど!双方の課題ですか。 音の問題と技術の改善、明日部活で話題にしたいと思います。 音叉を使って音をとるのですね!しかもすごく高度な事ですね。 (信じられないほど無知ですみません。) 歌詞、音符や休符の表面の意味だけでなく、裏の意味にも意識する必要があるのですね。 とても詳しい回答ありがとうございました。 参考にさせていただきます。