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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:古代ローマのエクイテス)

古代ローマのエクイテスについて:富裕層の経済活動から発言力を得た騎士階級

このQ&Aのポイント
  • 古代ローマのエクイテス(騎士階級)は、元来はパトリキの富裕層のうち、政治活動をせずに経済活動に身をおいた人々でした。
  • その結果、財力が権力(発言力)となり、共和政末期にはローマの国政にも大きな影響を与える存在となりました。
  • また、ノビレス(新貴族)もエクイテス(騎士)も、平民の富裕層であるとされており、両者の関係については詳細が明確ではないようです。

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  • tyr134
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回答No.1

共和制ローマの初期は、市民皆兵であり装備なんかも自腹で用意しなければなりませんでした。 その中で、「馬」を用意できかつ乗りこなせたのは一部の裕福層に限られてきます。(当時は馬具などは無く、乗りこなすには長年の訓練と経験が必要だった) なんで、そうした裕福層は「騎兵」として重要な地位を得ていき政治の中心を担うようになりました。 しかし、時代が下り戦争において騎兵より重装歩兵が重要な地位を得ていくと、政治の面でもプレブス(平民)の発言権が増えていきます。 そして、有力なプレブスの中から元老院の地位につく人々が現れてきます。 これを従来の貴族であるパトリキと区別して「ノビレス(新貴族)」と呼ぶようになっていきました。 しかし、政治改革の中で元老院議員に対して土地所有や商売の禁止など種々の規制がかけられていくと、「元老院議員」になる資格があるのにあえて「ならない」人も出てきました。 また、有力貴族が商売なんかを禁止されたおかげで、新たに市場に参入し成功する人々も生まれてきます。 そうした、裕福な平民、言い換えれば「資産家」を「エクィテス」と呼びました。 これを「騎士」と訳すのは、騎兵が有力な戦力だった頃の名残と考えられます。 >「ノビレス(新貴族)」も「エクイテス(騎士)」も平民の富裕層である、と書いてあったので、この両者の関係が良くわかりませんでした。 時代が下ってブレブスの発言権が増していき、「元老院議員」への道が開かれると、有力市民(裕福層)の中から政界に入っていく人々と財界で活躍する人々に分かれていきました。 で、前者を「ノビレス」と、後者を「エクィテス」と呼ぶようになったんだと思われます。 「エクィテス」を「騎士」と訳すからややこしくなるんでしょうね。 単純に「資産家(経済人)」と訳すとすっきりするかもしれません。 とはいえ、後々には経済界代表として「ノビレス」になる人も出てきますが。 因みに、ブレブスとパトリキというような地位に分かれていった時期や過程はまだ分かっていません。 恐らく、王政であった頃に重要な地位を占めていた人々がパトリキとなり、そこからもれた人々とがブレブスになったんだろうと推測されています。 そして、「エクィテス」は馬を用意できるほど裕福な人々指していたんだと思います。(=騎兵) なんで、「騎士」と訳されることが多いのですが、彼らが実質的に活躍する頃にはもはや「騎士」ではなく「資産家」だったので、そのあたりで混乱するんだろうと思います。 ではでは、参考になれば幸いです

8yukicchi8
質問者

お礼

お礼が遅くなってすみませんでした。 とてもわかりやすく解説してくださってありがとうございます。 ずっと気になっていたので、すごくすっきりしました。 本当にありがとうございました。 勉強頑張ります!

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