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メッキ皮膜が剥がれません
30年も前に自家用車を購入した際に自動車の形をした灰皿をいただいたのですが表面の金色の皮膜塗装がまばらに剥げかかっているので いっその事全部剥ぎたいのですがうまくいきません ホームセンターへ行ってみたもののラッカー塗装に効果がある剥離剤しか売っておらず買ってはみたものの全く剥離した様子もなく困っています俗に言うメッキ加工してあるのでしょうか中身はおそらく亜鉛の合金だと思うのですが どなたか何かよい方法はないでしょうか宜しくお願いいたします。
- hyokun
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>30年も前に自家用車を購入した際に自動車の形をした灰皿をいただいたのですが それは、購入したクルマのリアルなスケールモデル(実車の1/20~1/24程度の大きさ)で、屋根が取れて中がトレイになっているヤツでは?中のトレイは灰皿ではなく、シガートレイ(紙巻きタバコを入れておくモノ)の場合が多かったんですが・・・(シガートレイは、'70年代までの日本家屋の応接間には定番的な『置き物』でした)。 車型は何でしょう?クルマ型のシガートレイは、40年ぐらい前まではどこのメーカでも新車を買ったヒトに配っていたサービス品でしたが、30年前というとその習慣も殆ど廃れていたはず。その頃もらったモノとすると、結構珍しいですね。 さてその材質ですが、亜鉛合金ではないかもしれません。当時のモノとするとアンチモンの合金の可能性が高いです。(故にその種の模型の事を『アンチモニー』と呼びます。) アンチモン合金とは別名ホワイトメタルと言って自動車のエンジン内部の軸受けに使われる金属ですが、金属としては比較的低温で溶け、また柔らかく加工も容易なので、その手の模型を作るには扱い易い金属です。 ただ・・・アンチモン自体の毒性が指摘され、'70年代前半を境に模型などには使われなくなりました。(故に現在その手の模型が残っていると、結構貴重です。) ただ、ホワイトメタル自体にはアンチモンは7%程度しか含まれていませんし、そもそもそんな模型は肌身離さず持っているモノでもないので、例えメッキが剥げて地金が直接手に触れるとしても毒性は皆無でしょう。(童謡などに出て来る、いわゆる『鉛の兵隊』人形にもアンチモンは混ぜられています。アンチモン自体には毒性がありますが、混入量が低レベルの合金なら所詮その程度の危険性、ということです。) で、御質問に話を戻しますと。 メッキは電気的な作用で金属同士を結合しているので、剥離剤の様な薬品では剥がせません。町工場などにメッキ除去を依頼すると、普通は磨きまくってメッキ層を剥がしている様です。 そこで提案ですが・・・再メッキに出されては如何でしょうか? 近くのメッキ屋に持ちこんで再メッキを依頼すると、ン千円程度で再メッキしてくれます(但し、町工場的な規模のところだとカンタンに受けてくれますが、量産を手掛けている大きなメッキ屋だと断られる事が多いです)。メッキ屋は馴染みのバフ屋も抱えているのが普通なので、再メッキに必要な下地処理(古いメッキ層の除去)もマル投げで大丈夫です。 昨今の環境アセスにより、メッキ屋は住宅圏から引越して久しいので、お近くのメッキ屋を探すのが大変かもしれませんが、最近は個人でバイクやクルマをレストアするヒトが多くなったので、持ちこみ歓迎のメッキ屋も増えました。『再メッキ』『少量』『個人』などキーワードを工夫して、ネットで丁寧に検索してみてください。ちょっと遠くても、宅配で製品を送ればOKのところもあります。 尚・・・この手の観賞用メッキは、ニッケルメッキかクロムメッキです。決して『ユニクロ』『有色クロメート』『亜鉛メッキ』などのカンバンを上げているところに行ってはいけません。 『装飾用メッキ』と謳っているところなら間違いはないでしょう。装飾用なら黒や金といったカラーメッキも選択出来るはずです。
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