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硫酸の2段解離とプロトン発生の関連性について
プロトンの発生量について質問です。 (1)6M塩酸4mlに水15mlで希釈したものと、(2)0.375M塩酸4mlと0.75M硫酸15ml のプロトンの発生量を比較した場合、硫酸は2段階解離して2段階目が あまり解離しないため硫酸を含むほうがプロトン量が少なくなるそうですが、あまりよくわかりません。 詳しくわかる方がいれば2段階目の硫酸のプロトン量を絡ませながら 説明お願いします。 また、(1)の塩酸濃度を変えてプロトン量を等量にする場合、何Mにすればいいのでしょうか?
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- htms42
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#3です。 ミスがありました。 >「x=4CK/(√((C+K)^2+4CK)+C+K) C=0.5 K=0.01 で計算すると x=0.04×0.5です。 [H^+]=0.5×(1+0.04) ですからかなり小さいです。 C=0.05としてみましょう [H^+]=0.5×(1+0.3) になります。」 この部分は 「x=2CK/(√((C+K)^2+4CK)+C+K) C=0.5 K=0.01 で計算すると x=0.02×0.5です。 [H^+]=0.5×(1+0.02) ですからかなり小さいです。 C=0.05としてみましょう [H^+]=0.05×(1+0.15) になります。」 に訂正です。 塩酸の方の濃度は0.1にして考えます。 ついでですから 塩酸 0.01M 硫酸0.005Mとした場合も計算しておきます。 C/K=0.5です。 [H^+]=0.005×(1+0.56) です。HSO4^-は約半分電離しています。 0.1M程度よりも薄い硫酸では通常完全電離として扱われています。中和滴定曲線で2価の弱酸の場合に見られるような段が出来ないことが理由のようです。中和点でのpHの値のpH=7からのずれは非常に小さいです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%92%8C%E6%BB%B4%E5%AE%9A%E6%9B%B2%E7%B7%9A
- htms42
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問題の中の数字の意味がなかなか分かりませんでした。 (1)、(2)は水溶液の中での当量をそろえているのですね。 (1)の塩酸の濃度は約1Mです。 そうであれば (A)1M塩酸 (B)0.5M硫酸 で比較しても内容は同じです。 (B’)塩酸の濃度が0.5M、硫酸の濃度が0.25Mである溶液 を考えてもいいでしょう。 塩酸は完全電離、硫酸は第一段階は完全電離とします。 硫酸の第二段階のpKは約2(K≒0.01)です。 (A)の場合、[H^+]=1Mです。 (B)の場合、[H^+]=(0.5+x)M です。 xを求めてみます。 硫酸の濃度をCとしておきます。 [HSO4^-]+[SO4^2-]=C (1) [HSO4^-]+2[SO4^2-]=[H^+](2) ([OH^-]は省略出来ます。) [H^+][SO4^2-]/[HSO4^-]=K (3) (1)(2)から [H^+]=C+[SO4^2-] (4) です。x=[SO4^2-]とします。 [HSO4^-]=C-x (3)に入れると2次方程式ですからxについて解くことができます。 x=4CK/(√((C+K)^2+4CK)+C+K) C=0.5 K=0.01 で計算すると x=0.04×0.5です。 [H^+]=0.5×(1+0.04) ですからかなり小さいです。 C=0.05としてみましょう [H^+]=0.5×(1+0.3) になります。 (B’)の場合は (2)式が [HSO4^-]+2[SO4^2-]+[Cl^-]=[H^+] (2’) に変わります。[Cl^-]に塩酸の濃度が入ってきます。 (3)式は [H^+]=C+[Cl^-]+[SO4^2-] (4’) に変わります。 あとの解き方は同じです。