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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:新型インフルエンザについて教えてください)

新型インフルエンザの致死率と今後の行く末について

noname#160718の回答

noname#160718
noname#160718
回答No.5

 Jagar39です。 >しかし、対応すべきリスクは今回のH1N1だけではなく、もっともっと恐ろしいH5N1等いくらでもあるはずです。  ご存じだと思いますが、日本の(というより世界の)「新型インフルエンザ対策」は、H5N1による新型発生を想定して作られてきました。  ですので今回の新型発生直後は現実のウイルスの性質(病原性や感染力等)の性質に合わせた対策にシフトすることがスムースに行かず、社会的にムダなコストをかけたと批判されたことは記憶に新しいと思います。  つまり現在の新型に対応する「社会的コスト」は妥当なんですよ。少なくともH5N1であれば、とてもこんな程度では済まないわけです。  現在の「新型対策」は、通常の季節性インフルエンザ対策に毛が生えた程度です。H5N1だと国境封鎖や地域封鎖まで想定されていたわけですし、少なくとも社会機能が一時マヒすることは覚悟されているわけです。  このコストが妥当かどうかは、犠牲者数が増えても良いのか、という問題と直結します。 >弱毒のインフルで金もタミフルも使い果たして「無い袖は振れない」状態になったときにより深刻なH5N1が蔓延することも考えておく必要があるのではないでしょうか?  今の新型に続いてH5N1が新型になれば、人類社会が壊滅的なダメージを受けるのは確かでしょうね。「新型発生」という事態は100年に3回くらいしか起きていない宝くじ並みの頻度なのですが、宝くじに2回続けて当たることもないとは言えません。  あと1回しか使用できないバッテリー残量の電話機を持っているところに泥棒が入ってきました。その時、「次に強盗が入ってくるかもしれない」と考えてその電話で警察に通報することをためらいますか?  強盗が入ってくる時期が少しずれるだけで、ただ泥棒の被害に遭うだけ、という事態になりますし、泥棒を放置すればその泥棒が強盗になってしまうかもしれません。  結局は、目の前の脅威を1つずつ確実に潰していくしかないのでは。 >その辺中に潜水艦が潜って厳重監視しているような状態  であっても、「被害の評価」というものは、後になってデータを整理しないと判らないことが多々あるのです。リアルタイムでは見えないことがたくさんあります。  現在、当面インフルエンザではないと診断された死者について、病理解剖や抗体価の推移などの精密検査ができるかと言えば、できるわけがありません。平時ですらしていないことを、この人手も金も足りない時期にできるわけがないです。  また、超過死亡数は今現在リアルタイムに把握できるものでもないでしょう。事が過ぎ去ってから、流行時の死者数と死亡原因を統計処理し、昨年までのデータとつきあわせて初めて「これだけの死者数が新型インフルエンザの影響だったのではないか」という推計が可能なのですから。  素人(マスコミ)がどれだけ騒いでも、それで的確な現状把握や状況判断ができるわけではありません。現状把握や状況判断をするのは別の人です。それらをする職務の人はマスコミが注目していようとしていまいと、変わらない仕事をしているのですから。 (マスコミが騒げば邪魔されることは多いけど)  季節性インフルエンザにしても、マスコミが騒ごうが騒ぐまいが、年間1万人も死亡する感染症であるという認識を持ち、対策を立てて実行している人たちがいたわけですよ。  世間が注目していないから超過死亡概念を持ちだして被害を過大に見積もり、世間が注目すれば超過死亡数をカウントせずに被害を少なく評価する、なんてことは誰もしませんしそもそも無意味です。  世間やマスコミが無視しようが騒ごうが、人が病気になって死んでいくという事実は変わりありません。無視すれば死者が減るのならてくらでも無視しますけどね。  人類がすべきことは、被害を可能な限り正確に推定し、それに見合ったコストをかけて対策を実行する、ということではないでしょうか。  次はモデルの話を。 >私があのような代案を考えたのは、Jagar39さんのモデルでは辺縁部においては常に感染が広がるのではないかと考えたからです。  そのとおりです。  ですから、感染はオセロ盤いっぱいに拡大するまで続きます。  ですが、オセロ盤いっぱいに拡大して流行が終息したときに、全ての駒が黒くなっているわけではない、というのが肝心なところです。  オセロ盤は、この単純なモデルだと"集団"であればなんにでも適用できますから、家族、学校、町、日本、地球、全て基本的には同じです。  家族であればコマ数が少ないですから、結果は偶然がかなり関与します。なので、家族全員感染する家庭もあるでしょうし、1人が感染しただけで終わる家庭もあるでしょう。  これがコマ数が多い集団ほど、一定の傾向が予測できる、すなわち確率計算で予測した形に近くなるはずです。  いずれにしろ、最も大きい規模で考えると、黒いコマは世界中を席巻するでしょうが、世界中に黒いコマが見られるようになって終息しても、全てのコマが黒いわけではない、ということです。白いコマもたくさんあるわけです。 >しかし、現実には警報レベルにまで達した沖縄県の新型インフルエンザは3週連続で減少しましたね。 >やはり、おっしゃるような状態が起きているのでしょうか?  大雑把にはそういうことだと思います。  このモデルと現実が異なる点の1つは、「白いコマは黒くならないように努力をする」ので、時間と共に「黒いコマが隣接する白いコマを黒くできる確率」が変化する、ということでしょう。コマが十分賢ければ、黒くなる確率(つまり感染率)は時間と共に減少することが期待できます。  そうなると、終息は単純モデルより早く訪れ、残っている白いコマの数も多いことになりますね。

sirouto012
質問者

お礼

Jagar39さま いろいろ考えていたら書き込みが遅れてしまいました。 >結局は、目の前の脅威を1つずつ確実に潰していくしかないのでは。 これは、たしかにその方面の専門家からすればそういうしかない。 しかし、結局のところ財布は1つしかないので何を優先するか決めざるを得ない、というか、実際に国民は4月にはほとんどの人がマスクをしていたのに今はほとんどがしていない。いくら警鐘を発しても国民の興味がインフルからノリピーや政権交代に移って「まだそんなこと言ってんの。大した事ないんじゃないの?」と言う反応に変わってしまっている部分もある。 それは、やはり危機意識の高さ、結局は新型インフルエンザの脅威をどの程度と見るかにかかっているような気がしてなりません。 疫学的な最終結論が出ないうちはわからないとしたら、わからないで済まされてしまう。 超過死亡概念も単純に「昨年までの流行状況・死亡状況のデータから推計処理する」だけとしたら、私の考えているように基本条件が違う中で過大な数字をはじいていると言う風に考えてしまわれるかもしれない。 メキシコにしても沖縄にしてもオセロ盤のモデルから考えられるように、全国民に広がってすべての人は免疫はなかったが抵抗力があって大丈夫だったか、あるいは75%のラッキーな空白地帯にいたというのもやはり説得力がないような気がします。 それならいくらみんなが気をつけたといってもこれ位の死者ですむものなのか。 すみません。 また疑問の送り返しになってしまうのですが、おっしゃるように季節インフルエンザでも1万人死んでいると言っても、全体には年間で100万人くらい国民が死んでいるうちの中で、しかも相当数は基礎疾患があったりする中での話しなのでそれほど脅威を実感していないのもやむをえない気がします。 繰り返しになってしまいますが、やはりそんな中で莫大な負担は納得してもらえないのではないかと思ってしまうのです。と言うか、他人を納得させることができないと思うのです。

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