• ベストアンサー

国会と内閣について

先般の衆議院議員選挙について 国民による選挙によって、国会議員は選ばれます。 議員の方々は、国会を形成し立法権をつかさどられます。 内閣は、国会議員の中から選ばれ(→○○大臣)、 行政権をつかさどられます。 行政といえば、公務員だというイメージがあります。 実際、大臣に続く(いわゆる高級官僚)方々は公務員で あると思うのですが、国会議員(=立法)が行政権のトップ に就いた時点で、行政側の立場となるのでしょうか? 身分的にも公務員扱いとなるのでしょうか? それとも、行政とは民法のような合意した上での契約とは異なり、 行政側から国民に対しての、一方的な(例えば課税は、行政と国民が 契約など結ばずに、行政側から一方的に支払いなさいといわれる) 恣意を抑制する為に、国民の選挙によって選ばれた議員(=立法) を行政のトップに据える事で、国民を守っているのでしょうか? 上記、記述(認識)で間違っている箇所があれば ご指摘下さい。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • Ganymede
  • ベストアンサー率44% (377/839)
回答No.3

国会や内閣というのは、明治以降、西洋の制度をまねしたものです。したがって、日本の中だけで考えていても分かりません。現代日本政治を理解するためには、「急がば回れ」で西洋史を思い出してみましょう。 英語で「内閣」は cabinet ですね。cabin が「小屋」で、et は縮小語尾です。つまり、「小屋より小さい」小部屋という意味でした。昔のヨーロッパでは、王の寵臣たちが宮廷の奥の密室で政務を取り仕切っていました。これが cabinet(内閣)の由来です。内閣のメンバーは大臣といいますね。臣は家来という意味です。英語でも minister といい、語源的には「召し使い」というような意味でした(または secretary、王の秘密を取り扱う人)。 次に、この制度に対立して、「王のお気に入りの少人数のゴマすり貴族だけでなく、広く市民の代表者たちも集まって、活発に議論して物事を決めよう」という声が大きくなりました。それが身分制議会となっていきます。 つまり、内閣と議会とは仇同士のような関係でした。しかし、議会の中から代表者を互選して、その人たちを以って内閣を組織すれば、仇同士でなくなるし、内閣も民主的になりますね。これが議院内閣制です。 日本では、内閣のメンバーの過半数は国会議員の中から選ばれます(首相は必ず国会議員)。国会議員が大臣になっても、国会の議席を失いません。また、「大臣」に「天皇の大きな家来」という意味はなくなりました(天皇は政治的権能を全く失った)。 国会議員も大臣も高級官僚(中央官庁の幹部)も、国家公務員です。高級官僚は、下手な国会議員より力を持っていたりしますが、けっきょく高級な事務員さんに過ぎません。国の事務員さんなので、事務官といいます(または技官)。民主主義社会では、公権力の源泉は人民にあるので、選挙によって人民から権力を負託された人(政治家)でない限り、公の重大事の最終決定権を持ち得ません。人民は、事務員に権力を委ねてはいないのです。

rennyudesu
質問者

お礼

詳しいご説明ありがとうございました。 国会議員も大臣も、身分は国家公務員扱いなのですね。 >議会の中から代表者を互選して、その人たちを以って内閣を組織すれ>ば、仇同士でなくなるし、内閣も民主的になりますね。これが議院内>閣制です。 チェック&バランスが上手く機能することを願います。

その他の回答 (2)

  • yoshi170
  • ベストアンサー率36% (1071/2934)
回答No.2

まず国会議員は特別職の国家公務員です。国家公務員法第2条第3項の9に該当します。 さてご質問の件ですが、国会議員の身分が変わることはありません。要は兼任です。行政権も持ち、立法権も持つことになります。 行政に国民の声を入れるためには、選挙を通った人もしくは選挙を通った人が選んだ人がトップにいるほうがいいというわけでしょう。

rennyudesu
質問者

お礼

回答頂きありがとうございました。 >行政に国民の声を入れるためには、選挙を通った人もしくは選挙を通った人が選んだ人がトップにいるほうがいいというわけでしょう 民主主義のあらわれでしょうか。

  • pasocom
  • ベストアンサー率41% (3584/8637)
回答No.1

国家公務員法第二条(一般職及び特別職) 「国家公務員の職は、これを一般職と特別職とに分つ。 ○2一般職は、特別職に属する職以外の国家公務員の一切の職を包含する。 ○3特別職は、次に掲げる職員の職とする。 一  内閣総理大臣 二  国務大臣 三  人事官及び検査官 四  内閣法制局長官 五  内閣官房副長官 五の二  内閣危機管理監 五の三  内閣官房副長官補、内閣広報官及び内閣情報官 六  内閣総理大臣補佐官 七  副大臣 七の二  大臣政務官 八  内閣総理大臣秘書官及び国務大臣秘書官並びに特別職たる機関の長の秘書官のうち人事院規則で指定するもの 九 以下長いので省略。」 よって、内閣メンバーは身分としては「国家公務員」なのです。 http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxselect.cgi?IDX_OPT=1&H_NAME=%8d%91%89%c6%8c%f6%96%b1%88%f5%96%40&H_NAME_YOMI=%82%a0&H_NO_GENGO=H&H_NO_YEAR=&H_NO_TYPE=2&H_NO_NO=&H_FILE_NAME=S22HO120&H_RYAKU=1&H_CTG=1&H_YOMI_GUN=1&H_CTG_GUN=1

rennyudesu
質問者

お礼

詳しく記入頂きありがとうございました。 そのほかにも国会法だとか、 法律って沢山あるのですね。

関連するQ&A

  • 大臣と国会議員

    国会議員は立法の人間、 大臣は行政の人間ですよね? 大臣は国会議員から選ばれることが多いですが、大臣になった瞬間にその人は国会議員ではなくなり立法の仕事も一切しなくなるのでしょうか? 大臣に抜擢されることによって国会議員ではなくなるのなら空いた席分は繰上げ当選で新たに国会議員が加わるのでしょうか? ひょっとしたら私がわかっていないのは「国会議員」という言葉の問題なのかもしれません。

  • 国会と内閣の違いがあやふやになってませんか?

    大卒でいい歳してこんな質問ですみません。 3権分立で行政、立法、司法に分かれており、行政が内閣であり政治を行い、立法が国会で法律を作る、そこまでは分かります。しかし内閣が何か政治をやろうとすると、その度に法案を国会で成立させる必要があります。例えば消費税とかホワイトカラーとか。行政と立法の境目がなくなってると思うのです。国会審議でも総理大臣は毎回出席してます。(余談ですが総理欠席で審議はありえないのでしょうか?)また国会議員達は立法機関として法律の専門家と思いきや、大半はバリバリのいわゆる政治家です。丸山弁護士は持論で「政治家は法律家が成るべき」と言ってるそうで私も同感なのですが実際は違います。内閣と国会の機能の境が無くなってるのではないでしょうか?司法だけは全く別のイメージで本当に3権分立なのか?と疑問に思います。

  • 内閣の人達は国会議員??

    (1) 総理大臣を頂点とする内閣(総理大臣+各省庁の大臣)は国会議員じゃないんですか? (2) 総理大臣の決め方 (3) 各大臣の決め方 (4) (2)のタイミングで総理大臣は国会議員じゃなくなるのか? (5) (3)のタイミングで各省庁の大臣は国会議員じゃなくなるのか? (6) そうだとすると、減った分の議席は再選挙で選出しているのか?

  • 内閣とは何か?三権分立の基本

    内閣総理大臣や各国務大臣は、国会議員であり尚且つ内閣の閣僚でもあります。言い換えると、総理大臣は国会と内閣の両方の組織に所属する人です。って事は、総理大臣は立法権と行政権の両方を持っているって事? 三権分立ってあるじゃん。総理大臣や国務大臣の持つ権利は三権分立と矛盾していませんか?1人の者が立法権と行政権の2つを担ってるのに、権利が分離してるって言える?どうせなら、ついでに司法権も持たせれば良いのでは? 憲法にも書いてあるけど、内閣総理大臣は国会議員の中から選ぶそうです。それは良しとして、ある国会議員が総理大臣になると、ソイツは国会議員の地位と職権を失って行政に専念するべきでは?もし内閣総理大臣が裁判官から選ぶ事になると、何か変? そもそも、内閣総理大臣の資格に国会議員であるべしとする条件は必要?審査員は民意の代表者である国会議員にして、オーディション(一般公募)すれば良いのでは?司法権を担う最高裁判所裁判官は、オーディションで決めますよね? 裁判官は国会議員から選ばなくていいの?もし内閣総理大臣が裁判官を兼務して司法権も持つと、ドーなるの?何かヤバいこと起こる?

  • 総理大臣は国会議員?

    「内閣総理大臣は、国会議員の中から国会の議決でこれを指名する。」 と、憲法で規定されています。 ということは、総理大臣は国会議員であることが必須条件ですよね。 国会議員はもちろん国民の普通選挙で選ばれるわけですが、総理大臣って選挙に出ていないですよね? 最近の例で言うと、小泉さんとか安倍さんとか、どっかの選挙区で出てるとか無いですよね?それとも比例代表の名簿に載ってるとか?

  • 三権分立? と言うのがわかりません。

    日本は、三権分立で立法・行政・司法がそれぞれ独立していると聞いています。先日、衆議院総選挙というのがあり、民主党が圧勝しました。 衆議院総選挙と言うのは、国会議員を選ぶ選挙・・・つまり国会議員(=立法に関わる人間)を選ぶことかと思います。 しかしなぜ当選した国会議員が勝手に政府をつくり「行政」をするのでしょうか? 立法と行政が同じ人間であれば、三権分立とは言えないと思います。

  • 現代日本の権力の分立方法 (菅直人氏の「三権分立」発言をうけて)

    2009年10月15日に、NHKのクローズアップ現代に出演していた民主党の菅直人氏の発言をきっかけに、現代日本の権力の分立のしくみについて疑問がいろいろと出てきました。 以下の私の認識がそれぞれ妥当かどうか教えてください。 (議論をしたいわけではありません) 1. 菅直人氏は「三権分立とは、憲法のどこにも書いていない」と発言しましたが、実際に「三権分立」という言葉自体は憲法に書かれていない。 2. ただし憲法には、立法、行政、司法の三種類の権力をそれぞれ定めていて、これはすなわち「三権分立」を定めていると解釈するのが妥当である。 3. 日本は代議制を採用し、国会では政権党などから内閣総理大臣を選出し、内閣総理大臣(=国会議員)が各大臣を選ぶ(多くは国会議員)。すなわち行政と立法とが一部で融合している。つまりそもそも厳密な意味での三権分立ではない。 4. 今までは(現在も)、行政の立場にいる公務員(俗に言う官僚)が、立法に対して大きな力を持っていた。その是非はさておき、これも行政から立法への侵入と考えられる。 5. 一方で、「政治主導」を掲げて総理大臣や各省庁の大臣が行政府を今まで以上にコントロールしようとする方法は、それはそれで(是非はさておき)立法の側にいる議員や政党の意向を(少なくとも今までより)強く行政側に行使することで、立法から行政への侵入と考えられる。 以上5点です。 すべてにお答えいただけなくても結構です。 これらの認識が妥当かどうか教えてください。

  • 三権分立・・・?

    無知な質問ですが・・・ 三権分立の司法権・立法権・行政権のうち 司法権は、裁判所 立法権は、国会議員が構成する というのは、分かるのですが 行政権は、内閣総理大臣のほかに誰が構成しているのですか? また、公務員も三権分立の中に入るのですか? できるだけ、具体的にお願いします。

  • 【なぜ党のトップが首相になるのか】

    【なぜ党のトップが首相になるのか】 政治のど素人です。変な質問かも知れませんが、教えてください。 一般的に、なぜ(与)党のトップが内閣総理大臣になるのでしょうか? 内閣というのは、国会がつくったルール(法律)のもとで、粛々と 行政をやっていくのが仕事だと思います。つまり、仕事の範囲と いう意味では、国会よりも狭い世界だと思います。 それに、国会の本来の仕事は立法なのだから、国会議員の中でトップの 地位にいる人、つまり与党のトップは、立法の仕事に専念するのが本来の 姿ではないのでしょうか?  行政のトップである内閣総理大臣は、 もっと、実務的な人が就くのがいいのではないでしょうか? 国会議員のなかでトップの地位にある人が、内閣をやってるのだとしたら、 立法は、誰が中心になって取り組んでいるのでしょうか? また、過去に、与党のトップではない人が、内閣総理大臣になった ケースというのはありますか? 詳しい方、解説いただけるとありがたいです。

  • 内閣総理大臣の指名が行われる「国会」は?

    内閣総理大臣が指名される場合は、内閣が総辞職したときですが、 憲法70条では「内閣総理大臣が欠けたとき、又は衆議院議員総選挙の後に初めて『国会』の召集があつたときは、内閣は、総辞職をしなければならない。 」 とあります。 この「国会」とは、(1)解散総選挙のあとは「特別会」ですが、その他の(2)「内閣総理大臣が欠けたとき」や(3)衆議院の任期満了による総選挙のあとの「国会」は何会と呼ばれるのでしょうか?((3)は「臨時会」と書いてある物もありました。) また、(1)の場合の開会までは選挙後30日以内で、(2)や(3)の場合は何日以内という決まりはあるのでしょうか? 長くなりましたが、ご存知の方、よろしくお願いします。