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微分器があまり使われない理由
inara1の回答
- inara1
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一般的解答は[1]の回答だと思いますが、ちゃんと設計すれば優劣はないと思います(微分回路があまり使われないこともない)。 例えば、[2] の図13の右側の「完全微分回路」は確かにノイズに弱いですが、そもそもこのような回路を使うべきではありません。普通は図15の右側のように、入力側に抵抗を入れて、高域での利得を制限するようにします。オペアンプを使った積分回路でも同様で、図13の左側の「完全積分回路」はDC利得が非常に大きくなる(出力電圧が飽和する)ので、図15の不完全積分回路を使うのが普通です。 一方、オペアンプを使わない微分回路が図2に出ていますが、これは利得が1を越えることはないので、高周波ノイズが入っても大きな問題となりません。[2]の図8と図9の間にも書かれていますが、受動素子で作った微分・積分回路には本質的に優劣はありません。 先生が求めている模範解答は分かりませんが、[1] の一般的欠点をちゃんと押さえておいて、「受動素子で作った微分積分回路は本質的に優劣はないが(利得上限が高々1なので)、オペアンプを使った微分回路では、高域での利得が過度に大きくならないような不完全微分回路を使うべき」と書き加えたほうが良い点をもらえるかもしれません。 [1] 微分回路は使わない方がいい理由 http://sanwa.okwave.jp/qa199094.html [2] よく分かるノイズ対策技術(積分回路と微分回路) http://www.miyazaki-gijutsu.com/series2/noise161.html
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