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「HPLC」ってどんなものですか?
HPLCとは,どのようなものでしょうか? 本をみたのですが,原理がいまいちよく分かりません, ご存知の方がいましたら,おしえてください.
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お礼を拝見しました。 高圧のカラムを通過した液は色々な成分が分離された状態で順番に流れ出てきます。この液は検出器に流れ込むのですが、紫外線吸収を持つ物質では紫外線検出器、可視光線の吸収が特異的なものでは可視光線検出器、紫外線吸収がないものについては、他の偏光などの測定ができる検出器を用いるのです。 多くの物質は特異的な紫外線吸収を持ちます。溶液にして、全波長スキャンを行うと、ある波長において吸収のピークを持つ波形となります。その部分の波長を用いて測定することが多いのです。 丁度、連続した吸光光度分析を行っていると考えてください。 以上kawakawaでした
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- kawakawa
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かつてはカラムクロマトグラフィーという手法が一般的でした。つまり、長いガラス管にシリカゲル等を充填し、そこに試料溶液を流し、ついで溶離液を流していました。シリカゲルなどへの吸着力と溶離液への溶解度のバランスによって、試料溶液中の物質が分離するのです。 この方法は数日間の放置といった長時間を要するものだったのですが、HPLCはステンレス管の中にオクタドデシル基を持つシリカゲルなどを充填し、一定の流量や流速を保つことができるポンプで溶離液を流し、短時間で高性能の分離をすることを可能にしたものです。 基本的な理論はTLCやカラムクロマトと同じですネ。 検出は一般的には紫外線吸収や可視光線の吸収で行いますが、蛍光や屈折などを利用することもできます。 以上kawakawaでした
お礼
皆様: 回答,アドバイス等をお寄せいただき,ありがとうございました(失礼ですが,この欄にまとめて,お礼とさせていただきました).HPLCの原理の概要をつかむことが出来ました.これまでに調べた本では,私にとっては専門的過ぎて原理がつかみ難かったので,簡潔な説明を頂けてありがたく思います.ところで,どのように「紫外線吸収や可視光線の吸収」を利用するのか,また「蛍光や屈折」はどのように用いるのか,検出方法についての説明をもう少しいただいてもよろしいでしょうか.よろしくお願いします.
- tohruma
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ものの本によると「HPLC(高性能液体クロマトグラフィー)の分離原理は吸着、イオン交換、ゲルろ過、疎水相互作用、逆相クロマトグラフィーなどいろいろだが、分離能のよいカラムを使い、ずっと短時間ではるかによい分離を実現する。」そうです。 要するに、ふつうのクロマト(上に挙げたようなやつ)の速くて分離能のいいやつです。HPLCは高圧(350気圧)で移動相を流す事によってスピードを上げたりしているわけです。 ふつうのクロマトの原理まで解説すると長くなりそうなので今はやめときます。知らなかったら応答して下さい。
直接的な回答ではありませんが、以下のサイトに関連質問の回答がありますが、参考になりますでしょうか? HPLC(液体クロマトゴラフィー)でも使用するカラムによって化合物の分離する原理はことなりますので、紹介した成書でご自分に合うものを見つけて勉強してください。 ご参考まで。
- nagasakijin
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HPLCとは、高速(高圧)液体クロマトグラフィーの略です。 高圧条件下で、ガラス粉を吹きつけたものに、液体の試料を流すというような方法です。 ちょっと不十分ですが、こんな感じの方法です。 下記のURLにアクセスしてみてはどうでしょうか?
お礼
再度,お返事をありがとうございました. 調べようとしているサンプルがどのような吸収の特異性(紫外線や可視光線など)を持つのか分からないときには,全波長スキャンをして特異的な吸収波長を見つけだし,その波長を使ってサンプル量を測定するということなのですね.ありがとうございます.HPLCの原理をつかめてきました! 皆さんからお寄せ頂いた回答やアドバイス,URLを参考にさせていただいて,原理・実技共にもっと勉強しようと思います.HPLCの使用に関して,また質問させていただくことがあるかも知れません.その時はどうぞ,よろしくお願いします!