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「グレートギャッツビー」の宴会での図書館のくだり
語り手のニックが、隣人であるギャッツビーのパーティーに招待され、図書館をのぞいたときにある男に 「本物の本だよ。けれどもページまでは切り取られていない」 と言われますが、ページを切り取るってどういうことなんでしょうか?
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こんにちは。 私もこの箇所については、原文、翻訳本、ともに 疑問の残ることろではありました。 以下のサイト(中段)に、この件に関して少し載っています。 http://www.fcps.edu/westspringfieldhs/academic/english/1project/99gg/99gg4/symbols.htm The pages in the books are not even cut; they are in the same condition as when he bought them. 「ページは切り取られていない。つまり、彼がそれらを買った時のままの状態である」 Those books have never been opened or read. 「これらの本は、一度も開かれたり読まれたりしていない」 つまり、 ギャッツビーは、単に自己満足のためだけに、これらの本を購入したと思われるのですが、 その徹底ぶりは、写実主義芸術家のベラスコにも似て、ごまかしを許さず(ページの抜け落ちたような古本ではなく) 正真正銘の本物を揃えてある。 彼の、ハンパない(^^)ひとりよがりの性格を、この図書館のシーンで、 作者、フッツジェラルドは描きたかったのではないでしょうか。 参考までに書いてみました。
お礼
なるほど、もし意味が分かればうまいな~と唸るところだったんですね。 ありがとうございました。