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クモ膜下出血
私の妻がくも膜下出血になり意識障害になって3か月が過ぎました。 意思疎通は全くはかれずほとんど四肢麻痺の寝たきりです。 IVHにしてからは一か月ぐらいですが体温が常に37度台でつい最近39度になったので、おそらく感染の可能性があるため、IVHは抜去してありました。この段階で胃婁にするのは適切なのでしょうか?時期が早い気がするのですがどうでしょうか?専門の知識がある方いたらご意見お願いします。
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お気持ちお察しします。 奥様の状態を実際に拝見させていただいたわけではありませんので正確なことは申し上げられないかもしれませんが、現在の標準的な考え方からすれば胃瘻造設は決して時期尚早では無い(寧ろ遅いくらい?)と思います。 現在の標準的な考え方では、感染予防(消化管粘膜萎縮からくる感染や誤嚥性肺炎の防止の観点から)、なるべく早期から経管栄養→胃瘻とするのが一般的な栄養管理法だと思います。くも膜下出血後の場合、発症から4-14日目までに起こる脳血管攣縮の時期は、厳密な水分管理を目的として中心静脈(栄養)管理を行っても良いかも知れませんが、それ以降は積極的に経管栄養管理に切り替えていくべきでしょう(私ならば患者さんの消化管に問題がない限り、中心静脈栄養は用いず最初から経管栄養管理+末梢輸液でみていきますが)。 経管栄養管理を行う場合、患者さんの状態をみて当面経口摂取が困難と判断されるならば、なるべき早期に胃瘻に切り替えるというのも現在の標準的な考え方だと思います。胃管での管理は栄養管理という点からは中心静脈栄養管理よりもずっと生理的ではありますが、チューブが鼻粘膜や消化管粘膜に接触していることによる粘膜損傷→感染、のリスクや定期的な胃管チューブ交換による誤挿入のリスク、また、チューブが胃の入り口に常時あり若干入口が開いていることによる胃内容の逆流による誤嚥性肺炎のリスク、などが依然として残ります。したがって生理的な栄養管理、感染防止などの観点から、なるべく早期の胃瘻への切り替えが望ましいと思います。 胃瘻は一旦増設しても、その後経口摂取ができるようになれば、胃瘻を設置したままでの傾向摂取訓練もできますし、もしも経口摂取ができるようになれば抜去も可能です。従って、質問文からわかる範囲での奥様の状態からすれば、胃瘻増設が一般的な考え方だと思いますし、奥様にとって望ましいやり方なのではないかと思いました。 主治医の先生とよく話し合われるのが良いと思います。
お礼
丁寧な回答ありがとうございます 私もいろいろ調べたのですが、意識障害で、嚥下ができないとなると、胃婁はやもうえないのかと考えています。だた、心情的に、体にメスを入れることの抵抗はありますが、それにも増して、嘔吐による誤嚥性肺炎のリスクが心配です。 この点を先生とじっくり話しあってみたいと思います。 また質問などすると思うのですが、よろしくお願いします。