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高血圧と塩分の関係

塩分を多く取ると高血圧になる、と言われていますが、なぜ血圧があがるのでしょうか。 また、体内の塩分の絶対量でなく、濃度が問題だとしたら、水分を多く摂取すればある程度帳消しに出来るのでしょうか?

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  • haberi
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回答No.3

地動説にたとえると、塩分濃度が「天」で塩分の絶対量や、血圧などは「地」です。 血中Na濃度は136-144mEq/lの非常に狭い範囲に調整されます。 これだけ変動しない物質濃度は他にありません。 その理由を書くと非常に長くなりますので省略しますが、もともと人間などの 陸上動物が海から進化してきたことと深く関係しています。 とにかく体内において、塩分濃度は固定されているということをまず 念頭においてください。 で、塩分を多く取るとどうなるか。 そのままでは塩分濃度があがりますから、体内水分量を上げて濃度を維持 しなければならない。 そのためには(1)「乾き」を自覚させ水を飲ませる。 しかもこの反応は生命の維持にかかわる重要なコマンドなので「乾き」 というのは非常に我慢しづらいように進化している。 (2)尿量を減らす。 といったことがおきます。 そうなると体液量が増えます。 体液量が増えると血液量が増え、血流量も増えます。 オームの法則 電圧=電流X血管抵抗 というのがありますが 流体力学上は 水圧=流量X抵抗(流路の流れづらさ) これが人体では 血圧=血流量X血管抵抗が成立するので 血流量が増えると血圧が上がります。 これが、塩分を取ると血圧が上がるメカニズムです。 腎臓から、塩分を大量に排泄することが出来れば血圧は上がらないのですが もともと陸上生物は塩を手に入れるのが困難で、塩分をなるべく排泄しないように 進化したので、唯一簡単に塩分を摂取できる近代人類も、塩の排出は苦手で 結局血圧が上がってしまいます。 水分を多くとっても帳消しにならないのも、ご理解いただけたでしょうか。

strychnine
質問者

お礼

非常に良くわかりました!ありがとうございました。

strychnine
質問者

補足

少し疑問が出たのですがよろしいでしょうか? その考えに則ると、水を飲みすぎたら血圧が上がるということでしょうか? また、水を飲みつつ尿量が減るため、体液量が増えるのであれば、 利尿作用のあるカフェインなどを摂取すれば、血圧は保たれるのでしょうか。

その他の回答 (3)

  • haberi
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回答No.4

#3です。 >水を飲みすぎたら血圧が上がるということでしょうか? 腎臓が排出するのが苦手(というよりは溜め込むように進化した)のは 塩分で、水分はかなり自由に排出できます。 たとえば、ビールはほとんど塩分を含んでいません。 ですからビールをがぶ飲みしても、飲んだそばから尿になり体液量は 増えません(実際はアルコールの関係で、ちょっと異なるのですが)。 >水を飲みつつ尿量が減るため、体液量が増えるのであれば、 利尿作用のあるカフェインなどを摂取すれば、血圧は保たれるのでしょうか 水のみ排出しても、塩分濃度が上がるので渇きが強くなり、結局体は 体液量を維持します。 水と塩を利尿剤などで同時に排出すれば、血圧は下がります。 ですから、利尿剤は降圧剤として用いられます。 カフェインが塩分を排出するかどうかは、わかりません。

noname#102936
noname#102936
回答No.2

「日本人には塩が足りない」という本では 塩が高血圧の原因というのはウソ 塩の不足はあっても過剰はありえない 名医は積極的に塩の摂取をすすめている 塩では無くナトリウム99.99%の食塩が問題 などと紹介しています。 結構面白いので検索してみてはいかがでしょうか (アドレスの乗せ方がわからないので)

strychnine
質問者

お礼

ありがとうございます。調べてみます。

noname#152554
noname#152554
回答No.1

http://www.yuki1.com/kennkou/ti-12.html ↑ ちょっと難しいですが、ご参考までに。 >水分を多く摂取すればある程度帳消しに出来るのでしょうか? ↑ 人間の体は、そう簡単に行かないようですね・・・。

strychnine
質問者

お礼

ありがとうございます。やはりうまい話は無いようですね。

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