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必要条件、、十分条件、必要十分条件について

pip_pipの回答

  • pip_pip
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回答No.12

A、Bは集合とし、AはBに含まれている状態とします。すなわちA⊆B。これが必要とか十分という言葉の前提です。このとき教科書等では“AはBの十分条件”というと書いてます。この言葉の意味はですね、あるxという元がBに入っていることを知りたい時に、もしxがAの中に入っていることを言えれば、それで“十分”でしょ。だってAはBに含まれているんだから。これを言葉を換えて言えば“xがBの元であるためにはxがAの元であれば十分である”といえます。さらに言葉を換えると“xがAの元であることはxがBの元であるための十分な条件である”といえます。これをさらに短縮すると“AはBの十分条件である”言えるわけです。 つぎに必要条件ですが教科書等ではA⊆BのときBはAの必要条件というと書いてます。これはですね、あるxという元がAに入っていることを言いたいときに、少なくともBに入っていることは“必要”ですよね。だってAはBに含まれているんだから、BにはいっていなければAにもはいってない。つまり“xがBの元であることがxがAの元であるために必要な条件”なわけです。すなわち“BはAの必要条件”というわけです。 少し例を出しましょう。A={x|xは6の倍数}、B={x|xは3の倍数}としますと“xが6の倍数ならxは3の倍数”ですからA⊆Bが成立します。そこでxが3の倍数であることを言うにはxが6の倍数であると言えれば十分である。したがってAはBであるための十分な条件と言える。またxが6の倍数であるためにはxは3の倍数であることが必要である。したがってxが6の倍数であることはxが3の倍数であることが必要な条件である。すなわちBはAであるための必要条件です。 必要、十分という言葉はこういう事情で使われたのでしょう。 一般にA⊆Bのとき“AならばB”と言うことに注意してください。これは“x∈Aならばx∈B”すなわちA⊆Bと言う意味に解釈できます。もしこれに続き“x∈Bならばx∈A”も同時に成り立てばB⊆Aも成り立ちA=Bが言えます。このことは一般の集合A,Bにも言えることです。 実践的な例を出します。一次方程式3x+2=5・・・(1)を解きます。 まず2を移行して3x=3・・・(2)。両辺を3で割ってx=1・・・(3) これを必要条件十分条件を考慮して分析しましょう。まず(1)を満たす解の集合をAとします。(2)を満たす解の集合をBとします。(3)を満たす解の集合をCとします。そこで(2)の式は(1)から導き出されましたから(1)の解は、すべて(2)を満たすことがわかります。すなわちA⊆Bです。同じく(3)は(2)の式から導かれましたから(2)を満たす解はすべて(3)を満たします。したがってA⊆B⊆Cが成り立ちます。すなわち上の回答は厳密に言うとCの元は1一個ですから“(1)に解があるならばそれは1である”ということが証明されただけなのです。(1)に解が存在するかどうかについては何も言ってないのです。ところがですね(笑、うまいことに(3)から(2)導かれます。(3倍してね!)また(2)から(1)をみちびきだせるのもあたりまえでしょ(笑。ということはC⊆B⊆Aも成り立つんです。すなわちA=B=Cつまり3つの解集合は等しかったんです。だから(3)が答えなんです。【一般にAならばBが成り立っているときAはBに含まれています。】【BはAより広がっていることに注意してください。】 もうひとつ。x+y=3・・・(1)x-y=1・・・(2) 両辺を足して2x=4・・・(3)x=2・・・(4)(4)を(1)代入して2+y=3・・・(5) y=1・・・(6) ここでx=2を(2)代入してもy=1が得られますがどうしてでしょう。(1) と(2)を同時に満たす解の集合を“(1)かつ(2)”と書き、“ならば”を⇒で代用しA⇒BかつB⇒AをA⇔B(A=Bを意味する)で代用します。すると先ほどの解法を分析すると(1)かつ(2)⇔(1)かつ(3)⇔(1)かつ(4)⇔(4)かつ(5)⇔(4)かつ(6)。(4)かつ(6)から順にたどって(1)かつ(2)に戻れることを確認してください。この分析で(1)かつ(3)のところを(2)かつ(3)としても(4)かつ(6)にたどり着きますし元の(1)かつ(2)にも戻れます。だからx=1をどちらに代入しても良いのです。 必要条件十分条件は数学の道しるべです。これを十分に使いこなせないと自信を持って問題が解けません。つまり必要条件十分条件を理解することは数学ができるための必要条件といえます(笑

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