より難しいのは?日本語?中国語?
「日本語と中国語、どっちが難しい?」
と聞かれることがあるのですが、いつもはっきり答えられません。
学生時代に古文と漢文をやった限りでは、古文のほうが私には難しかったです。もちろん扱う題材や設問の仕方などが違うので簡単に比較できないとは思いますが...。漢文のほうがすっきりしていました。
一方英語と独語と仏語を比べると...。
文法は英語が簡単で、独語が難しいです。(仏語はその中間)
独語では、いつも主格、属格、与格、対格も考え変化させなければならないのが大変です。ただ逆に、読んでいるときは名詞は大文字だし文法がきっちりしているので分かりやすいという面があります。
日本語は独語の逆パターンでしょうか。文法がうやむや(?)で、例外(?)天国の日本語では、日本語の文法事項について突っ込まれた質問をされてもはっきり100パーセントそうだよとはなかなか答えられないことに気がつきました。母国語でありながら文法の規則をあまり述べられないのです。例文はたくさん言えますが...(笑)
発音は、仏語はパターンを覚えた後は、辞書で確認する必要は殆どなくなりました。ただ、「同じ発音でもつづりが違うじゃない!」というように発音されない綴りがたくさんありますが...。すぐに慣れました。
動詞の活用は英語より複雑です。
R の発音は英語よりずっと難しいです。
独語も大体規則的ですが、アクセントの位置はおろそかにできません。一番悲惨なのは、名詞の性が仏語(男性名詞、女性名詞のみ)を上回り3つもあることです。その3種類に応じて変化する細かい文法の規則が大量にあるので疲れてしまいます。
また単語の前につくいわゆる前つづりは語彙のニュアンスを深めるというより、私には混乱のもとです。なんか日本語の熟語のようです。(笑)
独語のRの発音は、仏語版R(仏語の後に独語を勉強し始めたので...)がしみついてしまっていて、それから脱却するのに苦労しました。
英語は単語が不規則で一つ一つ覚えていかなければなりませんが、結果的には私の場合それはあまり問題にはなりませんでした。
3言語すべて同時に学習を始めたわけではないし、期間、方法にも違いがありますが、私にとっては独語>仏語>英語の順に難しいです。
発音は日本語より、中国語のほうがずっと難しそうですよね。
また漢字自体は数が多いですが、複数の読み方、送り仮名とかないからどうでしょう。(本当に複数の読み方はないのでしょうか。)
母国語と他の外国語の難易度を比べるのは、客観性に欠けるとかでちょっと無理があるかもしれませんが、日本語と中国語ではどちらが難しいでしょうか。
よろしくお願いします。