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過労死について
先日、前に勤めていた会社の社員が過労死したと聞きました。 その会社は、ソフトウエア開発の会社で、社員も全国の支店・営業所合わせて100名近くいます。 亡くなった方は、直接自分とは面識なく、名前も知らなかったのですが、30代半ばの独身男性です。 自分がこの会社を辞めたのも、勤務時間数(残業はほぼサービス残業)が一番大きな要因でした。 自分がこの会社を辞める時も、こういう実態を労働基準局に相談したりもしましたが、いままで何も改善されていないと聞かされていたので、今回の事態にはかなりショックを受けています。 このように会社の社員が過労死と認められた場合、その会社が受ける社会的制裁というものはあるのでしょうか? また、社員の方々には、社会的にどのような影響があると考えられるのでしょうか?
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元人事労務です。 自分がそれまで置かれていた環境を思い返してみると他人事とは思えない事柄なのだと思います。 確かに過労死等でその勤務実態が明らかになれば、その勤務実態を争点としてこれまでの労働基準監督署への監督の有無等についても遡って調査がなされると思いますが、ご家族の本気度に残念ながらなってしまうというのが実際かと思います。監督署にこれまで会社の勤務実態の改善を求めて他社であろうと通告していたのにも関わらず、過労死等が発生すれば「監督署も逃げ腰になる」ことが多いからです。(自らの責任は負いたくない)よって、ご家族が労災認定を含めてその過労死に至った経緯等について、弁護士等の専門家の協力を得て闘っていくことだと思います。時間は掛かりますが、他の社員も同様になってしまう危険性も充分に考えられますから、半ばで死に至った経緯と責任について会社に思い知らせて、他の社員の環境改善につなげることが残されたものの使命と考えても良いかも知れません。 サービス残業による未払い分給与であったり、36協定違反(過労死に至る程の残業であれば、多分超えているでしょう)安衛法違反であったりまた、労災認定による保障など沢山の闘う根拠と論拠があります。監督署が駄目なら労働局、相談で駄目なら告訴・告発等、大抵の人は泣き寝入りか金を掴まされ黙ってしまいますが、本気になればいくらでも方法はあります。また、それが残された社員達の実収入も含めた環境改善に繋がるとも思います。 会社にとっては規模もありますが、サービス残業の件については過去遡り(多分2年分を争点)やこれからについての分の財務的打撃を与えると思いますが、それ以上に社会的信用での取引上の打撃の方が大きいと思います。 職場環境の改善やコンプライアンス遵守は当然ですが、実際の売上が下がり経営状況を悪化させてしまうという会社も私自身経験してきました。(結局廃業) 社員についてはその売上等での影響は後々考えられますが、こと今回の労災については「明らかにする」ことによって労働環境の改善等を少なからずとも望めるかも知れません。 一番やってはいけないのが、マスコミ等へのリークによって、会社そのものを外的要因から叩くことです。そうなった場合、会社が最終的にはなくなります。(経験済)
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- naocyan226
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>会社が受ける社会的制裁というものはあるのでしょうか 何を以って社会的制裁というのか、難しいところではありますが…。 まず、民事上の問題があります。 会社は従業員の健康や安全について配慮しなければいけません。安全配慮義務と言います。長時間労働に因る、いわゆる過労死が会社の安全配慮義務違反とハッキリすれば、訴訟により故人の家族等は損害賠償その他慰謝料等を請求できます。 また、行政上の罰則もあります。労働基準法違反です。従業員に残業をさせるには法律により一定の手続きが決められています。この手続きを踏んでいないと違反で罰を受けます。その中に、残業をさせえる上限の時間を決めますが、それを超えれば罰を受けます。上限の制限時間については、法には明記さていませんので、法の上では何時間でもOKですが、厚労省のガイドラインがあり、監督署が指導します。 最も問題となるのは、サービス残業ですね。これは明らかに労基法違反ですから、相応の罰を受けます。 >こういう実態を労働基準局に相談したりもしましたが 監督署は労基法の違反しか監督できませんから、長時間労働だけでは何も改善命令は出せません。長時間労働だけでは法違反ではないからです。上記の手続きをしていないとか、ガイドラインを超えている事実を、相談ではなく訴えなければ動けません。 結局、社会的制裁は、このような会社の実態がマスコミ等で世間に周知させられ、会社の信用が失墜し、例えば優秀な人材が逃げたり入社しない事になるでしょう。。これが一番の制裁と言えるでしょうね。 >社員の方々には、社会的にどのような影響があると 皆から同情されるでしょうし、そんな会社になぜいるの?と場合によればバカにされる事もあるでしょう。また、気の利いた社員で辞める者もいるでしょうね。 >今回の事態にはかなりショックを受けています 亡くなった方と家族お方はお気の毒ですね。労災保険の適用も考えられますから、残された方は専門家と相談するとか、検討されたらいかがでしょう。
お礼
自分はこの会社には何の未練もなく辞めましたが、被害にあわれた方、ご家族の方々にとっては相当無念だったと思われます。 監督署に相談した時も、「あれ?それだけ?」みたいな対応でした。 やはり労働者が本気で行動を起こさないと駄目ですね。 ありがとうござました。
お礼
今回のことは支社で起こったことですが、自分がいた本社の社員にはほとんど知らされず、上の役員たちがもみ消そうとしているようです。 自分の会社の社員の存在を無かったことにしようとするなんて、考えただけでも最悪で気分が悪いです。 まだ在籍している社員には悪いですが、こんな役員たちのいる会社なんてなくなってほしいです。 ありがとうございました。