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ミョウバン (硫酸アルミニウムカリウム)は酸性?
硫酸アルミニウムカリウムAlK(SO4)2 通称カリウムミョウバンは水に溶かすと弱酸性になっているのはなぜですか、電離したときどのように水素イオンを放出しているのでしょうか? SO4=Al-SO4-K
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●AlK(SO4)2=2AlK(SO4)2=K2SO4・Al2(SO4)3 K2SO4・Al2(SO4)3の複塩と考えて,この加水分解反応を考える K2SO4→2KOH + H2SO4 ;強塩基+強酸で液性は中性 Al2(SO4)3→2Al(OH)3 + H2SO4 ;『中程度の塩基』+強酸で液性は弱酸 確かに両性物質なので、アルミン酸の生成を考える場合も有るが、強酸である硫酸が相手のときは、不適切。(相手がアルカリなら良いが。) ● 中程度の塩基と判断したのは、イオン化傾向から・・・ K>Ca>Na>Mg>Al>Zn>・・・・ 水酸化アルミニウムは水に難溶性で、両性水酸化物であるために、塩基としての強さについてはあまり記述が見られないが、酸性条件下ではかなり水に良く溶ける。( Al(OH)3→Al^(3+)+3OH^(-) として働くことを意味する。) 次の二つの理由から、Al2(SO4)3は弱酸性と考えてよいだろう。 1)Mg(OH)2は中程度の塩基として分類される。(フェノールフタレインで薄く赤に呈色する。)Mg(OH)2に比べればかなり弱いだろうがAl(OH)3もこれに近いと考えられる。 2)ZnSO4、FeSO4等の塩類を考えても液性が『強酸性』のものは無い。 ※特に2)との比較が有効だと思う。
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- ichiro-hot
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●訂正;加水分解でH2Oを書いてませんでしたし、H2SO4の係数にミスが有りました。訂正お願いします。 >>K2SO4 + 2H20 → 2KOH + H2SO4 >>Al2(SO4)3 + 6H2O → 2Al(OH)3 + 3H2SO4
確かにMSDSには弱酸性と書いてありますね。↓ http://www.takasugi-seiyaku.co.jp/prdt/img/pdf/MSDS_031.pdf Al^3+ + 3OH^- → Al(OH)3 でアルミン酸が出来、それが解離していると考えるしかないかなー。
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丁寧にありがとうございます。 良くわかりました。