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ヘッジファンドはなぜ問題にならないの?

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  • tiuhti
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回答No.3

感覚的に言えば、 「ヘッジファンドの手にかかれば、国の1つや2つ潰すのは簡単」というのは7割方ウソだ、と思っています。(半々というのと、本質的な違いは勿論ありませんが、感覚の話ですのでご容赦ください。) 私は、ポンド危機の時は、全く相場に無関係な仕事をしていたので、よくわかりませんが、アジア通貨危機のひきがねとなった、タイ・バーツの暴落の際は、仕事の関係上、結構首を突っ込んで相場を見る羽目になりました。その時の記憶をたどると、ヘッジファンドなどの投機筋が目立ってくるだいぶ前から、「ファンダメンタルズから見てあぶないんじゃないか」という意見がでていました。投機筋と金融当局の殴り合いが本格化したのは、かなり終わりの方です。たしか、IMFか世銀かどちらかがレポートを出していて(ごめんなさい、元ネタなくしてしまいました)、タイ・バーツを下落させていた影の(=真の)原動力は、金利の低いドルで資金を借りていたタイの地元企業のバーツ売り・ドル買いの動きである、といった見解だったと思います。 これは複数の人に聞いた話ですが、ヘッジファンドというのは、上がろうが下がろうが、儲かればどっちでもやるけど、何せ儲けを狙っているので何時かは反対売買をしなければならないので、腕力で相場を動かしに行く時も、極力実需筋の「味方」がある時にのみ、そうするのだそうです。自分たちだけでやるのはリスクがありますから。 タイ・バーツの場合は、地元企業が『味方』だった、という事です。 ですから、ファンダメンタルズの問題など、何か『支援材料』がないと、ヘッジファンドは無理に相場をつぶしには行かない、少なくともわざわざ中央銀行の為替介入と戦う気は無い、って事になります。 それから考えると、例え、日本であっても、ヘッジファンドの味方がいるような状況、例えば日本人の個人が円への信頼を無くしてドル買いへ動き出した、というような事があれば、見た目だけからは、「ヘッジファンドが円をつぶす」ような事はありうるかもしれません。反対に、味方が期待できないような状況では、ヘッジファンドも無理矢理仕掛けるような事はしない、って事になります。 「大幅な為替調整を必要とするファンダメンタルズ上の問題」を解決できるなら、ヘッジファンドがあろうが無かろうが大丈夫だし、ファンダメンタルズ上深刻な問題を抱えているなら、(例えば)ヘッジファンドが、個人を『味方』にして仕掛けてきて、それが円の暴落につながる可能性は否定できないと思います。 いずれにせよ、ごく限られた経験から言わせて頂ければ「国(為替?)をつぶすのは、ヘッジファンドではなく、ヘッジファンドが仕掛けられるような事態を招いた政府・中央銀行側」という方が、よりしっくり来るように思います。

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