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仕組預金を中途解約する時の損害率の解釈

通常より高い金利をつける代わりに期間や通貨変更等のリスクがある仕組預金に興味があり、新生銀行の「パワード定期プラス」という商品をみていたのですが、 http://www.shinseibank.com/powerflex/pdf/document/dcdplus/kaiyaku_dcdplus.pdf 上記解説文における、 >(1)中途解約時における通貨オプションの価値 という文言の意味が、恥かしながらよく理解できません。 「通貨オプションの価値」という文言そのものの意味と、 もし可能であればこの商品の場合、一般にどのような為替変動があると 顧客にとって損害が大きくなるのか、初心者の質問で恐縮ですが ご存知の方いましたら教えていただければと思います。

みんなの回答

  • ryuken_dec
  • ベストアンサー率27% (853/3139)
回答No.2

【オプションの考え方】 将来的な為替レートの予想は、合理的には各国の金利差で近似できます。例えばNZドル(3.5%)と円(0.1%)は政策金利差が3.4%ですので、1年で3.4%円高になるというのが合理的な為替の先行き予想です。 今日1NZドル=50円だったとして、Aさんは1年後に1NZドル=50円で円に換える権利が欲しければ、3.4%分(1NZドルあたり1.7円)を相手に払わなくてはいけません。 ○Aさんは1年後に1NZドルを50円で買ってもらうことができます。 ○Bさんは、1年後にAさんに1NZドルを50円で買えと言われれば買う義務があります。 そして、パワード定期プラスという商品は定期預金と言って顧客に売っていますが、なんてことはありません。顧客はただ「NZドルを○円で売る権利(オプション)の売り手」になっているだけです。金利に当たるのはそのオプションの売却代金です。それを手数料を中抜きして仲介しているのが新生銀行。 例)「NZドルを60円で売る権利」 つまり、逆にこのオプションを買った相手は「市場で1NZドル=50円だから、市場で50円で買ってオプションを行使して60円で売れば大儲けだ!!」と思っているのです。 そんなウハウハな時に突然「やっぱり、そのオプション無効ね」と言われれば怒りますよね?オプションで儲けられたはずの利益分の違約金を要求してくるのが当然です。 これが「通貨オプションの価値」であり、違約金の根拠になっています。 そこに、本来ならオプションとの差額で新生銀行が顧客から分捕れていたはずの金額を加えたものが、違約金としてパワード定期プラスの顧客に請求されます。 >一般にどのような為替変動があると顧客にとって損害が大きくなるのか 円高です。

asahibank
質問者

お礼

遅くなりましたが、非常に丁寧な回答、ありがとうございました。 商品の紹介にこれくらいわかりやすく説明してくれると助かります。

  • masuling21
  • ベストアンサー率34% (2491/7233)
回答No.1

下の方まで読むと11%~15%とか出ています。円高になると解約手数料が増えるとも書いてあります。これでも以前より、商品説明書は改善され、%の例が出てくるようになりました。本当のことを書くと、銀行がいかに儲けているか預金者に儲けを分配していないかわかってしまうのだそうです。 オプションがわからなくて恥ずかしいことはありません。むしろ、理解できる人のほうが少数だと思います。自分も説明は読むもののよくわかりません。分かる人は1時間で理解できると言いますが、それは才能がある人でしょう。 オプションとは、あるもの(この場合は通貨)をある値段(この場合は為替レート)である日に売ったり買ったりする権利を取引することだと思っています。 この手の預金は、表面上他より高い利率なのですが、条件次第で外貨で戻ってきたりする金融商品です。 私見を言えば、顧客を食い物にして銀行が儲けようとするものです。どうしてもやりたいなら、満期まで決して解約しないお金で始めましょう。この銀行は、顧客を食い物にしていても儲からなくて赤字だという不思議な銀行です。

asahibank
質問者

お礼

為替変動と顧客負担の関係は普通に一読すれば書いてありましたね。 失礼致しました。また、丁寧な回答ありがとうございました。参考になりました。

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