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最小二乗法について

文献中に(1)式が示されており、 q=a・(2・Δp/ξ・ρ)^1/η・・・(1) 「最小ニ乗法によりqの1次と2次の(2)式に回帰しておく。」 ξ・ρ/2・(q/a)^η=d1・(q/a)+d2・(q/a)^2・・・(2) と書かれているのですが、なぜ(2)式になるのか、教えて下さい。 また、最小ニ乗法についても、あわせて教えていただけると。。。 どうかよろしくお願いいたします。

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  • stomachman
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回答No.1

(2)式の左辺は、(1)式をΔpについて解いたもの Δp=ξ・ρ/2・(q/a)^η であることはお分かりでしょう。ここで著者はΔpを(q/a)の関数として扱おうとしているんですが、(q/aの動く範囲が小さいので)多項式近似してしまおうと仰ってる。なんで近似したいかは分かりませんが。 ηは多分常に正の値を取るのでしょう。だとすればq=0のときΔp=0です。だから二次式 d0+d1・(q/a)+d2・(q/a)^2 においてd0=0は最初から分かっています。それで d1・(q/a)+d2・(q/a)^2 +ε という近似式を考えた訳です。ここにεは近似に伴う誤差です。 次に最小二乗法を使ってd1, d2(これらはqによらない定数)を決めます。具体的に色々なqについてΔpの計算値(あるいは実測値)が分かっているんですね。そのデータを (q[1],Δp[1]), (q[2],Δp[2]), …, (q[N],Δp[N]) とします。そして Δp[k] = d1・(q[k]/a)+d2・(q[k]/a)^2 + ε[k] と書きます。ここで E=Σ(ε[k])^2  (ただしΣはk=1,2,....,Nに関する総和) を考え、Eが最小になるようなd1, d2を求める。これが最小二乗法です。 具体的には連立方程式 ∂E/∂d1 = 0 ∂E/∂d2 = 0 を解きます。これは簡単。 ∂E/∂d1 = Σ∂((ε[k])^2 )/∂d1 = Σ2ε[k](∂ε[k]/∂d1 )^2 であり、 ε[k]=Δp[k]-(d1・(q[k]/a)+d2・(q[k]/a)^2) ですから ∂ε[k]/∂d1 =-(q[k]/a) 従って ∂E/∂d1 = -2Σ(q[k]/a)(Δp[k]-(d1・(q[k]/a)+d2・(q[k]/a)^2)) =-2Σ(Δp[k]q[k]/a-(d1・((q[k]/a)^2)+d2・(q[k]/a)^3)) =-2Σ(Δp[k]q[k]/a) + 2d1Σ((q[k]/a)^2) + 2d2Σ(q[k]/a)^3)) です。 A=2Σ((q[k]/a)^2) B=Σ(q[k]/a)^3)) C=-2Σ(Δp[k]q[k]/a) とおいてみれば ∂E/∂d1 = Ad1+Bd2+C という一次式に過ぎません。 同様にして ∂E/∂d2 = -2Σ((q[k]/a)^2))(Δp[k]-(d1・(q[k]/a)+d2・(q[k]/a)^2)) も一次式になり、だから ∂E/∂d1 = 0 ∂E/∂d2 = 0 は2元連立一次方程式です。これを解いてd1, d2が得られます。

gusun
質問者

お礼

お礼の投稿を補足にしており、ご挨拶が遅くなりましたが、 ご丁寧な回答ありがとうございました。 stomachman様の回答で多少理解できたと思います。 また、何かありましたら、よろしくお願いいたします。

gusun
質問者

補足

stomachman様 お礼のご挨拶が遅くなってしまいましたが、 ご丁寧な回答ありがとうございました。 この回答を参考にして最小ニ乗法については、 理解できたのではないかと思います。。。 stomachman様は、この手の問題のプロですね。 本当にうらやましい限りです。 私はもともと文系なのに、このような問題と付き合うことになり、 悪戦苦闘しております。 stomachman様に、私の先生になってほしいぐらいです。 この内容の続きもあるので、その際にはご回答、 よろしくお願いいたします。

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