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ビデオ(黄:映像)端子とS端子の役割について
- ビデオ(黄:映像)端子とS端子の役割について疑問があります。最近のビデオ端子は赤白:音声、黄:映像の3本の他にS端子も備わっていますが、どちらの接続方法が優れているのか知りたいです。
- 入力側と出力側の両方に黄:映像端子とS端子がある場合、どちらを使って接続すれば良いのか分かりません。また、黄:映像端子とS端子の両方を使って接続しても問題はないのでしょうか?
- 黄:映像端子だけで映像が出る場合とS端子を使っても映像が出ない場合があります。この場合、なぜS端子入力が存在するのか疑問です。どうしてS端子が必要なのでしょうか?
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こんにちは。 まず、テレビではS端子で映像が出たのに、DVDレコーダーではS端子の映像が出ない理由について説明します。 DVDレコーダーの設定を行う必要があるようです。取り扱い説明書がソニーのホームページからダウンロードできたので見てみたら書いてありました。自動で認識するプレーヤーが多いのにいまどき珍しいですね。 やり方は、メニューを出して、カバンのマークの中の「映像設定」を選び、「映像入力1」に繋いでいる場合、この入力端子を「S映像」に切り替えてください。(取り扱い説明書の37ページに記載がありました) ここまでで、黄色い端子でもS端子でも、テレビでもDVDレコーダーでも映像が出ることは分かっていただけたと思います。 次に、黄色い端子とS端子の違いについて説明します。 簡単に言うとS端子の方が画質が良い伝送経路です。 光の3原色というのはご存知かと思います。R/G/Bというやつです。 が、テレビで使われている映像信号は、一般に、R/G/Bという情報ではなく輝度(Y)と色(C)で情報を取り扱います。 (人間の目が敏感な輝度を重視し、色情報はある程度荒くしてなるべく情報量少なく伝達する必要が昔はあったため、と聞いたことがあります。っていうか最初は白黒テレビ、つまり輝度だけしか無く、そこに日本やアメリカでは色情報をNTSCという規格で重畳して運用した、というのが正確な言い方なのでしょうか・・・?) で、黄色い線はこのYとCが混ざった状態で伝送し、情報を受け取った機器でYとCを分離してから、表示までの処理を行います。 一方のS端子は、YとCを別々に伝送できるケーブルです。なので、一旦混ざったYとCを分離する必要が無く、分離の際の情報のロスがでないので綺麗になります。(元信号がYC混ざったコンポジット信号だとあまり差はわからないかもしれません) つまり、S端子を持っていらっしゃるなら、黄色いケーブルは外してよくて、S端子だけ接続で問題ありません。 更に発展系になると、コンポーネント端子(D端子)になります。これはYとCb,Crという風に、色を更に2つに分けて送る方法で格段に画質が良くなります。 以上はすべてアナログ信号の伝送ですが、これがデジタル信号になると一般にHDMIケーブルを使用することになります。デジタルの世界だとコンポジット(YC混ざってる)という概念は無くなり、すべてY,Cb,Cr(R/G/B)のような情報での伝達になります。 ちょっと脱線しましたが、S端子と黄色端子の違い、伝わりましたでしょうか・・・。
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- mackid
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すでに#1さんが詳しい回答をお付けなので余談になりますが、今でも安いAVセレクターやAVアンプなどでは、Sから来た信号はSにだけしか出せない、黄色から来た信号は黄色にだけしか出せない、という仕様のものがありますので、そういうものをお使いになる時は注意が必要でしょう。
お礼
ケーブル変換はやりませんので、黄色は黄色、SはSへ接続 してます。
お礼
親切な御回答を戴き、大変嬉しいです。 『DVDレコーダーの設定』という事であれば、カバンのマークの中の「映像設定」を私は見落とし ていたという事になります。 もう一度確認します。 >自動で認識するプレーヤーが多いのにいまどき珍しいですね。 テレビは同じSONYですが自動認識する様です。 DVDレコーダーは立ち上がり時間がかかって、HDD付きでメニュー設定 でハード設定を変更する所はPC的で、素人には分かりにくいです。 >輝度(Y)と色(C)の分離 ここがポイントなのですね。 どうもありがとうございました。