- 締切済み
医療保険(がん保険だけ)の加入について
31歳の公務員です。(妻 専業主婦、子供 1人) 子供が生まれ、保険の見直しを検討しております。 私の職場は共済と互助会の医療費の給付があり、1か月の自己負担額の上限が2,000円です。 福利厚生が充実していると思いますので、短期入院は貯蓄で賄い、長期入院には保険で備えたいと考えておます。 そこで、私・妻共々独身時代に入っていた(勧められるまま)医療保険を解約し、がん保険のみに加入したいと思っております。 現在、いろいろな会社の保険を比較していますが、何点が疑問があります。 ・入院給付金、診断給付金、手術給付金、先進医療給付金等々項目がありますが、どこを充実させたらよいのでしょうか? ・多くの会社は日額入院を10,000円に設定している会社が多いですが、がんの場合入院費用は多くかかるものなのでしょうか? ・がんの場合、他の病気に比べ先進医療による治療を受けられる方が多いのでしょうか。 ・そもそもがん保険のみでよいのでしょうか? ご教示ください。よろしくお願いします。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
みんなの回答
- rokutaro36
- ベストアンサー率55% (5458/9820)
まず、公務員の福祉は充実していますが、その充実が今後も永続するという保障はどこにもありません。 むしろ、縮小すると考えるのが普通だと思います。 さて、ご質問にお答えします。 (1)入院給付金、診断給付金、手術給付金、先進医療給付金等々項目がありますが、どこを充実させたらよいのでしょうか? (A)最も使いやすいのは、診断給付金です。金額も大きく、診断されたときに支払われるので、その後の治療に使えます。しかし、保険料から考えれば、もっとも高い。 先進医療給付金は、使用できる確率が低いので、保険料も安いです。保険の種類によっても異なりますが、月額100円ぐらいです。 診断給付金を充実させて、他の特約を付けないか、または、フルカバーにして、効率の良い保険料とするのか、それは、それぞれの方の考え方でもあります。 ちなみに、今後、間違いなく増加するのは、通院です。 (2)多くの会社は日額入院を10,000円に設定している会社が多いですが、がんの場合入院費用は多くかかるものなのでしょうか? (A)入院給付金は入院だけに使える……訳ではなく、何に使っても良いのです。 入院費というよりも、治療全体で捉えることが重要です。 単に入院費だけを考えるならば、高額療養費制度もあるので、現状では、それほど高額になるわけでもありません。 でも、現実には、入院費だけで済む訳ではないのです。 日本の医療は、健康保険で必要な治療を保障していますが、一方では、お金を掛けようと思えば、どれだけでも掛けられるシステムなのです。 差額ベッドはその一つです。 また、海外で承認されながら、日本では承認されていない抗がん剤を使おうと思えば、使えるのですが、それには高額の負担が伴います。 承認されている抗がん剤でも一回5万円とか、10万円とかする薬があります。まして、未承認となれば、製薬会社の言いなりです。 しかし、すべてのがん治療が高額になる訳ではありません。 早期発見できれば、それこそ、普通の良性腫瘍と同じぐらいの費用で十分です。 天と地ほどの差がある、ということを知っておいてください。 (3)がんの場合、他の病気に比べ先進医療による治療を受けられる方が多いのでしょうか。 (A)先進医療の中では、がんに関するものが多いです。また、先進医療は、治療だけではなく、検査も含まれています。しかし、先進医療を利用する人が多いかと言えば、少数派です。最も高額な重粒子線治療(約300万円)は、施設が限られていることもあって、年間3000人が限界です。 しかし、医療費抑制の政府方針からすれば、今後も先進医療の範囲は増えると思います。 (4)そもそもがん保険のみでよいのでしょうか? (A)がん保険のみで良いと断言できる人はいないでしょう。 でも、保険にたくさん契約すれば、それこそ保険貧乏になってしまいます。 問題は、どのようにバランスを取るのか、ということです。 死亡保障について言えば、高額な死亡保障が必要なのは、現役世代で、老後になれば次第に死亡保障の必要性が薄れます。 しかし、医療保障は逆で、高齢になればなるほどニーズが高まります。 若いときは回復力もあるので1週間の入院で良かったものが、高齢になると1ヶ月になったりします。 肺炎の入院は、30~34歳だと平均9.5日なのに、65歳以上では、46.2日です。 (厚生労働省患者調査、平成17年) 公務員の福利厚生が充実しているといっても、退職後も同等の充実を得られるわけではありません。 今から30年以上も先のことを想像するのは、なかなか難しいと思いますが、終身の医療保険のニーズが高いのは、今だけでなく、老後を考えてのことだとお考えください。 ご参考になれば、幸いです。
お礼
ご回答いただきありがとうございます。 がん保険については、給付金の総トータルで考えたいと思います。 ただ、がんという特定の病気のみに高額な保険料を払い続けてもと思いますので、もう一度、比較してなるべく安い保険を検討してみたいと思います。 また、退職後の福利厚生がどのようになっているか、考えたこともありませんでしたが、確認してみたいと思います。