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広義積分の定義に関する問題です。

大学で出された練習問題なのですが、わからずに困っています。 (1)広義積分の定義に従って∫1/x dx = ∞ であることを示せ。  (積分範囲は1から∞) (2) ∫1/x dx = ∞ であることを用いて Σ1/n = ∞ を示せ。  (Σの添え字は∞,n=1) (3) Σ1/n = ∞ であることを用いて ∫1/x dx = ∞ を示せ。 (1)はlimをとればよいのだろうと検討はつくのですが、(2),(3)はどのように解けば良いのか手がかりすらわかりません。 ご教授よろしくお願いします。

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  • ベストアンサー
回答No.2

(1) lim[t→∞]∫[1~t]1/x dx = lim[t→∞]logt → ∞ (2)、(3)は進んだ高校では学びます。要するに階段関数で表して近似すればいいのです。 (2) ∫[1~∞]1/x dx < Σ[1~∞]1/n となるように積分を階段関数の和で表します。 階段関数を[n≦x<n+1]区間で 1/n となるように選べば、 ∫[n~n+1]1/x dx < ∫[n~n+1] 1/n dx = 1/n n=1~∞の和を取れば Σ[n=1~∞]∫[n~n+1]1/x dx = ∫[1~∞]1/x dx → ∞ < Σ1/n なので、題意が示せました。 (3) 今度は逆に、 Σ[1~∞]1/n < ∫[1~∞]1/x dx となるように、積分区間[n≦x<n+1]で 1/(n+1) に選びます。 ∫[n~n+1] 1/(n+1) dx = 1/(n+1) < ∫[n~n+1] 1/x dx ここで、 Σ[1~∞] 1/(n+1) = -1 + Σ[1~∞] 1/n → ∞ < ∫[1~∞]1/x dx なので、題意が示せました。

nyamakura
質問者

お礼

早速の回答ありがとうございます。 階段関数というのはどういったものを指すのでしょうか。 耳馴染みしない言葉だったので困っております。 また、それに伴って >階段関数を[n≦x<n+1]区間で 1/n となるように選べば、 ∫[n~n+1]1/x dx < ∫[n~n+1] 1/n dx = 1/n の下りがいまいち理解できません。 補足説明など頂ければありがたいです。

その他の回答 (2)

回答No.3

>階段関数を[n≦x<n+1]区間で 1/n となるように選べば、 >∫[n~n+1]1/x dx < ∫[n~n+1] 1/n dx = 1/n >の下りがいまいち理解できません。 階段関数というのは、棒グラフの縦線を消したように見えるものです。つまり、xの特定の値でyの値がジャンプします。その点で不連続なわけですね。またジャンプする点以外ではy=一定となります。 [n≦x<n+1]区間で 1/n となるように選ぶ、 というのは、 n=1 ; x=1~2 で y=1 n=2 ; x=2~3 で y=1/2 .... n=n ; x=n~n+1 で y=1/n という階段関数y(x)を考えて、関数 f(x)=1/x と比較すると、 区間 x = n~n+1 で、階段関数値=一定=1/n、関数f(x)=1/n~1/(n+1) なので、必ず f(x)≦1/n になります。これは図を書くと良くわかりますね。 従って、図を見れば明らかなのですが、数式に表せば、x = n~n+1 で積分しても、f(x)の積分(面積) < 階段関数の積分(面積)= (1/n)×1 ですから、 ∫[n~n+1]1/x dx < ∫[n~n+1] 1/n dx = 1/n∫[n~n+1]dx = 1/n となるわけです。 これをn=1から足していけば、 Σ∫[n~n+1]1/x dx = ∫[1~]1/x < Σ1/n となるのは明らかです。 まず、図を描いてみてください。階段関数を1/n+1に選んだときはf(x)=1/xより必ず下側になるので、同様な比較で答えが出ます。

nyamakura
質問者

お礼

丁寧な解説をありがとうございます。 図に描いてみると確かにわかりやすかったです。 本日テストだったのですが、おかげ様で乗り切ることができました。

  • rabbit_cat
  • ベストアンサー率40% (829/2062)
回答No.1

(2)についてだけ。(3)は同様に考えればできるでしょう。 広義積分の定義から ∫1/x dx = ∞ というのは、 つまり、lim [t→∞] ∫[1→t] 1/x dx = ∞ ということです。 limの定義に立ち戻れば、lim [t→∞] ∫[1→t] 1/x dx = ∞てことは、変数のtを実数から自然数nに制限した場合も lim [n→∞] ∫[1→n] 1/x dx = ∞ となります。 で、∫[1→n] 1/x dx と、1/n の大小をリーマン積分の定義に戻って考えれば、 Σ1/n = ∞ が言えるでしょう。

nyamakura
質問者

お礼

早速の回答ありがとうございます。 参考にして解いてみようと思います。

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