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本当はみんな「今のままの政治で良い」と思ってるんじゃねぇの?
今(というよりずいぶん前から)政治腐敗が叫ばれています。 TVのニュース番組、討論番組、新聞社説、週刊誌の政治批判などは毎日のように識者、コメンテーター、論説委員などが 「二世議員、世襲議員が増え、選挙地盤の有力者・金持ちだけを優遇する政策ばかりを優先するのが問題だ。」 「政治家が官僚の支配化に置かれてしまい、言いなりになっている。」 「官僚の天下りによる官民双方の無駄な人件費が問題だ。その天下りシステムを是として入省してくる新卒採用公務員もいる。」 などなど、”今のままではイカン、イカン、イカン!”の大合唱です。 ところが与党の世襲議員は増え続け、閣僚も半数が二世三世ばかり。いまや世襲議員以外は議員にあらずといったおもむき。 官僚の天下りは一向に減らず、公務員改革法案も官僚の手によって骨抜きにされ、それに対して与党は策をなさず。 国民の間の経済格差はどんどん広がり、病気になっても病院にいけず、仕事をクビになって路頭に迷う人も出る始末。 そこでこう思いました。 「選挙が民意の総意」であるならば、今、ある社会の姿が、国民の望んだ姿なのだろうと。 コメンテーターや新聞社説がいくら声高に 「もっと弱者を大切に! 互いに支えあうのが成熟した社会だ! 経済的強者だけが暮らしやすい社会はおかしい!」 と叫んだところで、実際はそれらの意見はマイノリティ(少数派)の意見であり、国民はみな 「金持ち優遇自民党万歳! 世襲議員の道楽お坊ちゃま議員万歳! 小選挙区制で少数意見は切り捨て万歳! 天下りで官僚たちだけがぶくぶく太っても万歳! そんな官僚たちが弱者いじめの法律を作ってそれをノーチェックで通す無能国会万々歳!」 と、本気で考えているのではなかろうか・・・・・。 国民の大多数が高等学校以上の学歴があり、そのほとんどが被支配者層(つまり会社にこき使われるサラリーマンですね)に属しているなら、 「本当に今のままの社会や政治で良いのか? 悪いのか? もし社会を変えたいなら、自分が持っている”権力”とは何か?」 を考えれば答えはすぐにわかるはずなのに、何度選挙をやってもそのたびに 「ジユーミンシュトー」 と書いて投票箱に入れてくる(あるいは一票の権力すら行使しようとしない)ということでは、国民は 「今の政治制度や社会制度はおかしい!」 と考えていることがおかしいということになります。 そのうちに江戸時代の士農工商制度に逆戻りするのではないか、と。 そして身分制度社会が復活した時、日本国民はみな 「ああ、これが日本のあるべき姿だったのだ。明治維新以来の社会は間違っていたんだ。 ”上見て暮らすな、下見て暮らせ。” ”民衆は生かさず殺さず” が、わが国の永遠のスローガンなのだなあ、よかったよかった。」 となるのでしょうか? きっと鎖国政策も復活するのでしょう。 これが日本人の総意ってことでいいですよね。
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20代後半の男ですが、このご質問は興味のある提言だと思いました。 最近、不思議に思うことがあります。 なぜこれだけ政治家や官僚に舐められてバカにされているのに 日本人は怒らないのだろう? いや腹の中では怒っているのかもしれないけれど、 なぜそれを形にして表現しないのだろう?と。 (一部の市民団体などは除いて) 私はある先輩と飲みに行った時によくこのテの話をよくします。 その先輩いわく、「日本人は与えられることに慣れ過ぎている」と。 そもそも明治維新・大戦後の民主主義、すべて諸外国の介入から始まっています。 お上を批判する割には、お上に甘えきっているのが日本人の悪しき国民性です。 「ほっておけば、誰かがなんとかしてくれる」 この意識が日本人の意識の底の底に眠っているのでしょう。 選挙にその姿勢が如実に現われていますよね。 「オレが一票入れたところで政治や世の中が変わるわけもない」 これは民主主義の否定に他なりません。 まあ実際はそれほど高尚な思想でもなく、 自分の利益にならないことは何もしたくないという 浅ましい意識の表れなのでしょう。 私は数年前までは、選挙率が低迷している風潮を 嘆かわしいと思っていましたが、最近は考え方が変わってきました。 マスコミによるネガティブ一色のアジ(煽動)に踊らされ、 日本の将来より自分の利益になることしか考えない人間が選挙に行っても 世の中がいい方向に向かうとはとても思えなくなりました。 (いわゆる「愚民政治」「衆愚政治」という状態です) さて今後日本が向かう方向ですが、おそらく今のままだと思います。 与党が自民党だろうが民主党だろうが、結局は官僚主導政治です。 しかし私は官僚主導政治が悪いとは思いません。 一部のだらしない官僚が問題視されますが、それは世界中どこも一緒。 むしろ資本主義がこれ以上過熱化することがないように 今後は「大きな政府」を一つの目安にして欲しいと思っています。
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- pokoaruki
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No.10です。大事なことを書き忘れて送信してしまいました。 改善へ向かう一つの手立てとして、脊髄反射的にバッシングしないよう気をつけるということも必要だと思います。 No.3様がおっしゃっているマスコミのからくりが、そのとおりだと思います。 多くの方が「マスコミはあまり信用できない」と考えているようなのに、 政治家や官僚が悪の権化であるような報道を、丸ごと信じているような方が少なからずいる様子であるのも気になります。 私も決して全面的に信用しているわけではありませんが、 過剰なバッシングで正常に機能している部分までズタズタにしてしまっては、元も子もありません。 出された政策が、本当に悪影響だけをもたらすのか? その政策を実行しなかったらもっと悪い状況にならないのか? どのような修正をすれば想定される問題を解決でき、良い制度として活用されるのか? まったく別の政策をとるなら、どういう案で財源はどうするのか? ということを、国民が直接的にどうにかすることが出来なくても、考えることが必要です。 先日、NHKスペシャルで「医療再建」というテーマで放送があったのですが、 医療についてだけでなく、制度や社会のありようを変えることの難しさを感じさせる内容でした。 厚生労働省医政局で、何年か前に「開業しようとする医師には事前にへき地勤務の義務を課する」という案を出したことがあるそうです。 しかし「強権的である」などの理由で意見が割れ、実現しなかったと言うことです。 医師を地方で配分することを可能にするためには、国または医局など、どこかの組織へ強い権限を持たせることも必要になってきます。 しかし、「医療再建」参加の医師の中からは、医局が再び強大な権限を持つことへの懸念を示す方もあり、それはそれで尤もだと思います。 医政局は、小児科や産科、地方勤務などの医師へ優遇措置を組み合わせる手法を現実的だと考えているようです。 (おそらく内部ではさまざまな意見があるのでしょうが。) それともうひとつ、これも「医療再建」で取り上げられた内容ですが、 奈良県で妊婦が受け入れを拒否され死亡した事件を期に、 どの地域に何人の医師が必要なのかという綿密な調査をし、中核となる病院を構築するプロジェクトを立てたようです。 しかし医師達に「県で中核となる病院を作ったら、その病院に来てもらえるか」と問うたところ、 「医師を集めることが必要」というところまでは同意していた医師達が、 今実際に診ている患者との関係や、自分の現在のポジションが崩れることなどへの不安から、一転して逆の反応へ変わったということです。 前段はケーススタディとして同意していたことのようです。 番組自体が6時間に渡った討論を2時間に編集したものであり、 また私というフィルターを通しているのでうまくお伝えできたか分かりませんが、 制度や社会を変えることの難しさが感じられましたでしょうか? 必ずしもエゴとは言い切れず、それぞれに尤もだと感じられる部分があると思うのですよ。 再投稿のほうが長くなって失礼しました。
お礼
ご回答ありがとうございました。 >しかし医師達に「県で中核となる病院を作ったら、その病院に来てもらえるか」と問うたところ、 「医師を集めることが必要」というところまでは同意していた医師達が、 今実際に診ている患者との関係や、自分の現在のポジションが崩れることなどへの不安から、一転して逆の反応へ変わったということです。 前段はケーススタディとして同意していたことのようです。 「世の中のためになることには大賛成。しかし自分に負担があることは大反対」 という典型例ですな。 ま、どこかの首相の言葉によれば、 「医師は非常識人間が多い」 ということですから決してこれらの医師の言動がまともな言動とは言い切れませんけど。まさか一国の首相が公の場でうそ発言などするわけありませんしね!!! ジユーミンシュトーのみなさん、そうですよね!!! NHKの放送、再放送があれば見てみます。
- pokoaruki
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私もすごく面白いご質問だと思いました! また他の回答者様のご意見も大変興味深く拝見しました。 > 「選挙が民意の総意」であるならば、今、ある社会の姿が、国民の望んだ姿なのだろうと。 ある意味において「そうだ」と言えるかもしれません。 問題がある、何とかしなければと誰しもが考えているのに変わらない。 それは、「じゃあ改善のためにはどうしたらいいか」を具体的に考え始めたとき、 すべての人間、すべての組織が、自分のところへもたらされる変化や負担を忌避するからです。 すべての人間、すべての組織とは、 政治家(さらに各政党、同じ政党でも各派閥)、行政(さらに国・都道府県・市区町村、中央と地方)、企業・団体(さらに大企業・中小・零細、各業種)、富裕層・中間層・貧困層、正規職員と非正規職員、幹部と一般社員、高齢者と現役世代、健常者と障害者、などなど。 本来、政治においてそれらを調整した筋道を立て実行すべきですが、 政権交代への不安から右往左往している状況です。 この状況にはマスコミや国民など右往左往させている側にも責任があります。
お礼
ご回答ありがとうございました。 >それは、「じゃあ改善のためにはどうしたらいいか」を具体的に考え始めたとき、 >すべての人間、すべての組織が、自分のところへもたらされる変化や負担を忌避するからです 要するに、他人の不正を糺した結果、自分の不正が暴かれたり、自分の既得権が奪われるのであれば、現状維持で悪党がのさばっていてもそれでいいや、って事ですかね。 そんなことじゃイカンと思うんですけどね。ま、この日本ではマイノリティの意見なのでしょうな。
- DiabloXXX
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>これが日本人の総意ってことでいいですよね。 その通りです。まぁ現状は興味がない人が大半でしょうが。 大体テレビに出てるコメンテーターや新聞社説を鵜呑みにする人たちばかりになってしまえば この国は崩壊してたんじゃない?大げさだけど。 自民党も腐ってるけど、他の党はもっと臭い匂いがプンプンしてますんで。 どうせ腐敗してるなら少しマシな方に入れようと思ってた人も多いでしょう。 まぁでも大半の人が自民党も同じぐらい腐ったと思い始めてるでしょうから 次の選挙あたりではもう勝てないんじゃないでしょうか。
お礼
ご回答ありがとうございます。 与党も野党も腐敗しているなら一体誰に投票すればいいのでしょうか? こういう意見を言うと、 「それほどご立派な意見をお持ちなら自分で立候補されたら?」 といわれそうです。 確かに参政権の中には被選挙権もありはしますが、実際問題、政党支援を受けなければ当選は不可能です。それ以前に一般人の財力では供託金を納めることすらできません。 結局日本人は金持ち議員に良いようにもてあそばれる「家畜国民」でしかないのでしょうね。
- t78abyrf9c
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変えなきゃいけないと思ってるのに違いは無いと思うのですが、日本の場合、真の意味で変えなければならない部分は、現状の政治システムで変える事が困難です。 いい加減、「欧米流」のやり方で日本が変えられると思わないようにした方が、理に適ってると思うのですが。 http://pcsoft.okwave.jp/qa4419172.html http://pcsoft.okwave.jp/qa4350289.html?ans_count_asc=2
お礼
お礼コメント遅くなり申し訳ありません。 ご回答ありがとうございました。 提示いただいたHPの中に、日本人は「世間」に支配されている、というくだりがありました。なかなか的を射ている言い回しだな、と思いました。世間様の目を気にするあまり無記名投票の公職選挙でも「世間様」が支持する候補者名を書いてしまうということもありえますね。 加えて小選挙区制によってますますマイノリティの意見が反映されにくくなってきていることもひとつの要因かと思います。
補足
ご回答ありがとうございます。 ご提示のHP,よく読んでからお礼コメント差し上げますので今しばらくお時間をください。 よろしくお願いします。
- ryuken_dec
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肯定しているのではなく、あきらめているが正確なところかと思います。 No2の方の回答の中で、投票率の話もありましたが、長期で投票の年齢構成を見ていくと面白いことが分かります。 それは一貫して団塊の世代の声が大きいということです。この世代が若い時は若者の投票率は高かった。それは彼らが学生紛争があったように政治参加意欲が高かったということもあるでしょうが、彼らの声が政治に届きやすかったからです。彼らの世代の声が投票結果に大いに反映されました。 その後は少子高齢化となりました。その結果、彼ら団塊の世代前後は票数が多く、彼らの意見が選挙結果に大いに反映されます。一方、少子高齢化の影響で彼らの下の世代の声は政治に届きにくくなります。 選挙に限らず政策そのものが票を持っている団塊世代以上向けの政策ばかりになります。年金、後期高齢者医療等々。少子化問題がどんなに叫ばれても政策などは児童手当をちょっと増やす程度です。 (加えて、上の世代はバブルも体験しているというのに、若者世代はバブルがはじけた後ばかりで美味しい思いもしていない。これだけ上の世代が優遇されて、将来の借金を押し付けられておいてどうして世代間闘争にならないかが不思議なくらいです。) そうすると、今の若者世代は、子どもの頃から政治が自分達の世代にとって何かをしてくれるという期待を持てなくなります。仮に行動を起こした人がいても圧倒的多数の上の世代の声によって圧殺されてしまいます。その結果、若者世代は政治での成功体験がなく、「どうせ俺みたいな一個人が何かを言っても何も変わらない」と諦めてしまっています。このようなセリフはよく聞きます。 これは学習性無力感が近いかもしれません。参考URLの症状の2番などが近いでしょう。 『実際のところ、すこしばかりの努力をすれば、その状況から抜け出すのに成功する可能性があったとしても、努力すれば成功するかもしれないという事すら考えられなくなる。』 上は、若者世代が上の世代に虐げられているという被害者的側面でしたが、それに加えて・・・ 最近の若者の「待ちの姿勢」がさらに拍車をかけていますね。学校教育などでも先生が教えてくれることを当然と思って、自ら学ぼうという意思がない。自分から教務課などに調べに行かずに「誰も教えてくれなかった」とクレームをつけるような学生が増えています。 政治に関しても、自らが変えるのではなく、誰かが変えてくれること、または自分の声が届くように環境をお膳立てしてくれることを期待しています。失敗が怖いんです。無駄に終わるのが嫌なのです。絶対に成功するというお墨付きをもらえない限りは行動を起こせないのが最近の若者です。
お礼
ご回答ありがとうございました。 団塊の世代もサラリーマン定年の世代と重なる年代いうことで、若い頃は角材&ヘルメット&投石&スクラムでワッショイワッショイやっていても、会社組織・社会全体に組み込まれて染まっていくうちに、「長い物に巻かれろ」という意識に変わっているかも知れませんね。また会社の中では相当な地位に上り詰めた人も多いでしょう。終身雇用制の賃金体系のおいしい部分(第一線は若手に任せて、自分は窓際で読書しているだけで若手の数倍の給料がもらえる&退職金もガッチリ&あとは年金シッカリ)を充分享受していることでしょう。そういう人たちは政権与党に投票する人も多いでしょうね。 さらに言えば年代および社内地位が上がるに連れ、すでに支配者層側に転属、もしくは被支配者層に属していても支配者層に極近いところに位置しているならば、これもまた政権与党の支持層になるでしょうね。 角材ワッショイの頃の志のままで毎回選挙で野党に投票する高年齢層というのはやはり少ないのでしょう。 だからこそ、学校を出たばかりの若い世代には 「この世の中って、なんかおかしいんじゃねぇの?」 という気持ちで世の中を見つめて欲しいと思っているのですけれど、ま、これもマイノリティの意見なのでしょうな。 リンク先の研究内容、非常に興味深く拝見いたしました。 ありがとうございました。
- modify
- ベストアンサー率10% (66/634)
選挙に行かない人が自民党を温存しているのです。選挙に行かない人が余りにも多いので、自民党を支持する悪党達の組織票で、いつまでも自民党が与党になっているのです。自民党の言う国とは、天皇を頂点とする公務員階級ピラミッドそのもので、国民は税金を払うだけの獣との事。数年前、山崎拓が再選と時に、落選したら人間辞める!と発言した。
お礼
ご回答ありがとうございました。 面白い見解ですねえ。 でも「獣」とは言い過ぎでも、おとなしい「羊」か、「家畜」程度には思っていそうですね。 麻生首相なんて金持ち目線の発言が目立ちますものね。 多分そのうち「貧乏人は麦を食え」以上の名言を残して総理の座を去る(転げ落ちる?)事でしょう。
- edoduki
- ベストアンサー率15% (68/445)
仕事やサービス残業などが忙しくて、動物としての本能としての性行動までも制約的になってる日本人ですから、帰宅後に政治や社会に頭を使う気にはならないでしょう。丁稚奉公からこぼれ落ちたら、自己責任論で奈落の底へというのが今の日本人のライフスタイルです。
お礼
ご回答ありがとうございました。 ああ、その言葉って経営者の心得として以前聞いたことありますね。 「従業員が暇になると余計なことを考える。(労組結成とか、社会変革とか) それをさせないためにはとことん忙しくさせて思考能力をゼロにする。 就業後に労組結成のための集会を行ったり、勉強会を開こうにも、くたくたに疲れた体ではそれもままならない。 よって従業員は経営者の思うがままになる」って。 経営者と呼ばれる人たちは、日本人がおとなしい民族でよかったですねえ。外国ではそうはいきませんよ。(これ以上は危険な発言になるので控えますが・・・) まあ、そうは言っても数年に一回、たった一票の権力を行使して、この日だけは経営者に面従腹背して被支配者層の味方となってくれる候補者に投票することもせず、棄権か何も考えずに「ジユーミンシュトー」と書いて投票箱に放り込んでくるんだから、本当に思考能力ゼロの奴隷にさせられてますな。
- cse_ri2
- ベストアンサー率25% (830/3286)
マスコミにも、問題ありますね。 あれが悪い、これが悪いとぎゃんぎゃん騒ぎながら、結局解決策は示さない。 しかし、政府の悪口はあれこれ述べますが、「民意を問え」とか「解散総選挙せよ」など、政府への注文は述べますが、マスコミは国民に大事なことは何も伝えていないのです。 言い方悪いですが、自分の頭で物事を考えず、マスコミの煽るがままに右往左往しているのが、大半の日本人の姿です。 「こういう問題が今はあって、それに対する解決案はAとBとCがある。そしてこの政党はどの案に賛成している」 と問題を細かく解説すれば、それを見ている国民も少しは自分の頭で考えるようになるでしょう。 さらに選挙の時に 「今まで私たちは、こういう放送をしてきました。さあ、あなたの一票で次の政府を選んでください」 とすれば、自分の頭で考えた人はもう少し選挙に行くようになるでしょう。 しかし、マスコミは結局視聴率だけが大事で、問題を煽るであけ煽って、結局はうっちゃって終わりです。 こういうマスコミのからくりに多くの日本人が気づいて、少しでも政治を自分の頭で考えるようになれば、少しは今の状況も変わるかもしれませんが。
お礼
ご回答ありがとうございました。 確かに一部にはマスコミの責任もありましょう。 TVニュースを伝える局アナ、局社員は30代で年収1000万円を超えるとの調査があります。フリーのキャスターならその数倍上回る額をもらっているでしょう。そんな連中が雇用不安や世界金融不安を論じても本気とは思えません。 つい先ほど、T●S系列の昼の番組で、元日●レの福●アナが 「どんどん派遣切りが進んでいます。ワークシェアリングなどを考えたほうがよいのではないでしょうか?」 といっていましたが、では彼に 「じゃ、あなたは週5回の出演を1回に減らして、残りの4日を仕事のないフリーアナに譲るつもりはありますか?」 と問うたならおそらく答えはNOでしょう。 >「こういう問題が今はあって、それに対する解決案はAとBとCがある。そしてこの政党はどの案に賛成している」 と問題を細かく解説すれば、それを見ている国民も少しは自分の頭で考えるようになるでしょう。 郵政民営を問うた解散総選挙の時は小泉がやり手でしたね。 回答者様の仰るとおり 「郵政民営化に賛成するのか、反対するのか、それを民意に問う」 とキャッチコピーを掲げたら、 「郵政民営化の賛成反対”だけ”を問う」選挙になってしまいました。 (しかも郵政民営化の真意も浸透せずに。あれの真意は郵政族議員を干し、橋本派を自民党内で無力化することが小泉の狙いでした。)
- phj
- ベストアンサー率52% (2344/4489)
一番の問題は、そのように思っている層が選挙に行かないことです。 投票率を見ても若年層になるほど投票率が下がります。20代だと35%程度しか行かないのに、60、70代になると70%以上が投票に行きます。このような傾向はずっと変わりません。 ですので、単純に10年たつと同じ選挙層(つまり70年生まれの層とか80年代の層とか)の投票率が10~20%上がるのだといえます。 年齢を重ねるうちに、政治の問題意識を持つということです。 しかし同時に、年齢を重ねるというのは今まで支持してきた政治体制を信頼し、変革を望まないという価値観も生じます。 ずっと同じ政党を信頼し変革を望まない(ついていけない)老齢者が70%程度投票し、変革を望む20代、30代がその半分程度しか選挙に行かないなら、当然「ジユーミンシュトー」がのさばることになります。 しかし、ここ20年程度の歴史を見てみると結構「ジユーミンシュトー」が危なくなっていることが分かります。 まず1993年、初めて自民党が下野し 細川護熙連立政権が誕生しました。それまで単独で過半数を割ることの無かった自民党が過半数を割ったのです。それ以来、自民党は自力で過半数を取ったことが無く、ようやく小泉首相の2005年郵政選挙で単独過半数を確保しました。 政治の進みは遅いです。しかし確実に変わっています。民意をあらわした選挙民が「これではダメだ」と思い、次の選挙で民意を表すには数年が必要です。 スピードを早めるには20代・30代、40代ぐらいの投票率が70%ぐらいに達することが肝要ですが、民意は変わり確実に反映されているとはいえるでしょう。 ただし、派遣問題とかリーマンショックなどのような急激な変化には、選挙で民意を表してから対応するのでは間に合わないこともあります。 この場合は、その時の政権に運と託すしかないのです。 で、失敗するような政権なら、次の民意で選ばなければ良いでしょう。世論調査でもそのような感じになってきていますよね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 今の給与所得者の賃金体系では、若い世代ほど損をしており、また若い世代ほど、”主権在民”を学んでから時間が経過していないのですから、若い世代ほど投票率が高くてもよいはずなのに・・・と思うのですが、実際そうならないということは、この意見はマイノリティなわけですね。 若い世代の癖にもう爺くさくなってしまうのでしょうか? >しかし、ここ20年程度の歴史を見てみると結構「ジユーミンシュトー」が危なくなっていることが分かります。 仰るとおり、「ジユーミンシュトー」の基盤は徐々に切り崩されていっているようです。その対策として、政権与党に「コーメートー」を取り入れるというなりふりかまわぬ策に打って出ました。自前の支援団体だけでは支える有権者が足りなくなってきた証拠ですね。
- umach
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なるほど!そういう考え方もありますね。 「政党政治は利益代表であって、世直し隊ではない。」 と考えていたので、大多数の人が今の政治で利益があるのだと勘違いしていました。 自分の見聞を広めようと再認識させられる意見です。 個人的には、それが総意とは認めたくないですが。 士農工商制度には戻らないと思いますよ。 現代には『真の侍』がいないと感じています。
お礼
ご回答ありがとうございます。 何度選挙をやっても、金持ち優遇の自由民主党が勝つ(選挙民が勝たせている)結果を見ると、この国の国民は、 「私たちは金持ちに支配されたい! 支配層にいじめられて一生を過ごしたいのだ!」 というのが本音としか思えません。 >士農工商制度には戻らないと思いますよ。 >現代には『真の侍』がいないと感じています。 民百姓のため、主君のために命を張るサムライのような高い志の人間は現代日本にはいませんが、士=政治家、高級官僚 の層と考えれば、この層は固定化が着々と進んでいます。二世議員、世襲議員の定着が進んでいる点は、「国民がそれを望んでいる」という分析には誰も異を唱えないでしょう。(だって結果がでているから) ありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございました。 コメント遅くなりすみません。 >「オレが一票入れたところで政治や世の中が変わるわけもない」 若い世代間ではこういう考えの方、多いですよね。 選挙に行かない事をさも 「当たり前で、今風の正しい考え方」 であるかの様に人前で発言し、選挙に行く人はまるで 「特定利益団体・特定思想団体の所属員であるか、さもなくば奇特な考えの持ち主である」 かのようにせせら笑う。 大学を出て、家庭を持っている人間がこのような考えで良いのか、と思っています。20歳を迎えたら無条件で投票権を与えてよいものか、と。 少し前から、「成人年齢の18歳引き下げを検討」とか「高校生に住民投票権を与えるべきか」などが議論になっていますが、家庭や子供を持っていながら選挙や議会制民主主義に対して大した考えもなく安易に棄権を選択するオトナが多いのであれば、そういった彼らの投票権は一部の未成年者に譲っても良いのではないかと思います。 20歳以上のオトナから選挙権を取り上げるのは無理かも知れませんが、20歳未満でも所得税を納めている勤労者には参政権(選挙権)は与えてもいいと思うのですけどね。 「奇特な意見」でしょうか? ありがとうございました。