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今までの社会保障関係費について
http://www.nli-research.co.jp/report/econo_letter/2005/we050909.html 上記リンクサイトにある一般会計歳出に占める社会保障費の割合のグラフについてなのですが、1990年と1998年、2000年に、前年度と比べて「社会保障関係費対歳出総額」(棒グラフ)が大きく落ち込んでいるのはなぜですか?教えてください。また、1999年に「社会保障関係費(実額)」(折れ線グラフ)が増えている理由を教えてください。 お願いします。
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まず、1999年に「社会保障関係費(実額)」(折れ線グラフ)が増えている理由を この前年に日長銀、日債銀が破綻するなど景気低迷から企業の資金繰りが悪化し賃金削減、正社員減少等による失業等に伴う給付金や、医療等に関わる保険料収入の減少を補うための繰入金が増えたためです。 2000年に大きく落ち込んでいるのは この棒グラフは歳出総額比ですが、歳出総額が増えると率が減ります。 景気対策のため地域振興券の交付や公共事業の発注、多くの地方銀行が破綻し金融機関への公的資金の注入等により歳出規模が大きくなったためです。 また、この年から介護保険制度が導入されそれまで全額税金で賄われていたものが、一部利用者の負担と保険料によって運営されるようになりサービスを受けられる人が減ったことも一因。 1998年が大きく落ち込んでいるのは 前年にバブル崩壊や金融危機によりにより三洋証券、北海道拓殖銀行、山一証券等が破綻し景気対策等のため1998年の歳出総額が増えたため。 1990年が大きく落ち込んでいるのは 三菱地所が米ロックフェラービルを買収、松下電器産業がMCAを買収するなどバブル真っ盛りの時で、景気も良く社会保障費が少なく済んだことと、 消費税開始や対イラク多国籍軍への協力のため10億ドル支出を決定するなど歳出総額がふえたためです。
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