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元暦の大地震で液状化現象が起きていたか。

私は高校生なのですが、先日古典の実力テストで方丈記が出ました。 元暦の大地震の文章で、本文中に「・・・土さけて水湧きあがり・・・」 という記述があるのですが、これは液状化現象が起きていたと 言えるのでしょうか? 私の意見としては、「水が湧き上がる」という記述だけでは液状化現象が 起きていたと断定できないような気がするのですが・・・。 ご教授願います。

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  • ベストアンサー
  • ichien
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回答No.1

こんにちは。  面白い問題が出題されましたね。多分先生はそういう面白さも考えてその部分を採用したのだと思います。私は「液状化現象が起きていたと断定できない」という本題には直接答えませんが、以下の内容を参考にして下さい。  近年考古学的な発掘が数多く行われると共に、その技術や方法が発達して、これまで見過ごされてきた物が注目されるようになっています。大地震に伴う液状化現象は、堆積地形の水を割合多く含む地質の場所や、地下水位の浅いところでは珍しくないもののようです。  この件に関しては、 ・地震考古学   寒川旭著    中公新書 1992/10刊 ・発掘を科学する 田中琢、佐原真 岩波新書 1994/10 といった本を参考にしてもらえればと思います。  実際に私も作業員として参加した東京の汐留遺跡(旧新橋駅の跡で、江戸時代は龍野藩、仙台藩、会津藩などの大名屋敷)では、敷地のかなりの部分を埋めたてて造成したところでしたから、かなりの数の噴出跡が確認されています。  おそらくは江戸末の安政江戸地震(1855年、M6.9)によるものだろうとのこと。それ以前では元禄時代にも大きな地震が有りましたが、造成の時期などを考えるとこの際の物が含まれる可能性は低いようです。  大正12年の関東地震の時には、海岸に近い私の家の近所でも実際に発生したと聞いています。  もちろんこれは、質問の主旨である、卜部(元々の姓)兼好法師の記述は実際に液状化現象であった、ことを証明するものでは全くありません。ところで、その地震は文保年間、1317年のものだったようですね。ほぼ京都を中心とした地域で地震が続き、M6.5~7.0規模の本震が発生したと理科年表に有ります。

Pigumi
質問者

お礼

なるほど。液状化現象は珍しいものではなく、断定はできなくとも元暦の大地震の時も起きていた可能性が高いということですね。 この3連休の間に本屋にも行って件の本を探してみようと思います。 詳しい説明をありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • ichien
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回答No.2

すみません。いつのまにか『徒然草』と思い違いをしていました。訂正します。『方丈記』は天災人災がその背景に有るわけですから、このような記述が有るのは当然でもあるのでしょう。

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