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契約の申込か申込の誘引かにつき、文言と実態(当事者の通常の意思)と、どちらが優先すべきか?

契約の申込と申込の誘引について、いろいろ考えさせる事例に出会いました。効果の違いはハッキリしているんです。契約の申込なら、相手の承諾で直ちに契約が成立しますが、申込の誘引なら、相手が申し込んで、こちらが承諾して初めて、契約の成立です。 しかしながら、どちらに当たるのか、微妙なケース、とりわけ文言上は申込の誘引と捉えられるが、実態としては申込だと捉えられるケースが多々あるようなのです。 例えば、楽天オークション。多くのショップが、商品ページで、契約の成立はショップが承諾の通知を発してからだと書いています。しかし、ショップは特段の事情がない限り、注文したら販売を拒否することはありません(受注数もデジタル管理することが可能なシステムになっています)し、注文した側としては、これで買ったというのが一般的な購入者の意思でしょう(楽天で注文したが売ってくれるかは不確定だ、とは通常考えません)。 このようなケースでは、文言と実態と、どちらを優先して解釈すべきなのでしょうか?楽天における出品が申込の誘引なら、私が「購入」しても、売るも売らぬもショップの自由、ということになりますが…。

noname#152740
noname#152740

みんなの回答

  • un_chan
  • ベストアンサー率60% (219/365)
回答No.2

 話の前提が間違っていると思われます。 >文言上は申込の誘引と捉えられる のであれば,それが誘因であることについて,全く「微妙」ではありません。まして, >契約の成立はショップが承諾の通知を発してからだと書いています というケースでは,購入する側もそれを承諾して申込をしているのですから,契約の成立時期について明確な合意があることになるため, >これで買ったというのが一般的な購入者の意思でしょう ということにはなり得ません。  たとえ,購入者の申し込みが契約の承諾だと解するとしても,契約成立時期については,合意されているとおり,ショップの承諾通知まで留保されています。 >楽天で注文したが売ってくれるかは不確定だ、とは通常考えません ということについては,経験的に注文すれば契約が成立して物を手に入れることができる蓋然性が高い,というに過ぎず,申込み時点で契約が成立したかどうかということとは別の問題です。  なお, >私が「購入」しても、売るも売らぬもショップの自由、ということになりますが… という点については,契約の締結に至っていないとしても,契約締結過程における信義則上,誠実に対応する義務はありますから,販売者が全く自由にできるわけではありません。  

  • d-y
  • ベストアンサー率46% (1528/3312)
回答No.1

「売る」という意思と「買う」という意思が合致した時に、契約成立です。 買い手が「買う」と言っても、売り手が「売る」と言っていなければ、契約は成立しません。 >しかし、ショップは特段の事情がない限り、注文したら販売を拒否することはありません 逆に言えば、特段の事情があれば販売を拒否することがあるわけです。 つまり、商品ページで注文を募集している時点では、ショップは、「売る」という意思を確定的に固めているわけではありません。 >注文した側としては、これで買ったというのが一般的な購入者の意思でしょう。 ここでの問題は、ショップの側に「売る意思」があるかどうかです。 注文者側の意思(というよりは、「一方的な期待・思い込み」と言うべきかもしれません)は、ここでは関係ありません。 >楽天における出品が申込の誘引なら、私が「購入」しても、売るも売らぬもショップの自由、ということになりますが…。 ショップが提示している取引条件はまさにそういうことなので、それで仕方がないと思います。 もっとも、合理的な理由がないのに取引を拒絶するようなショップは、市場競争を生き残ることができず、早晩つぶれてしまうでしょうね。

noname#152740
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございました。 楽天に出品している一般的な売り手は、普通「売る意思」が出品時にあるのではないでしょうか?「売るかどうかは、後で決める」なんていう売り手は、非常に例外的だと思うんですが…。

noname#152740
質問者

補足

楽天への出品が「売る」と言っていることになりませんか?普通の人はそう考えますよね??楽天への出品は、単なる広告と同じなんでしょうか??

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