- ベストアンサー
新築の暖房設備について
現在マイホームを新築するためにいろいろ勉強中なのですが、 暖房設備をどうするかで困っています。 住んでいるところは北海道なので冬場はとても寒いです。 建てる家は高断熱高気密でオール電化の家です。 ランニングコストだけを考えれば蓄熱暖房器で夜間の安い電力を使うのがいいと思っているのですが、いろいろデメリットなどもあるようで。 建設会社さんなどでは、やはりデメリットはあまり教えてくれず・・・ 今、迷っているのは (1)床下のパイプに温水を流して暖房+室内に補助暖房(蓄熱・エアコン) (2)床下のパイプと室内のパネルヒーターに温水を流して暖房 (3)室内の数箇所に蓄熱器を設置する です。 ランニングコスト・イニシャルコスト・使い勝手等デメリットを中心に 教えていただけませんか?
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
富良野に住んでいる者です。 蓄熱暖房に付いては経験がありませんので良く分りませんが、デメリットとして聞くのは、室温調節が難しいと言う事です。夜に翌日分の熱を蓄える訳ですが、それが多くなりやすいと。すると部屋が暖かくなりやすい。結果、無駄が多くなる。ドリーム8契約などでの夜間の電気代は安いので、コスト的にはそう多くは無いとは思いますが。 で、私がお勧めするのは、我が家でも採用している「地中熱ヒートポンプ暖房」です。 http://karumai.fc2web.com/news/tityuunetu2.htm http://www.arigaplanning.com/sys/mechanism.html イニシャルコストは掛かります。 家の暖房設備全て(パネルヒーターや床下暖房等含めて)で350万円前後掛かります。しかし、NEDOの補助金(一応抽選)を使えば、その分の1/3が補助されます。そうすると他の暖房設備と比べると、イニシャルコストの差は狭まります。 次にランニングコストですが、我が家の実績では、基本料金を含めて1シーズン4万程度で済んでいます。ちなみに、ほくでんとの電力契約は、電灯やコンセントなどの一般的な電力は我が家はドリーム8契約ですが、それとは別に暖房機専用にこちらのURLの一番下の「ホットタイム22ロング」で契約します。 http://www.hepco.co.jp/userate/price/unitprice/unitprice02.html#dream8 灯油暖房との比較モデルは、上記のURLでも紹介されていますが、我が家の場合は下記の私のブログ記事を参照してください。 http://nabe72.txt-nifty.com/blog/2008/02/post_e33f.html 実際の電気代データはこちらで定期的にUPしています。 http://nabe72.txt-nifty.com/blog/cat20461441/index.html 我が家の場合は、この「地中熱ヒートポンプ暖房」と共に、エコキュートを採用しました。 http://nabe72.txt-nifty.com/blog/2007/07/post_87b4.html その効果も有り、年間の電気代合計は、16万円弱になっています。 暖房のランニングコストは、家自体の断熱・気密性能が大きく影響しますので、暖房設備の前にそちらの検討もして頂くよう強く希望します。 ちなみに、我が家の暖房面積は39坪、Q値は1.4程度、C値は0.8です。もう少しここにこだわった方が良かったかなと今思っています。 あ、この地中熱暖房のデメリットは、まだ日本での実績が少なく、故障や修繕のデータが少ない事と、蓄熱暖房までは行かないかと思っては居ますが、室温の設定がしづらい事です。 http://nabe72.txt-nifty.com/blog/2006/09/post_b153.html
その他の回答 (4)
- nabeyan72
- ベストアンサー率47% (10/21)
床下暖房の補足です。 床下暖房は、床下を暖め、床を暖める事で部屋全体を暖める事になると思います。そうなると、寒い日はどうしても送水温度を上げる必要が有ると思います。我が家のパネルヒーターの場合は、-20℃などの日は、送水温度が55℃以上にもなります。それがどこまで下げられるのか分りませんが、45℃程度までは上げないといけないのだろうと思います。 まさか、床の温度が45℃にまではならないとは思いますが、ホットカーペットや暖房便座等と同じように、最初は暖かく快適に感じますが、特に床に長く座る場合は、低温火傷の心配も出て来ると思います。 出来れば、床下暖房を採用したお宅でその辺りも体験してから検討される事をお勧めします。 ちなみに私は、パネルヒーターをお勧めします。 特に旭川などの寒い所の場合、窓からの冷気が寒く感じます。我が家は樹脂サッシ+アルゴンガス入りペアガラスですが、それでも窓下にパネルヒータを設置していない窓からは冷気を感じる所があります(ベランダのガラス戸など)。 パネルヒーターの場合は、その窓からの冷気(コールドドラフト)が起こる所にパネルヒーターを設置する事で、冷気の流れを抑える事が出来ますので、結果的に床付近の温度が下がらず快適です。 コールドドラフトは、丁度、冷蔵庫を開けた時に足元に下りてくる冷たい空気と同じような感じです。こうなると、いくら床が暖かくても、隙間風のように寒く感じます。
お礼
アドバイスありがとうございます。 床暖は低温火傷ややっぱり暑くなるとゆうのが気になって いたのですが、床下なら大丈夫と勝手に思っておりました。 次に打ち合わせするときにビルダーさんに聞いてみようと思います。 今のところみなさんのアドバイスから パネルヒーターで話を進めております。
- nabeyan72
- ベストアンサー率47% (10/21)
No.1です。 旭川ですか、近いですね。(旭川~富良野間60km程) 寒さは富良野と同等かそれ以上かも知れないくらい厳しいですね。 しかし、地中熱に関しては、旭川でも実績がありますので大丈夫だと思いますよ。 下記のアリガプランニングさんが我が家の暖房設備を担当しましたが、実績はかなりありますので、相談されても良いと思います。補助金などの事も詳しく教えて下さるはずです。 http://www.arigaplanning.com/ 熱交換換気ですが、これも我が家で採用しています。 我が家の機種は下記 http://national.jp/kanki/kodatekicho/FY-75VB5A.html 以前、サーモグラフィーで家全体の温度を調べた時は、外気温-10℃で、室温20℃の時、室内の吸気口出口部分の温度は+8℃位でした。 これがどうなのか、詳しい事はわかりません... もし分る方いらっしゃればご教授頂きたい。(便乗ですいません) >温水パイプで暖めてから吸気するとのことで、一応対策... これは、居室に直接冷たい空気が入って来てヒヤッとするのは防げますが、結局暖房エネルギーを使っている訳ですし、居室の暖かい空気はそのままの温度で外に排出しているでしょうから、暖房コストとしては、居室にヒヤッとした空気が入って来る換気システムと変わらないと思います。 あと、暖房コストで言いますと、我が家のように全ての放熱機がパネルヒーターの場合よりも、床暖房併設の(床下に温水パイプ)方が、送水温度が低くても暖かく感じるようなので、結果的に暖房コストは安くなるようです。 ただ、床が暖かい事が良いのか悪いのか、好きか嫌いかで、それが許容できるのであれば、ランニングコストは若干(我が家より10%程度?)は安くなるようです。
お礼
何度もアドバイスありがとうございます。 我が家の希望としてダイニングテーブルを使わず 床に座る生活があるので、 床が暖かいのが条件なんです。 なので、暖かく感じる→暖房コスト削減はありがたいですね。 地中熱はイニシャルコストがかなり違ってくるので、 慎重に考えたいと思います。 予算がもっと多ければ間違いなくするんですけど・・・
- muhyopuni
- ベストアンサー率24% (8/33)
寒冷地に平屋を新築し、一冬を経験しました。 故障が少ないと言われる電気ボイラで床下と室内のパネルヒータをまかない、別に主に冷房目的で各部屋にエアコンを設置しています。 電気ボイラによるセントラルヒーティングは、部屋が暖まり始めるまでに数時間を要しますので、事実上つけっぱなしです。電気料金は灯油と同等で、決して大変安いというわけではありません(言い換えれば、灯油暖房と競合できる程度に電力会社が料金を設定している)。これまで使ってきた反射式灯油ストーブと比較するとパンチ力に欠け、皆さん寒冷地では今ひとつ物足りなさを感じるかもしれません。当地では年に数日しかありませんが、マイナス10度を下回る朝はセントラルヒーティングだけでは不十分で、補助暖房としてのエアコンも室外機の霜取り運転に時間が取られてしまい、寒さを我慢しなければなりません。 もしもまた家を建てるチャンスに恵まれたなら、他の回答者さんも勧めていらっしゃる地中熱ヒートポンプ暖房がいいかな、と考えています。だんだんと信頼性も高まってきているようですしね。 もう1点、高気密であればあるほど、また寒冷地であればあるほど、24時間換気システムの吸気口からの冷気侵入が目立ちます。寒い日に室温維持を妨げる大変大きな要因であると感じています。コストは上がりますが、熱交換式の換気システムにすれば良かったと思っています。
お礼
アドバイスありがとうございます。 熱交換式の換気システムはコストとメンテナンスを考え候補には入っていませんでした。 ただ、今検討中の工務店さんは暖房に使っている温水パイプで暖めてから吸気するとのことで、一応対策はとっているようでした。 やはり蓄暖じゃなくても補助暖房は必要になるんですね。
- ultra1long
- ベストアンサー率49% (341/688)
#1さんに全く同意見です。 補足しますと、 地中熱ヒートポンプのCOPは3.5程度とれるようですから、消費電力量は、電熱原理の熱源(蓄暖など)と比較して3.5分の1程度で済むことになります。 さらに、北海道電力の特権で、融雪電力であるホットタイム22ロングを使え、電気料金が格安になります。 このため、環境にも優しく、財布にも非常に優しいことになります。 暖房エネルギーは、家の断熱気密性能とどれだけ日射を有効に取り込めるかで大きく変わってきますが、Q値1W/m2K台くらいの断熱性能で平均的床面積ならば、1シーズンの電気代は10万円以上の差がつくのではないかと思います。 このため、イニシャルコストも短期間に回収できる可能性も高いのではないでしょうか。 参考ですが、北海道(地域不明)で、電気ボイラー(電熱器)による床下温水暖房の電気代を公開されている方がおられます。 過去のQ6AのANo.4を参考にしてみてください。 http://oshiete.homes.jp/qa4005831.html 是非、後悔のない熱源と暖房設備をお選びください。
お礼
アドバイスありがとうございます。 地中熱ヒートポンプ設置は高いようですが、 とてもいいものみたいですね。 自分にあった暖房設備を選べるように もっと調べないとと思いました。
お礼
とても詳しいアドバイスありがとうございます。 富良野の方とのこと、 私は旭川市在住なのでとても参考になりました。 今話を聞いているいくつかの工務店さんでは 地中熱ヒートポンプの話はまったく聞いたこともなく nabeyan72さんのアドバイスではじめて知りました。 今度工務店さんにも聞いてみようと思います。