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級位者が囲いを意識して戦うとき

「穴熊は3段になるまでやらなくていい」というのはどういう意味でしょうか? 居飛車側の玉の囲いとして、 舟囲い、左美濃、銀冠、穴熊と発展していくとして、 穴熊に囲ってからの戦い方が難しく、ある程度の棋力がないと指しこなせないということなのですか? 力が備わっていないうちは、舟囲いからの急戦をたくさん指して、 実力をつけてからでないといけないという意味ですか? よろしくお願いします。

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  • VincentV
  • ベストアンサー率33% (10/30)
回答No.5

 将棋の戦法を指しこなすには、それぞれの戦法ごとに別々の感覚が 要求されますが、穴熊の感覚は他の戦法と比べて特殊です。  穴熊の勝ちパターンは「堅い、攻めてる、切れない」の三要件を 満たしている場合と言われていて、基本的に穴熊側はこのパターンに 局面を誘導する事だけを心がけるようになります。  つまり、王手が掛かるまでに手数を要する穴熊の堅さを頼りに、 守りは手抜きで攻めだけに専念できる展開を狙い、 例えその攻めが細くても攻めがつながって切れさえしなければ 穴熊が勝てる場合が多い、というわけです。  穴熊は自玉に王手が掛からない状態で戦うことが出来るため、 例えば王手飛車や王手の十時飛車等を掛けられて大事な駒をス抜き される筋などの細かなことに神経を尖らせて警戒する必要もない 場合が多いです。  したがって、穴熊以外の玉形で戦っていれば自然と身につくはずの 応用範囲の広い様々な手筋の経験値が脱落したまま、 穴熊独特の勝ちパターンの感覚だけが研かれていく、 という事になりやすいと思います。  それでもいつもガッチリと穴熊に組んで勝ちパターンを狙えれば 困ることはないかもしれませんが、 序盤から乱戦にされて穴熊に組めなかったり、 終盤で穴熊が崩されて薄い玉形で仕切り直しを余儀なくされた場合 などは、いつも堅さを頼りに荒捌きを狙う穴熊の特殊な感覚に 特化され過ぎている事の弱点が露呈しやすいのではないでしょうか。  つまり、勝ちパターンにはまれば独特の強さを発揮できるが、 外された場合は段位のわりには経験値が低くてもろい、 という少し偏った強さになってしまう恐れもあるのではないかと。

infmgoo
質問者

お礼

「少し偏った強さ」 は非常に分かりやすい説明でした。 それでも強くなれるのはいいなと思いますが、 まずは基本を重視して勉強します。 ありがとうございました。 それにしても文章がうまい。

その他の回答 (4)

  • Ishiwara
  • ベストアンサー率24% (462/1914)
回答No.4

変化が多すぎて体系的な研究が進んでいない形を「力戦型」といいます。穴熊も力戦型です。上級を目指す人は、先人が開発した「体系」をよく学んで、定跡の心を理解することが必要です。 他の方の回答と同じことですが、目先の勝率が良いという理由で穴熊などを多用するのは、四段・五段~といったレベルを目指す人には、あまりお勧めできない、ということです。

infmgoo
質問者

お礼

高勝率だけを追いかける将棋を目指しているわけではないので、 まず基本を重視した勉強をします。 ありがとうございました。

  • gungnir7
  • ベストアンサー率43% (1124/2579)
回答No.3

>力が備わっていないうちは、舟囲いからの急戦をたくさん指して、 >実力をつけてからでないといけないという意味ですか? 概ねそのように受け取っていただいて間違いありません。 といっても誰しもにそのような指導をするわけではありません。 これを指導するのは強くなる意志があるもののみです。 三十路を過ぎて楽しみで将棋をやっている方にこのような指導をしてもあまり意味はありません。 逆に伸びしろが大きい子供には全面的にこのような指導はいたします。 穴熊は初段以前の方同士の戦いだと穴熊側の勝率が圧倒的に高くなります。 将棋を楽しみたいだけなら一向に使っていただいて構いません。 また、大会が近いなどの理由で一発勝負で使いたい場合もあります。 全ての状況がダメなのではなく、ケースバイケースで行動すればいいです。

infmgoo
質問者

お礼

学ぶ者の年齢とその対局の状況とで変わるということですね。 臨機応変に対応します。 ありがとうございました。

  • moritan2
  • ベストアンサー率25% (168/670)
回答No.2

将棋の指し方には「勝つための指し方」と「強くなるための指し方」があります。穴熊は「勝つための指し方」に属します。おそらく弱いうちは「強くなるための指し方」をすべきということなのだと思います。でも、弱くても大会なんかに出るのなら勝ちたいですよね。そういう場合は穴熊は悪くないと思います。

infmgoo
質問者

お礼

今の私は弱いです。 だから、今は負けてもいいので強くなりたいので、穴熊の勉強はもう少し後にします。 ありがとうございました。

  • hisya
  • ベストアンサー率22% (65/285)
回答No.1

穴熊は玉がZなので、終盤が分かりやすいです。 何枚駒を渡しても詰まないので、オール手抜きで攻めに専念することができます。 このように頓死がないので、終盤が単純化されるのです。 それで、穴熊ばかり指すと終盤力が弱くなります。 また、王手での技が掛けられないので将棋の妙味がなくなります。 だから、総合的な技術向上の妨げになるという意味で、級位者のうちはやらないほうがいいということでしょう。

infmgoo
質問者

お礼

「終盤が単純化」は納得です。 だからといって、終盤力が弱くなるとか、妙味がなくなるのはちょっと違うような気もしますが。 ありがとうございました。

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