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開放弦について
最近、ヴァイオリンを独学で始めました。 その時、開放弦の使用について以下のような約束があることを知りました。 1.上行の音階の時は開放弦を使う。 2.反対に下降の時は第1ポジションの4の指を使う。 3.第1ポジションで上行するとき、開放弦が鳴り始めるまで直前の3の指を弦から離してはいけない。 3だけはなんとなく分かりますが1と2はなぜでしょうか? P.S. モーツァルトの曲の中で最も多い調性であるニ長調の曲が弾けるよう、実践に即した音階と和音の練習をしています。 ニ長調・イ長調・ト長調・ニ短調・ロ短調・ホ短調・嬰へ短調の順番で目下練習中です。 ヴィブラートはかけません(笑)出来ませんし昔はなかったみたいですので...。
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そう言えば,そんなことを練習していた記憶があります。 なぜなのか,理由は何も考えずに,また,何の説明もなく, ただ,指示通りに練習していました。 合理的な運指で考えると, 上行の時は,123と指を運んでいくときに, 2で押さえているときに1の指も離しません。 3で押さえているときには1も2も離しません。 今,押さえている指の位置を基準として次の指を運びます。 初期的段階で指を開ける間隔を取る練習として, また,ポジションを取る練習として1の指の位置を決めるのに 必要な練習だと思います。 下降の時は,次の指を準備しておく必要があります。 4で押さえているときに3が準備できていれば良いわけで, 43と運ぶのはやり易いです。(指の動きの連続性) しかし,開放弦を使って03とすると3の準備が遅れます。 できないこともないですが,03よりは43の方がしやすいです。 1stポジションでの上行音階でも開放弦を使わない練習もあったような 記憶があります。もう少し先へ進むとあるのではないでしょうか。 そのあたりのテキストが残っていないので確認できませんが。 P.S. モーツァルトの曲 独奏者にはヴィブラートは認められていたと思いますが…?
お礼
丁寧な解説ありがとうございます。 >開放弦を使って03とすると3の準備が遅れます 合理的ですね、驚きました。 モーツァルトの時代の響きが一歩一歩近づいてくるような気がします。うれしいです。 早速、開放弦が重要な時代の音楽なのでミーントーン調弦での練習を再開します! 確かにヴィブラートはソリストの特権という説もありますね。歴史的な詳細な検討の必要がありそうです。