アルデヒド、ケトンのハロゲン化についての質問

質問

こんにちは、よろしくお願いします。

アルデヒド、ケトンのハロゲン化は酸性条件下、塩基性条件下どちらでも進行しますが、ハロホルム反応が塩基性条件下でしか進行しないのはなぜでしょうか？
講義では、α水素を3つもっている化合物でも、酸性条件下ではモノハロゲン化で進行が止まってしまうと習いましたが、理由が分かりません。

質問したいのですが、夏休みで教授が居ないのです。

回答No.1

noname#64889 · ベストアンサー

ハロゲン化の機構が異なるからです。
塩基性条件：エノレートを経由
酸性条件：エノールを経由
理由：
塩基性条件では、α位にハロゲン化が起きるとハロゲンの電子吸引性により付け根のHがより抜けやすくなりエノレートが出来続いてハロゲン化が起きる。
酸性条件下では、カルボニル基にプロトン化が起きると、カルボニル炭素はプラスを帯びる。一方、α位に入ったハロゲンの電子吸引性により付け根の炭素がプラスを帯びる。その結果、不安定になり二番目のハロゲンが入るためのエノール化が起きにくくなるからである。