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推量否定の まい について

質問があります。 未然形、終止形、連用形があるのはわかったのですが、 未然形はおいておいて、 終止形と連用形の2つで質問があります。 食べるの場合 食べる+まい=食べまい (終止形) 食べる+まい=食べるまい(連用形) になっています。 そして、 する+まい=するまい する+まい=すまい くる+まい=くるまい くる+まい=こまい となっています。 それぞれの意味の違いがしりたいのと、 例えば、どんなときに 「食べまい」や「食べるまい」を使うのでしょうか? 例や法則があったら教えて欲しいです。 困っています。 よろしくお願いします

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.3

こんにちは。 ● 例えば、どんなときに使うのでしょうか? 「まい」は打消しの推量「しないだろう」の他に、打消しの意志・決意「しないぞ」などの意味で使われます。 - 例 - ・旅行中は毎日好天に恵まれて欲しいが、そう都合よくは行くまい。(打消しの推量) ・二度と煙草を吸うまいと決意した。(打消しの意志) ・来(こ)ようと来(こ)まいと、それは彼女の勝手だ。 これは単に肯定と否定の対比に使われているだけで、「来ても来なくても」と意味的には変わりません。 なお、「まい」には他にもいくつか用法があります。詳細は下記辞書をご覧ください。 【まい】 - goo 辞書 http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%A4%DE%A4%A4&kind=jn&mode=0&base=1&row=4 ● 法則があったら教えて欲しいです。 文法上の決まりは次の通りです。 (1) 五段活用の動詞と助動詞「ます」、「たがる」の終止形に接続 (2) 五段活用以外の動詞と上記以外の動詞型助動詞の未然形に接続 動詞の活用形の捉え方でParismadam さんのご説明と違う部分がありますが、これが全国の学校でも教えている標準的な文法です。 ● それぞれの意味の違いがしりたい‥ (1)「食べまい」と「食べるまい」 「食べる」は下一段活用なので、文法上は「食べまい」が正規の言い方です。 (2)「するまい」と「すまい」 「する」はサ行変格活用ですから、未然形の「し」に付いて「しまい」と言うのが正規の言い方です。 (3)「くるまい」と「こまい」 「来る」はカ行変格活用ですから、未然形の「こ」に付いて「こまい」と言うのが正規の言い方です。 以上のように書きましたが、実際の会話や文章では活用形の種類に関係なく「食べるまい」、「するまい」、「来(く)るまい」などのように終止形を使うケースが多く見られます。 これらは厳密には文法違反ですが、特に不自然な響きはありませんので(むしろしっくり来る場合が多い)、私は慣用表現として認めてよいと思います。社会一般における使用状況次第では、将来文法が改訂される可能性もあるかもしれません。

その他の回答 (2)

  • jo-zen
  • ベストアンサー率42% (848/1995)
回答No.2

以下のURLを参考にしてみてください。   http://d.hatena.ne.jp/dlit/20080720/1216550252     ※サイト内リンクも参考にしてください      http://d.hatena.ne.jp/killhiguchi/20080708#20080708f1      http://dlit.huu.cc/papers/TWPL2006.Asymmetry_between_Daroo_and_Mai.pdf

  • Parismadam
  • ベストアンサー率65% (2756/4211)
回答No.1

はじめまして。 ご質問1: <未然形、終止形、連用形があるのはわかったのですが> 1.動詞の活用について使い分けがあるのはご存知でしょうか? 2.助動詞「まい」は (1)五段動詞の終止・連体形に接続 (2)その他の活用の動詞は連用形に接続 (3)カ変・サ変動詞は連用・終止形に接続 という活用によって接続の区別があります。 ご質問2: <食べまい (終止形)~食べるまい(連用形)> (終止形)と(連用形)は逆ですね? 1.「食べまい」は「食べる」の連用形「食べ」+「まい」になります。 2.「食べるまい」は「食べる」の終止形「食べる」+「まい」になります。 3.この2つで、「食べるまい」は誤法になります。理由は、上記(2)の規則に当てはまらないからです。 4.「食べる」は下一段動詞になりますから、「まい」は連用形接続になります。従って 「食べまい」 が正しい語法になるのです。 ご質問3: <するまい、すまい、くるまい、くまい> これらは文法上どれも正しい語法です。理由は質問1の(3)のルールに当てはまるからです。 なお、「すまい」「くまい」は「するまい」「くるまい」の単なる文語表現になるだけで、現在も使われているというだけです。 1.するまい、すまい: (1)「するまい」=サ変動詞「する」の終止形+まい (2)「すまい」=サ変動詞の文語表現「す」の終止形+まい 2.くるまい、くまい: (1)「くるまい」=カ変動詞「くる」の終止形+まい (2)「くまい」=カ変動詞の文語表現「く」の終止形+まい 3.なお、ご質問にある「こまい」は文法上誤法になります。理由は以下の通りです。 (1)「こ」はカ変動詞の文語表現「く」の未然形になります。 (2)「まい」はカ変動詞の未然形には接続しません。 (3)「こまい」が可能なら、「す」の未然形「せまい」(<すまい)も可能ということになります。 (4)「(彼は)こまい」も「(それを)せまい」も口語表現では通じそうですが、正しい文法では間違いになります。 ご質問4: <それぞれの意味の違いがしりたい> 意味は全く同じです。 1.助動詞「まい」は (1)否定的な推量「~ないだろう」 (2)否定的な意志「~ないつもりだ」 (3)話し手が当然でない、適当でないと判断する (4)禁止「~するな」これは文語的な表現です。 の用法があります。前後文脈や状況によって、意味を使い分けるといいでしょう。 2.一方、「まい」への接続が2種類ある動詞は、どちらの接続でも意味はまったく同じになります。 例: 「くるまい」=「くまい」 「するまい」=「すまい」 これらは、上記で述べたとおり、後者の方が「文語的」でやや古い表現となりますが、現在でも一般に使われています。 以上ご参考までに。

nekonekozoo
質問者

お礼

ご丁寧にお答えくださいまして、ありがとうございます。 終止と連用を間違えて逆に書いてました。 失礼しました。 法則がちゃんとあったのですね。 私の教科書には 食べる+まい=食べるまい もそのまま間違えではないと記載されていたので、どうしてなのかわからなかったことが事の始まりでした。 間違えだったことがわかり、法則も教えていただけたことにとても感謝です。

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