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仏像はなぜ親しみがもてないのか、またやわキャラとは何か

やわキャラと仏像と一緒に考えたいと思うのですが、なぜ一方はいかめしく親しみにくい(特に閻魔系明王系など)のに、やわキャラは親しみやすいのでしょうか?なぜ昔はやわキャラがなかったのでしょうか?なぜいまは本気でいかめしい仏像を製作しないのでしょうか?

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noname#78143
noname#78143
回答No.2

仏像などには表情がないんです。 喜怒哀楽恐の表情ではなくて色々な感情がないまぜになった表情 をもとに顔を制作します。 能面などを手にとって観察すると傾ける方向によって表情が 変化します。正対して観察するといろんな感情の表情が混ざって どんな感情なのか判別つきません。 それは非人間的な表情なので仏像などにはうってつけでしょう。 私どものような凡夫が想像できるような仏様だったらがっかり してしまうでしょうね。 また怒っている顔のものは魔よけです。鬼瓦って怒った顔ですけど あれは魔よけのために怒っています。シーサーや狛犬もそうですね。 ゆるキャラは愛されなくては存在の意味がないので穏やかで 明快な表情が多いのでしょう。理解し易い表情は人間的であったり 投影しやすいため親しみがわきますよね。 猫より犬のほうが表情が豊富なため投影したキャラクターとして 登場する回数が多い気がします。 ゆるキャラかどうか分かりませんが滑稽な工芸品がいまのゆるキャラ の役を担っていたんじゃないかな。 手元に資料がないので具体的な名称は上げられませんが そのようなものはあります。 なんにせよいまいかめしい仏像が少ないのは 1・魔よけにつかったりしない(信心が昔と違う) 2・需要がすくない。 この2点でしょうね。

garcon2000
質問者

お礼

仏はまさに人間的でないからこそ存在感があるということでした!そのとおりだと思います。現在はそんな超越的なものを身近に置こうという思想がまったくなくなってしまいました。ゆるきゃらの時代ですか。 結局は、その時代に要求されたものって言うやつなんですね。現代に魔よけは不要になってしまった。。。

その他の回答 (1)

  • fifaile
  • ベストアンサー率25% (622/2403)
回答No.1

>本気でいかめしい仏像を製作しないのでしょうか? 作ってる人はいますよ。 伝統工芸的なものなので、話題に上りにくいのは確かですが。 昔は 仏像=仏が宿るもの、またはそのもの であり、 宗教的象徴として崇高なものでしたから、 親しみを持つという考え方自体がなかったものと思います。 宗教において教祖を敬うことは多くあれど、 親しみを持つことはそんなにないですよね。 というか、親しみを持ってしまえばそれは宗教ではない気もしますが。 キャラクタ-という意味ではやわキャラの定義が違うのでなんともいえませんが、 たとえば掛け軸などは親しみを持って描かれていると思います。 ただどちらかといえば、やわキャラが親しみやすいのではなく、 親しみやすく作ったものをやわキャラと呼ぶのだとおもいますよ。

garcon2000
質問者

お礼

大変わかりやすく説明していただき、ありがごうございます。大変納得しました。掛け軸には結構やわらかいもの多いですかね。あの時代にとってやわらかいですね。穏やかな表情ですし。時代精神というのはかくも恐ろしいものです。

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