• ベストアンサー

ガンは「転移」するものなのでしょうか?

忌野清士郎さん、喉頭がんを克服したかと思ったら、こんどは腰骨に転移してた・・・と報道されました。 そこでフと思ったのですが、ノドにできるガンと、腰の骨にできるガンって、同じなのでしょうか? 「ガン」というくくり方では同じでしょうが、性質その他、まったく違うと思うのです。(シロートなので、間違った考えかもしれませんが。) なので、よく、「どこそこにできたガンが、こんどはここに転移した」って言い方聞いた時、すごく違和感を感じます。 どこかにできていたガン、例えば臓器に。 それが皮膚や骨、リンパ腺にできても「転移」なんて言っていいものでしょうか? ガンが、前と全然違う組織にできたたのならば、「転移」ではなく、「新たに そこにも発生した」のではないでしょうか? ある「ガン」に罹り、当該箇所を切除した後、別なところで見つかった「ガン」は、切除される寸前のガン細胞が移動してチカラを盛り返した・・・とは思えないんです。 単に、その人が、「ガン」に罹りやすい体質で、どこに発生してもおかしくない…というだけのコトでは? (同時多発なんてこともあると思います。) そういう意味で、「転移」なんていうことがあるのかな?と疑問に思いました。 「転移」と聞くと、切除をマヌガれた極一部の細胞が、別の場所へ移動し、勢力を盛り返した・・・感があります。   ほんとうにそうであれば、私は引っ込みます。

  • 医療
  • 回答数6
  • ありがとう数18

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • ureds18
  • ベストアンサー率47% (174/365)
回答No.5

#4です。 あの方の場合は、喉の癌が原発であったと推測します。まず、一口に癌と言っても、発生する場所や癌の組織によって区別されます。喉頭癌の組織型で一番多い物は扁平上皮(へんぺいじょうひ)癌と呼ばれる物です。一方、胃癌や大腸癌では、腺癌(せんがん)と呼ばれる癌が多くなります。これは、もともと喉頭の粘膜と胃や大腸の正常粘膜は異なる組織で形成されているためと考えます。喉頭の正常粘膜は重層扁平上皮という組織で、胃や大腸は腺上皮に覆われています。 また、骨に発生する悪性腫瘍は、癌とは呼ばず、骨肉腫と呼ばれます。この組織像は、扁平上皮癌や腺癌とは異なります。喉の病変の組織像として、骨肉腫ではなく、喉頭癌と診断するに矛盾のないものだったと考えます。 転移についても、転移性の腫瘍を形成しやすい臓器としにくい臓器があります。前者として、肝臓や肺、リンパ節、骨があり、喉頭は転移性腫瘍を形成する事は考えにくい臓器です。食道は喉頭のすぐ近くにありますので、食道癌(これも扁平上皮癌が多いです)が、喉頭に直接浸潤する(大きくなって、直接、喉頭に広がっていく)ことはあり得るかと思いますが、他の離れた部位からの転移(遠隔転移)は考えにくいです。 報道にないだけで、他の部位に癌がないかについての検査はされていると考えます。その結果、総合的な診断として、「喉頭癌、骨転移」という診断が下されたと考えます。

tomajuu
質問者

お礼

ありがとうございます。 「・・・まったく・・・ドシロウトは これだから困る・・・」感を持たれたでしょうに、丁寧に説明していただいて、本当に感謝いたします。 もう一つだけお願いいたします! >喉の病変の組織像として、骨肉腫ではなく、喉頭癌と診断するに矛盾のないものだったと考えます。 ・・・喉の粘膜を構成するような組織(重層扁平上皮)でも、「骨肉腫」は発生しえるのでしょうか? 骨が原発の癌は、転移先もやはり骨しかありえないのでしょうか? (そうならば、腰骨から喉への転移はない・・・と簡単に言いきれそうです。)

その他の回答 (5)

  • ureds18
  • ベストアンサー率47% (174/365)
回答No.6

#4,5です。 扁平上皮から骨肉腫が発生する事は、まず、ないと考えていいと思います。また、骨肉腫ですが、血行性転移(血管内に進入して、他臓器まで運ばれて転移病巣を形成する)をします。主な転移先として、肺があります。喉頭への遠隔転移は、やはり考えにくいです。 もし、骨の腫瘍が先で、喉頭の腫瘍が転移であったとしたら、喉頭の腫瘍も組織的に骨腫瘍に特徴的な組織蔵を示すと思います。ただ、この場合は、かなりのレアケースで、ケースレポートとして学会発表できるくらい稀だと考えます。 これ以上の事は、検査結果や経過の記録を見ないと分かりませんし、第三者が、これらを確認する事は不可能です。

tomajuu
質問者

お礼

本当にありがとうございます! もう、私レベルで質問できることはございません。 これを機に勉強いたします!

  • ureds18
  • ベストアンサー率47% (174/365)
回答No.4

質問者さんが疑問を持たれているように、同時、もしくは、時間をずらして、全く別の癌が発生する事はあります。 今回の忌野さんの場合も、厳密には、転移と思われる部位から組織を採取して、前回の癌の組織と比べて、組織の特徴が一致した場合に転移と確定診断が下されると考えます。 では、何故、今回転移と診断したかという事ですが、転移と思われる場所から必ずしも組織が採取できる訳ではなく、むしろ、採取できない場合が多いです。そのため、一般的には、これまでの経過やCT等の画像検査、血液検査などから、総合的に判断します。また、転移が疑われる病変が、どの臓器であるかという事も判断材料の一つです。骨にも腫瘍は発生しますし、時として悪性である事もあります。ただ、骨の原発腫瘍(転移ではなく、骨の組織から発生する物と考えてください)は、発生しやすい場所や年令に特徴的な物が多く、これも原発性か転移性かの判断材料になります。 また、転移についてですが、手術時には既に転移をしていたという可能性もあります。癌細胞は、わずかであっても、他の臓器(多くは、リンパ節や肺、肝臓、骨です)に定着し、成長していく能力を持っています。詳しいメカニズムについては、厚い本が一冊か書けるくらいになるので、割愛します。手術前の検査で分からないものかという疑問を持たれるかと思いますが、現在の医療技術でも、ある程度の大きさにならないと検出は不可能です。このため、手術後に摘出した病変を詳しく調べます。結果、明らかなリンパ節転移だけでなく、癌があった臓器のごく小さな血管やリンパ管の中に癌細胞が認められたり、癌が深い所まで根を張っていた場合は、手術後に抗癌剤治療や放射線治療を行います。 ここまでしても、治療に抵抗性を示す(治療の効きにくい)癌は存在します。結果、治療が追いつかなくなり、いろいろな臓器に転移をしていきます。 まとめますと、転移か否かは、厳密には組織の一致を確認する必要があります。しかし、それは、組織の採取が不可能な場合もあり、絶対的に必要な物ではなく、経過や他の検査結果からも総合的に判断することは可能です。

tomajuu
質問者

お礼

ありがとうございます。 たいへん解りやすい説明で、スッとしました。 これまでの回答者様のお話により、以前から疑問に思っていたコトが解けた気がします。 清志郎さんの場合、喉頭ガンが初めに見つかったんですが、そこの組織が最も成長していて、見つかり易かった・・・ということではないのでしょうか? つまり、本当は腰骨のガンを含む、他の部位のがノドに転移し、たまたま増殖が速かったので最初に見つかったけど、実は後から見つかったモノ、または まだ見つかってないものこそミナモトだった・・・ということはないのでしょうか? そこまで特定することに何の意味があるのか?と思われるでしょうが、 報道等では、「ドコソコから転移し…」などと表現されるのが、「ホントにソコからだと、ナゼ断言する?」と思うのです。 単に「また新たに見つかった」でイイじゃないか・・・と。

  • morito_55
  • ベストアンサー率30% (755/2505)
回答No.3

ガン細胞は、増殖していきます。 同じ場所のガンが大きくなっていくのもそうですが、もう一つの増殖として、ガン細胞がリンパ腺に乗って、他の部分に転移することです。 「切除をマヌガれた極一部の細胞が、別の場所へ移動し、勢力を盛り返した」のではなくて、もし、ガン細胞の一部が残っていれば、同じ場所に再発します。 切除する前にガン細胞が、すでにリンパに乗って全身を駆け回っていたのであれば、体のどこに転移してもおかしくありません。 転移の可能性があるかどうかは、ガン細胞の近くのリンパ節を検査すればわかるので、忌野清士郎さんの場合も、転移の可能性があると説明を受けていて、抗ガン剤の服用などをしていたのではないでしょうか。 ですから、落ち着いた対応ができたと思います。

tomajuu
質問者

お礼

ありがとうございます。 するとやはり、いちばん最初に見つかったところが、「転移」のスタート部位であり、後からのは全て(初めのを見つける前からあった=見逃されていたとしても)、そこから移ってきた・・・と解釈されるワケですね?

回答No.2

昔は5年生存率と言うのを使っていましたこれは5年間他の部分にがんが転移していなければ癌は治ったとされた物ですそれに転移した時に転移する所が現在では予想が付きますですので確率的にこの癌は転移によるものかそれとも別の癌なのかは判断できます後体質的には遺伝しますが必ずなるとは言えませんそれよりも環境等の方が影響されると思います癌にもいろいろ種類が有って同じ胃がんでもキノコのように盛り上がるものから平べったくてレントゲンでは分かりにくく胃カメラを飲んで初めて胃がんと判るものまであります当然転移の場所も違うと思います

tomajuu
質問者

お礼

ありがとうございます。 私のようなシロートが生意気いうことではないと承知しております。 5年間の内に、転移を予測される場所で発生した場合、転移してできたモノと、突発的にできたモノとでは、やはり性質が違うのでしょうか?

  • dgtl
  • ベストアンサー率20% (10/48)
回答No.1

ガンの転移のイメージを間違っておられるようですね。 ガン細胞は血管やリンパ管に侵入して遠くの組織に運ばれ、 そこで増殖して新たなコロニー(転移巣)を作ります。これが転移の仕組みです。だから切り取ったガンと直接くっついてないところにガンができても何もおかしくないんですよ。 原発性のガンと転移性のガンは違うのです。 ここに長々と書くのもどうかと思うのでこのくらいで。 もっと詳しく知りたければ「ガン 原発 転移」などで検索すればいくらでも出てきますから。

tomajuu
質問者

お礼

ありがとうございます。 転移性のガンは、その細胞を移動させ、別の場所にあらたにコロニーを作るんですね。 元々そこに原因(タネ)となるガンがあり、その細胞がカラダ中に広がれば、遅かれ早かれ、カラダのどこかでガンは発生することになります。 そうなった時、たとえばそれが口頭ガンが源であった・・・と断言できるのでしょうか? すべての(転移性)ガンは、初めに出現したものが源なのでしょうか? そうであれば、腰骨にできたモノも、ノドから転移した・・・と言えますが。 「実はもっと成長の遅いガンが源で、口頭ガンも腰骨のも、みな、そこから転移してきたモノ」となるようなことはないのでしょうか? それがありうるのならば、「転移してきた」という言い方はふさわしいと思えなくて。 元々は「転移」によって運ばれたんでしょうが、カラダ中、もうガンの巣になってて、どこから発生してもおかしくない状態になってる時、 「あのガンがここに転移した」という言い方はできるのかな?と。 言葉の扱い方だけを問題にしています。

関連するQ&A

  • ガン転移とは

    ガンの転移とはどのような仕組みなのでしょうか。 (1)ガン細胞自体が移動する。 (2)正常細胞がガン化する。 ガンに関しては70%ほど解明されてきたようですが,完全には解っていないことと思います。医学は全くの素人です。簡単にご教授ください。

  • 直腸がんからの転移

    家族が直腸がんの宣告を受け、手術を受けました。その手術前には肝臓への転移が認められ、同手術にて切除される予定でしたが、開腹の結果、腹水ならびに腹水の中にがん細胞が見つかりました。 直腸は手術でがん細胞を取り除くことができましたが、肝臓はまだの状態です。 正直、これからどのような事が起こるのかわかりません。 これからの治療方法ならびに腹水のがん細胞についてどんなことでも構いません。どなたか教えてください。 不安で不安で仕方ありません。 日を改めて手術することになるのでしょうか?? お願いします。教えてください。

  • 前立腺癌の転移

    前立腺癌は骨に転移すると聞きました。 骨に転移した癌細胞は内臓にも転移するのでしょうか?

  • 肺への転移

    今週父がIII期の喉頭癌(扁平上皮癌)と診断されました。 診断結果は、声門上部~(声門下部)に拡がり、リンパにはまだ転移はないそうです(数週間前の検査)。 今月中にも喉頭全摘し、念には念をということで一部リンパ切除(予防的)手術をする予定ですが、肺に転移する恐れは今後ないのでしょうか? また、その他の部位に転移する恐れはないのでしょうか? 癌の知識がない為、分からないことだらけですが、どなた様か教えてください。

  • 胸腺癌の肺転移

     胸腺癌(扁平上皮癌)の外科切除後、化学療法は行わず、2年経過しました。その2年後の定期監視のCT検査で、肺の中に5ミリ程度の肺転移が確認され、それ以外にも複数ありそうです。  肺転移ということは血行型と考えられ、全身に転移する可能性が高いことから、外科手術は見送り、腫瘍の増大を見ながら、抗癌剤を投与することになりました。  肺に転移すると今後どのような症状がどれぐらいの期間で発生しますか。  がん細胞の増殖速度は、原発部分で局所再発した後と別の部位に転移した後ではその速度は違うのでしょうか。肺転移すると、肺癌と同じような増殖速度になるのでしょうか。  胸腺癌に確立された標準治療はありませんが、肺転移となると肺癌の治療法や薬の選択肢も増えるのでしょうか。(誤解かも?)  このような状況でも、今から検討に値する治療法は何かあるのでしょうか。  どうぞ、ご教授ください。     

  • 早期大腸がんの肺転移

    母は昨年12月に早期大腸がんが見つかり、手術で切除出来ました。 リンパ節転移も無く、しいて言えば便秘薬が欠かせない程度でしばらく過ごしてきました。 先日定期検査でCTを行った際、肺に以前無かった影が?と言われ、再検査の予定です。 影は小さいもののようで、転移の可能性はほとんどないと思うが念のための検査、ということです。 早期大腸がんでも他臓器に転移する可能性はあるんでしょうか?

  • 大腸ガンから子宮に転移した・・・手術は?

    母が一年半前に大腸ガンになり、手術しました。 原発巣は切除しているのですが、肝転移、腹膜転移ありで、ステージ4でした。 手術後は、抗がん剤治療を続けていたのですが、CTで、子宮や骨にも転移していることが分かり、経過を注視しておりました。 ところが、3月のCTで、子宮の転移巣が7センチ程度になり、6月半ばには16センチになりました。 16センチになったところで、本人も手術で切除するのかと思っていたのですが、切ってもまたすぐ大きくなるから切らないと医師に言われました。 その後、抗がん剤を変えたりしたのですが、数日前、激しい腹痛を訴え、病院に行ったところ、子宮のガンが腸や胃を圧迫しているため(妊娠しているかのように、下腹部がぴょこっと出ています)、痛みがあり、便も出せないような状態になっているとのこと。 医療用麻薬で痛みを抑えることになりました。 そして、現在、もう、食事も取れず、有効性のある抗がん剤もないとのことで、緩和治療に移ることを薦められました。 そこで、子宮に転移したガンの切除は、本当に無理だったのでしょうか? 16センチから1ヶ月半で腸や胃を圧迫するほどに大きくなったので、かなり進行がはやいガンだと思われますが、やはり切除は無理というか無駄なのでしょうか。 というか、もうここまで大きくなったら、手術自体が無理なのでしょうか??

  • リンパ節にガンが転移している患者へのリンパマッサージ

    肝臓のガンがリンパ節に転移している父に何かしてあげたいと思い、 リンパマッサージをおぼえて、してあげようと思うのですが、余計に ガンを刺激させてしまったりしないか心配です。 ガンはどんな拍子で、他の臓器や骨に転移するか、こればかりは、誰にもわからないということはわかってはいるのですが、できれば体によくないことはさけたいので、やってはならないことがあれば教えてください。

  • 大腸癌のリンパ節転移について

    身内の者に大腸癌が見つかり、手術ではリンパ節の第三群まで切除して、 転移があるかどうか病理解剖の結果を待っている状況です。 他臓器への転移はありませんでした。 リンパ節転移があった場合、転移が何群まで進んでいたかによって 余命や治療方法にどのような違いが出てくるのか教えてください。 結果を聞く前に、心の準備ができればと思いまして、 何群までなら、抗がん剤治療をしなくて済むのか、余命はどれくらいになるのか、 一般論や目安で結構ですので、ご可能な範囲でご教授いただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。

  • 前立腺がん手術後の転移

    前立腺がんの摘出手術を行った60代前半の男性です。 グリーソンスコア4+4 TNM分類 T2a (右側のみ) 術前は骨やリンパ含めて転移はないという診断。 病理検査結果で前立腺の表面まではがん組織は出てきていない状態という結果でした。 ですが前立腺の摘出手術を行ってもPSAが12→5程度しかさがっていません。 (手術時に所属リンパ節ば切除した、精嚢は切除していない) 術後に行ったCT画像診断においてリンパ節にガンと思われるものが発見されている状態です。 主治医からは「PSAが下がらないのはよくあることだから7週間の放射線治療を行っていきましょう」 と言われており内分泌療法はすでに開始しています。 主治医の話からは大したことがない印象を受けます。 つまり完治の可能性が十分あるような説明です。 ・転移しているのに放射線治療を行うことは適切な治療方針なのでしょうか? ・低分化腺癌であり、すでに転移が一箇所見つかっている状態ですが余命は何年と予想されるでしょうか。  例えば、内分泌療法を行うも4~6年再燃しその後2年、で「6~8年」など それとも寛解の可能性はあるのでしょうか。 ・以下の参考URLによると  「リンパ節に前立腺がんが転移しても、すぐに命に関わるということはほとんどありませんが」  とあります。  素人考えではリンパ節への転移し腫れている状態ではもう全身にがん細胞が運ばれているような  印象を持ちますが、リンパ節へ前立腺がんが転移してもすぐに命にかかわることがほとんどない  ということはなぜでしょうか? 参考URL:  http://前立腺がん.name/other/Prostate-cancer-spread/