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最大せん断応力
内半径r,肉厚tのガスボンベのような薄肉の容器を考え、これに内圧pがかかった状態を想定します。この容器が最大せん断応力説にしたがい、その降伏応力がσyであるとして、この容器が塑性変形をおこす内圧を求めよという問題です。 3方向の応力を釣り合いの式から σθ=pr/t,σr=-p/2,σz=pr/2tは出せました。 最大せん断応力が(σmax-σmin)/2という定義で、σの大小関係はσθ>σz>σrというのは明らかなのですが、この大小関係は絶対値で議論するものなのでしょうか? また(σmax-σmin)/2には絶対値の値を代入するのでしょうか? 絶対値の値で計算してみると答えはP=4Tσy/2r-tで正解でしょうか? 質問ばかりで申し訳ないですが、どなたかご教授お願いします。
- fallingup
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> σmax-σmin=σyなのでしょうか。。。 左辺を2で割らないのなら、それでOKです。 評価式の基本は、次式です。 τmax = (σmax-σmin)/2 ≦ τy = σy/√3 だから、 σmax-σmin ≦ 2σy/√3 で十分なのですが、右辺を 2σy/√3 でなく、単に σy と置くと、さらに厳しい条件になるので、実用上は σmax-σmin ≦ σy で全く問題はありません。
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- h191224
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最大剪断応力を求める際の3方向の主応力の大小関係は、数学的に数字を見たものになります。ですから、もし3つの主応力が、 100, -150, -200であるなら、 σmax=100 σmin=-200 τmax=|(σmax-σmin)/2|=|(100+200)/2|=150 になります。 上記と異なる視点として、強度的に、どの応力成分が危険かという序列をつける場合には、 (その材料が引張と圧縮で、強度が同一の場合には) 主応力の絶対値の大きい順になります。 たとえば、上の3つの主応力の場合、 最も危険な主応力は、-200 次に危険なのは、-150 となります。 あなたの書かれた σr=-p/2 は間違いです。表面にpという圧力が作用している場合の表面での垂直応力成分は、形状を問わず、理論的に -p です。 この問題の場合、私が計算間違いをしでかしていない限り、次式のようになるはずです。 τmax=|(σmax-σmin)/2| = pr/t + p = p(r/t + 1) 計算上は以上で決着が付くのですが、最後の強度評価では要注意です。 τmaxは、剪断応力、 一方の比較する強度基準値は、σyと書かれているのですが、これは垂直応力ですか? 剪断応力は、剪断強度と比較しなければなりませんから、単純に τmax≦σy とはいきません。右辺は、τyでなければなりません。 そのあたりは大丈夫ですか? あなたが書かれたσyが、実はτyなのであれば、問題はありません。 もし、そうでなければ、τyのデータを探してくるか、 τy=σy/√3 で推定する必要があります。
お礼
詳しい説明ありがとうございます。 とてもわかりやすかったです。 書き忘れていましたが応力σyは材料の引張降伏応力と記されていました。 この場合はどうすればよいのでしょう? σmax-σmin=σyなのでしょうか。。。 何度も質問して申し訳ありません。
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お礼
ありがとうございます! 理解できました。