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キリスト教と自然科学
キリスト教と自然科学の発展について具体例を織り交ぜて話していただけないでしょうか。あとほかの宗教との比較とかも話してくれると助かります。<(_ _)>よろしくです。
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- shota_TK
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キリスト教の自然科学観は,「神が創ったものだから,根底に美しく絶対的な 原理・法則が存在するはずだ」というものですね. 他の宗教が自然科学と無縁だったのではなく,たまたま,キリスト教の盛んな 地域で近代自然科学が発展した,と考えた方がいいと思います. 元々,ギリシアやローマ時代を経て,唯物論的なとらえ方をする下地が できていましたよね.さらに,コロンブスなどの活躍で航海術が発展し, 鉱業も飛躍的に発展しました.顕微鏡や望遠鏡などの精度も飛躍的に 向上しました.これらが自然科学発展の原動力になったんですね. 当時,小国が乱立していたヨーロッパでは,少しでも早く科学技術を 発展させる必要があったんだと思います. たまたま,その地域の宗教がキリスト教だった,というのが最大の理由だと 思いますよ.参考URLにも出ていますが,ローマ時代,自然科学は キリスト教によって厳しい圧迫を受けますが,ローマ崩壊後, イスラム支配を受け,イスラム教によって自然科学の種が 掘り起こされたんです.
- shota_TK
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最初に自然科学の定義ですが,自然現象を論理的に(普通は数学的に)解釈する 手法のことですね.一応,神とのつながりは全くないと考えた方がいいでしょう. 自然科学の祖アリストテレス(異論はあると思います)が自然現象を単純な法則 として理解しようして以来,自然現象の多くが解明されてきました. それとはまた別に,キリスト教が西洋文明に次第に浸透し,教義に対する理解も 深まっていきました.最初のうち,両者は特に衝突することもなかったのですが, 天動説・地動説で大きく衝突します. まず,コペルニクスが地動説を発表しましたが,彼自身,熱心なキリスト教信者 だったこともあり,自説の持つ「問題性」を理解していました.そこで,ローマ にも書簡を送ってコメントを求めたりしています.そのような根回しのかいが あって,それほど明確な論争はなかったのです. http://www1.fctv.ne.jp/~ken-yao/Coperu.htm しかし,ガリレオが大々的に地動説を発表したとき,教会はパニックに なりました.やはり,地球は神が創った特別なものであり, 普遍的な大地のようなものであると解釈されていたからです. ガリレオは有名な毒舌家で,教会との対決姿勢も鮮明になっていきました. しかし,ガリレオの説にも科学的な矛盾があったんです. たとえば年周視差の問題.地球が太陽の周りを回転しているなら, 季節によって星座の見える角度が違うはずですよね. しかし,実際には全く変わりません.ガリレオはこれを証明する ことができなかったんです. (公転半径に比べてものすごく遠いので差が出ないんです) また,ガリレオの説はあくまでも「太陽中心説」であり, 彼の説で説明できない動きをする星がいくつかありました. これを全て明らかにしたのがケプラーです. 天体の運動に関するケプラーの法則が見出されました. さらに,ニュートンの出現により,天体の運動は完全に理論武装され, 教会側の主張が非論理的であることが誰の目にも明らかになってきました. このころから,自然科学は「キリスト教的世界観」とは一線を画し, 独自に発展していったと考えていいでしょう. とりあえず,そんなところでどうでしょうか. 近代から現代だと,アインシュタインの「神はサイコロを振らない」 という有名なセリフがひとつのキーワードですね. 彼は,自然科学と神は両立しうる,と考えた科学者ですからね. ところで, 宗教の「何」と自然科学の「何」との関連性を知りたいのですか? 「自分はこう考えているんだけど,どう思うか?」とか聞いてもらえると ありがたいですね.よろしくどうぞ☆
- shota_TK
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ちょっと話がばくぜんとしていて難しいのですが, キリスト教に対して批判的な内容でいいのでしょうか・・・例えばこんな話? キリスト教では,「神が自分の姿に似せて人間を造った」と考えているので, 「進化論」が受け入れられないし, 絶対的な神が地球を創造したので,地球だけが特別な存在であり, 地球を相対的に位置づけた「天動説」が受け入れられない. このため,自然科学の発展に対し,さまざまな方面からブレーキをかけて きましたが,最近では,自然科学の合理性を認め,またキリスト教の教義も 以前よりもゆるやかに解釈するようになり,現在は融合・和解の方向で 進んでいます.(ヨハネパウロ(2)世だったから可能だったのかも)
お礼
ご回答ありがとうございます。 別に批判じゃなくてもいいんです!!σ(^◇^;) よかったらもっと詳しく話してもらえませんか??ガリレオとかコペルニクスとかの話もどんどん盛り込んで話しちゃってください!!そうするとこちらとしては助かるんですが...。もし漠然としすぎてたらどういう風に質問すればいいか教えてくれませんか??(なかなか表現できなくって。。。)お願いします!! あと自然科学っていうのは自然の究理を探求し、神の作った森羅万象を知ることで神に近づこうとしてできたんですよね?
お礼
なんどもありがとうございます!!<(_ _)> 神とのつながりは全くないんですか?じゃあ俺がおもってたのは勘違いかな??んで僕が知りたいのは宗教(特にキリスト教)の自然に対する考え方と自然科学の関連性です。 あとこの回答を読んでの質問なんですが、キリスト教の神と自然科学の発祥が関係ないとすると、中国やアジア周辺では自然科学なるものが発展せずにヨーロッパでは飛躍的に発展したのはなぜなんでしょうか??前も言ったように僕は”ヨーロッパでは神が森羅万象を創造したので、その神の造形物を知ることで神に近づこう、敬意をささげようとして自然を探求したために科学が発展した、しかし仏教ではそういう考え方はなかったので科学が発展しなかった”と考えていたんですが...どうなんでしょう??