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ネフローゼ?慢性腎炎?
三歳になる息子の事なのですが、保育園の尿検査で蛋白が出てると言われ、病院に行ったのですが、そこでも蛋白+3血液検査でも蛋白が出ていて、ネフローゼ症候群の可能性が高いと言われたのですが、アルブミンの数値が3以下にならないと診断基準の当てはまらないらしく、息子のアルブミンの値が3.4と言うことで念のため入院して様子を見ていたのですが、入院五日後の検査でもアルブミンの値が3.2浮腫みもなく、腎生検をしないと判断がつかないと言われました。もしかして、慢性腎炎の可能性もあるとのこと。最初に蛋白尿を指摘されてから3週間ほどたちます。ちなみに血尿はありません。このような状態で、腎生検をする前に絞れる病名は何かありますか?この状態だと、一般的に掛かる小児のネフローゼとは違うのでじょうか?教えてください。不安で不安で仕方ありません。
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- dxdydzdw
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Ans.1の者です。ご希望によりもう少し続けます。 質問者の方は、ご心配のあまり中途半端に先走っておられるようです。 もちろん、最悪の場合を考えれば、これは慢性腎不全となり、透析か、腎移植かの決断を迫られることになるのに間違いはありません。しかし、そうなると決まったわけではないのです。前回のお答えにも記したように、病気の種類によってその予後は著しく違います。薬剤によって快癒する、もしくは少なくとも寛解状態になることもあれば、最善を尽くしても腎不全に陥る可能性もあります。ただ、いずれにしても病期が進行してしまえば腎機能が元に戻らなくなってしまう可能性が高まるので、早期診断および早期治療は大事です。 また、逆に最悪のことから考えると、現在よほどのことがないと腎不全から直ちに死亡に至ることはありません。これは透析療法の進歩のおかげです。これは腎臓疾患の治療においては大きな支えです(心臓疾患などではそうはいきませんので)。 小児の慢性病においては、親御さんをはじめとした周囲の人々が気持をしっかりもって対処することが重要です。こどもは敏感ですので、親の不安を増幅して受け止めることがえてしてあります。とりあえず確定診断が出るまで、最悪の心配ばかりするのは止めましょう。 お答えになったでしょうか?
- dxdydzdw
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内科医師です。さぞご心配のことと存じます。ほんの参考までに一般論を書き込ませて戴きます。 そもそもネフローゼ症候群というのは、1日3g以上の蛋白尿がみられるような腎臓の病気(正確に言うと糸球体の病気)の総称です。慢性腎炎というのは、腎臓において持続的に炎症があるような病気の総称です。この二つは必ずしも対立するものではなく、慢性腎炎が原因でネフローゼ症候群をきたすこともあります。厚生省による小児ネフローゼ症候群の診断基準では、確かに蛋白尿と低蛋白血症(アルブミンで3g/dl以下)が必須条件ですので、少し外れるようです。 ところで、ネフローゼも慢性腎炎も、いくつもの病気が含まれる総称的な病名であることが問題です。小児では微小変化型ネフローゼ症候群が多くみられますが、フィンランド型ネフローゼ、瀰漫型メサンギウム硬化症、巣状分節性糸球体硬化症など長ったらしい名前の病気が多く含まれます。これらひとつひとつは別の病気で、治療法や治療方針のたてかたが違います。ここを誤ると将来に大きな影響を与えることになります。 それではどのように診断するかというと、これはまず腎生検しかありません。腎臓の組織をとってきて光学顕微鏡はもちろん蛍光抗体、電子顕微鏡などで調べないと結論は出ません。残念ながら、現在これに取って代わるような検査はないのです。 ご質問の文面からは予定されている腎生検に対してもかなり不安を持っていらっしゃるのではと推察します。確かにリスクが多少ある検査ではありますが、確定診断がつかない状態で見切り発車的な治療をしたり、また放置したりすることに比べると、ずっとリスクは少ないように思います。 腎生検前に絞り込める病気、ということですが、事実上これ以上の絞り込みは無謀だと思います。勿論、この病気なら血尿をともなうことが普通だから違いそうだ、とか、これだと家族性に発症する筈だから、とかいう推測はできますが、こんなのには例外がつきもので、確定診断とはとうていいえません。 主治医の先生方とよくご相談になり、検査・治療方針を早く決められるのが良いでしょう。 適切な検査治療で、ご子息が良くなられることを願っております。
補足
親切に回答くださり、ありがとうございました。先生、わたしはとても後ろ向きな性格で、もしも腎不全になったら・・・と思ってしまい、確定診断もつかない状況なので、精神的にかなり辛い状態です。今の腎臓病の治療で、腎不全を治す方法はやはりないのでしょうか・・・小児期の発見や早期発見治療すれば、予後は変わってくるのでしょうか?