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統計学の問題です。

Xn~B(n,p)(nは自然数,0<p<1)とするとき (1)再生性 Xn+Xm~B(n+m,p), n,mは自然数 を証明しなさい。 (2)あるλ(∈(0,n))に対してp=λ/nのとき、Xnの積率母関数を用いて、ポアソンの少数の法則 lim(n→∞)Xn~P0(λ) を証明しなさい。 という問題です。 (1)はなんとか解けましたが、(2)は全くわかりません。 どなたか解法をよろしくお願いします。

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  • ベストアンサー
  • kumipapa
  • ベストアンサー率55% (246/440)
回答No.1

lim(n→∞) Xnの積率母関数 = ポアソン分布の積率母関数 を示せばよいですね。 p = λ/n の二項分布の積率母関数は [(λ/n)e^t + (1 - (λ/n))]^n 平均 λ のポアソン分布の積率母関数は e^(λ(e^t - 1)) 準備として、ネイピア数(自然対数の底) e の定義、ならびに e^a は lim(n→∞) (1 + 1/n)^n = e lim(n→∞) (1 + a/n)^n = e^a   ・・・ (*) であることは覚えておきましょう。っていうか、これが全て。 すると、 lim(n→∞)[(λ/n)e^t + (1 - (λ/n)]^n = lim(n→∞)[1 + λ(e^t-1)/n]^n ( (*) より ) = e^(λ(e^t - 1)) 故に、平均 λ/n の二項分布の積率母関数は n→∞ で平均 λ のポアソン分布の積率母関数に収束。積率母関数の一意性より 二項分布はポアソン分布に収束する。ちょっと乱暴だけど、こんな感じ。 (1) も確率計算をしても示せますが、積率母関数を用いると容易に証明可能です。Xn, Xm, Xn+Xm の積率母関数をMn(t), Mm(t), Mn+m(t) と書くと、 Xn ~ B(n,p) ⇔ Mn(t) = [(pe^t + (1 - p)]^n Xm ~ B(m,p) ⇔ Mm(t) = [(pe^t + (1 - p)]^m このとき、Xn + Xm の積率母関数 Mn+m(t) は Mn+m(t) = Mn(t) Mm(t) = [pe^t + (1-p)]^(n+m) Mn+m(t) は B(n+m,p) の積率母関数であるから、Xn+Xm ~ B(n+m,p)

abeikaluna
質問者

お礼

なるほど! とてもわかりやすく解説していただき、有り難う御座いました。 (1)も積率母関数を使った方が簡単に解けますね。

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