• ベストアンサー

密閉容器に液体を入れて加熱したときの圧力について

業務で、密閉容器に有機溶剤と試薬を入れて加熱反応する必要が出てきました。 そこで、この反応を行う上で、容器の耐圧性が持つかどうかの確認(計算)をしたいのですが、どのような計算式を用いればよいでしょうか? ご存知の方がいらっしゃいましたらご教授願います。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • jamf0421
  • ベストアンサー率63% (448/702)
回答No.4

>全部気化するかどうかの判断(理論)は、今一理解できていませんが、 これは難しい話ではありません。1 mlの2-propanolは0.78 gで0.013モルですから、気体として100℃で10 ccの容器にあるのなら、無理をして理想気体の式を適用して概算するとPV=nRTより4 MPaになります。100℃の平衡蒸気圧が0.2 MPaですから、その圧分だけ気体になり、あとは液体で残る、という意味です。 >実験的には問題がないかと思うので、注意して行いたいと思います。 容器の耐圧が十分なので、おっしゃるとおり実験的には問題なしと存じます。うまく行くことをお祈りします。

tsu_chan
質問者

お礼

親切、丁寧なご説明ありがとうございました。 気体の状態方程式から考えれば良かったわけですね。 昔習ったことを思い出しました。 本当にありがとうございました。

その他の回答 (3)

  • jamf0421
  • ベストアンサー率63% (448/702)
回答No.3

>容積10cm^3の耐圧容器に極微量(数マイクロリットル)と1mL >の2-プロパノール(沸点:82.4℃)を室温で入れ、これを >100℃まで加熱する予定です。 >このときの2-プロパノールの蒸気圧は0.198mPaです。 >試料や試薬は基本的にガスは発生しません。 100℃での2-propanolの蒸気圧が0.198 MPaが分かれば用が足りますね。アントワンの式に言及したのは、扱うものが分からなかったからです。 >この場合、耐圧容器として約0.2mPaが保証されていれば使用が可能 >となるのでしょうか? 1 mlの2-propanolは0.78 gで0.013モルですから、10 ccの容器の中で100℃では全部気化して蒸気にはなれませんね。平衡蒸気圧の0.2 MPaの蒸気と液体になります。 約9 mlの空気が封じ込められると、2-propanolに空気が溶けた溶液系の平衡圧の問題となります。液体の2-propanolのモル分率はほぼ1でしょうから、溶媒の2-propanolからは100℃の蒸気圧0.2 MPaの寄与だと思います。溶質ですが試薬は忘れて、空気(酸素、窒素)からの平衡圧ですが問題です。もとの空気が気体のままなら温度上昇で1.25気圧くらいにあがります。ここまでは行かないまでも0.1 MPa程度の寄与があるのではないでしょうか?(正確にはわかりませんが) 高圧反応というほどではありませんが、0.3 MPa程度の耐圧性が必要と思います。普通はそのぎりぎりのところでは行わず、その上にさらに安全率をかけた条件で作業します。0.3 MPa近くまで行きそうな系なら、少なくも0.4 MPa程度の耐圧が保証されたものを使うべきと思います。

tsu_chan
質問者

お礼

親切なご解答、ありがとうございました。 また、中途半端な質問で、解答に困らせてしまいすみませんでした。 耐圧容器は、もう一桁上の補償がありますので、使用には問題がないと思います。 全部気化するかどうかの判断(理論)は、今一理解できていませんが、実験的には問題がないかと思うので、注意して行いたいと思います。 ※完全に理解ができるよう、時間をかけて勉強したいと思います。 本当にありがとうございました。

  • jamf0421
  • ベストアンサー率63% (448/702)
回答No.2

まずその容器に封じ込められた空気が加熱され膨張します。1気圧から温度上昇の結果どの程度の圧になるかは温度によりますが、理想気体からははずれるかもしれません。van der Waalsの式だかビリアル展開の係数だかを使えば一応でますが、溶媒への溶解も起きますので正確にはわかりません。大雑把には理想気体近似で、絶対温度が2倍(600 Kに近い)になれば圧は2倍です。 次にその溶媒と試薬です。試薬は相対的に少なくて分解しないのなら無視ですが、添加量が多いとか、分解してガスが出てくるなら要注意です。 有機溶媒が問題です。反応温度では分解しないとして、加熱後の温度での蒸気圧がいくらかを見積もる必要があります。その溶媒の蒸気圧データがあればそれを使います。計算で出すならアントワン(Antoine)式が良く使われます。

tsu_chan
質問者

補足

解答ありが等ございます。 大凡の作業は以下の通りです。 容積10cm^3の耐圧容器に極微量(数マイクロリットル)と1mLの2-プロパノール(沸点:82.4℃)を室温で入れ、これを100℃まで加熱する予定です。 このときの2-プロパノールの蒸気圧は0.198mPaです。 試料や試薬は基本的にガスは発生しません。 アントワン式でのアントワン定数はそれぞれの物質によって決まるようですが、身近な書籍等で2-プロパノールのアントワン定数を調べましたが見つかりませんでした。 この場合、耐圧容器として約0.2mPaが保証されていれば使用が可能となるのでしょうか? 質問の中身がかわってしまい済みません。

  • walkingdic
  • ベストアンサー率47% (4589/9644)
回答No.1

PV=nRTの関係式を使ってください。 体積V=一定だから、初期温度T0、圧力P0(普通は大気圧ですね)からの変化としては、 P0=nRT0/V ...変形してnR/V=P0/T0 P=nRT/V=P0×T/T0 です。(Tの単位はK:ケルビンです) ただ化学反応でn(分子の数)が変わるのであれば、それも考慮が必要です。

関連するQ&A

  • 密閉容器に入れた水の加熱について

    1 Lの耐圧容器に水を18g (1 mol)入れて、密閉して沸点以上(例えば127 °C)に加熱するとします。 このとき、容器の中の水は全部気化するのでしょうか? 理想気体の状態方程式PV = nRTにあてはめるとP = 32.8 atmとなります。容器が20 atmまでしか耐えられないとすると容器は割れますか? 上の条件で容器が割れない場合、温度を上げていけばいつか割れますか? そのときの温度は計算で求まるのでしょうか? よろしくお願いします。

  • 密閉容器中の溶剤濃度

    密閉容器中の溶剤濃度 容積500mLの容器に有機溶剤(例えばメタノール)を100mL入れて 密閉しました。室温は25℃とします。 このとき、容器内の気化した溶剤の濃度はどれくらいになるのでしょうか。 教えてください。

  • 密閉容器中の液体の蒸気量について

    いつもお世話になっております。 密閉容器中の液体の蒸気量について知りたいですが、 添付の画ように密閉と開放の状態二つの状況があると 1.密閉容器なかの水を加熱したら容器なかの蒸気量を求めたいです 私が求めた結果は密閉状態では181.01ℓの蒸気になると考えますが、 正しいでしょうか? 2.上の181.01の結果は液量から残ったものを蒸気だと考えて 8.08モル*22.4ℓで出た結果ですが、もしかしてPV=nRTで計算すれば PとVは何ですか? 3.そして、同じ方法で開放状態なればどうやって計算しますか?計算式もよろしくお願いいたします。

  • 密閉容器中の過熱

    密閉容器(500mL)中の水溶液100mLを200度まで加熱すると、計算上内圧は1MPa位に上昇すると思われますが、その時、水溶液はどの程度沸騰状態になるのでしょうか?

  • よう化水素を生成する問題における密閉容器の意味

    ある化学の問題集に、「1.0lの密閉容器に1.0molのヨウ素(I2)と1.0molの水素を入れ、一定温度で反応させたら、よう化水素(HI)が2.0×10-1mol生じた。このとき水素(H2)は何mol反応したか。」のような問題があり、答は、0.1molとなっておりました。 その際、「1.0lの密閉容器」という問題の条件は、計算する際に、考慮する必要があるのでしょうか? それと、この、「1.0lの密閉容器」というのは、何のために問題に入れられているのでしょうか?

  • 密封容器内の圧力の求め方

    『水と空気の入った密封容器を加熱し、その容器内の圧力を求めよ』という問題を考えています。 どうしても答えが導き出せないので、いくつか質問させていただきます。 ※<加熱前の空気の温度、圧力、体積、水の量>、そして<何度まで加熱 するか>ということは分かっています。 (1)『ボイル・シャルルの法則』を用い計算し、その答えが加熱後の容器 内の圧力になるのでしょうか。 (2)上記の条件の密封容器を加熱すると、空気の圧力は高くなると思うの ですが、その場合水の沸点も上がると考えて良いのでしょうか。  また、沸点が上がった上、密封されているということは、容器内で飽 和状態が続き、沸騰しないのでしょうか。 密封容器内の圧力を求める問題を解くときに、使用しなければならない法則等ありましたら、教えていただけると幸いです。 宜しくお願い致します。

  • 密閉容器内の空気の温度上昇による容器の体積変化

    今 密閉されたSPCC材(軟鋼) t=2.3 内径100mm 内側長さ100mmの円筒容器があります。この容器は外径方向(円周方向)の体積変位は変化しないように外周を厚いコンクリートで固定されています。長さ方向には膨張可能とします。容器の蓋と底は形状変化はしない(膨らまない)とします。 今容器内の空気の温度が20度C、1気圧として、この温度を150度C まで加熱していった場合容器の内側長さはどのくらい伸びるでしょうか。(当初の容器の熱さも20度Cとします。) 伸びには容器自体の加熱膨張を考慮します。加熱した空気膨張によって容器内圧は何kg/mm^2に上がるでしょうか。容器の破損及び爆発は生じないものとします。勿論安全弁は設置していない条件になります。 外部への伝熱損失はないものとします。 公式と解を求める手立てをご教授ください。 当方は学生ではありません。一般の社会人です。

  • テフロン容器で有機溶剤使用時の静電気対策を教えて…

    テフロン容器で有機溶剤使用時の静電気対策を教えてください。 テフロン容器20LにアセトンやMMAなどの有機溶剤を入れて、テフロンの攪拌羽で試薬を溶解させようと考えています。 その際に静電気が着火源となり、火災につながる可能性はあるでしょうか? テフロン容器と羽はほとんど動いたり、接触することはありません。 また、もしもの時の静電防止対策としては除電、または導電マット(アース)を容器下に敷くことで対策となりうるでしょうか? 注意点等ありましたら、教えてください。よろしくお願いします。

  • 密閉容器内に空気を注入した時の内圧の計算

    容器の密閉状態を調べており、内圧について知りたいのですが計算が分かりません。 1Lのボトル容器でねじ式蓋で密閉しております。 蓋にパッキンはなく、空気漏れがどのくらいの気圧で起こるのかを調べます。 容器の横に接続部があり、5mlシリンジで少しずつ空気を注入していきます。 最初の容器内の絶対圧が1気圧の場合、例えば40回注入で空気漏れが確認されたとすると 容器内の内圧は何気圧となるのでしょうか。 pV=GRTなどの計算式で考えたのですがよく分かりませんでした。 ご教示の程よろしくお願いいたします。

  • 有機溶剤廃液の指定数量は?〈危険物規制について〉

    有機溶剤を扱う職場で防火管理業務に関わることになりました。 使用した有機溶剤は、空の容器に回収し業者に持っていってもらってますが、この際一時保管する有機溶剤の廃液は消防の危険物規制にひっかからないのでしょうか? 一般的に、有機溶剤を貯蔵・取り扱いする場合は、指定数量の範囲内と規制されておりますが、廃液となると容器内に何がどの割合で混ざっているのか判断できないので計算できないと思うんです。 危険物行政上の考え方、計算方法を教えてください。 よろしくお願いします。