占いで決断

質問

歴史上、大事を成すにあたって運勢を見てもらい(もしくは自分で行い)、それに従って行動を起こした人物に、誰々がいますでしょうか。何人でも構いません。例えばギリシャのデルフィで神託を受けた、とかも含みます。

回答No.5

nene-k

世界史は無知なので、日本史での事になりますが・・・

日本では、近代になるまで、占いはかなり重要視されてました。

平安貴族などは、占いカレンダーを常備していて、「外出してはいかない日」などは、誰も宮廷に出勤しなかった・・・なんて話もあります。

昨年の大河ドラマの山本勘助も、ドラマやお芝居では、かっこよく作戦参謀のように描かれていますが、軍師という仕事は、9割は占いの仕事です。
合戦はいつが良いか？
どっちの方角から攻めると良いか？
何色の鎧を身に着けていくのが良いか？
出陣の時の神頼みの儀式を取り仕切るのも軍師の役目でした。

大坂冬の陣の時の徳川家康も、最初は11月13日に決定していた出陣の日を、占いで悪い結果が出たので、15日に変更して出陣しています。

・・・という事で、占いで決めた事は多々あるようですが、一番最近の出来事で、はっきりと記録に残っているのは（有名なので、ご存知かも知れませんが・・・）、明治という元号でしょうか。

これは、明治天皇がいくつかの候補の中から、くじ引きによって決定されました。
天皇がくじを引く＝神託と解釈するようです。

お礼

そうかー、そうすると挙げればキリがない、ということになりますね。
「天皇がくじ…＝神託」と、明治維新ころから言われていたとは知りませんでした。「あらひとがみ」を宣したのは、ヒロヒト（昭和天皇）の時代になってからだとばかり…。
他にも大きな画期にまつわる具体例があれば、教えてください。ありがとうございました。

回答No.4

noname#59417

あの神仏を畏れぬ織田信長ですが、桶狭間の合戦のときばかりは、神様を頼り、銭占いをしたそうです。
ホントかウソか、どっちか知りませんが(^-^ 。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~kaiun/omosiroihanai/nobunaga.htm

お礼

参考サイト、興味深く読みました。「運命は創造できる」という趣旨の主張の例として挙げられている通り、信長は占いを信じる人間とは対極にある行動パターンの人ですね。しかし、大いくさを前に占いにでもすがりたい手下の心を巧みに逆利用したという意味で、痛快な話です。（あまりに信長らしいから、おっしゃる通り、ホントかウソかは措かなければなりますまいが）
情報、ありがとうございました。

回答No.3

eroero1919

レーガン大統領が、というより大統領夫人が星占いが大好きで、大事な決断の時には必ず星占いをして、その結果のとおりにするように夫に強く求めていたそうですよ。

あとはかの上杉謙信公は出陣前に必ず毘沙門堂に籠もってお祈りしてから出陣しました。謙信公にあらせられましては、ご自身を「毘沙門天の生まれ変わり」と自らおっしゃられておりましたので、神託というか公ご自身が神であらせられると申し上げてもよろしいかと。

お礼

ロン君は、奥さんの求めに応じてその通り職務を行ったのでしょうかね。
謙信のごとく出陣前に武運を神仏に祈るというのはよくあったでしょうね。託宣に従った人物というのとややずれますが、参考にさせていただきましょう。
ありがとうございます。

回答No.2

k99

んーと極々最近の例ですが、

　ＷＷ２も末期、帝国海軍はロケット戦闘機「秋水」を運用する部隊を作りました（ロケット戦闘機はドイツに図面だけ教えて貰って、事実上独力で大急ぎで作った　こんなのhttp://www.arakawas.sakura.ne.jp/backn006/syusui/syusui2.html）。
うまくいけばＢ－２９の跳梁する高々度へ駈けあがり、大口径砲でこれを殲滅出来るはずでした。

　が、この部隊の二つ名は「神様部隊」。
　指揮官始め、一部幹部が某新興宗教にずっぽり嵌ってまして・・。
　部隊内で巫女さんが踊る、パイロットにホーリーネームはつける、試験飛行日もお告げで決める（パイロットも信者だったが、飛行事故が発生し殉職）。

　この秋水、この後試験飛行は２度と行われず、終戦を迎えました。

お礼

試作機の試験飛行の日取りを決めるのに、お告げに従ったということですね。
ありがとうございました。

回答No.1

cyototu

昔、プルタークの「英雄伝」（岩波文庫）を耽読していたときに、ギリシャでは何時戦を始めるかの日和の決定に「鳥占い」と言うのをやっていたことを知りました。そして、多くの歴史的に重要な開戦がそれによって決められ、歴史が動いていました。ただいま手元にその本が在りませんので、それがどの戦争で誰であったか正確なことは言えませんが、その例が数多く載っていたことを記憶しています。自分で当たってみては如何でしょうか。

トゥーキュディデースの「戦史」にもそんな例が幾つか載っていたと思いますが、その記憶はハッキリしていません。序でに、ヘロドトスの「歴史」、カエサルの「ガリア戦記」、タキトゥスの「年代記」、司馬遷の「史記」等に当たってみるのも一考かと思います。それぞれ、ペルシャやローマや中国での例があったはずです。すべて岩波文庫で手に入ります。

たしか今昔物語に書いてあったと思いますが、平安時代の安倍清明ばかりでなく、その後も彼の流れを汲む陰陽師が日本の政治の重要な決定に関して、強い影響力を持っていたはずです。

お礼

参考になります。
ありがとうございました。