• 締切済み

先物取引の仕組み

先物取引はリスクヘッジのはたらきがあることは知っています。 では実際に農家などがこれを積極的に活用することはできるのでしょうか? 例えばある農家が綿花を生産していたとします。 綿花1トンの現在の値段がa円として、1年後にa円の利益を確保するために 先物市場にa円で100トンばかり売りに出しておきます。 ところが収穫が80トンしかできない場合、20トン分の違約金が発生するのでしょうか。 それとも足りない分は差金決済をすれば済むのでしょうか。 そもそも1農家ごときに先物市場に現物を売ることはできるのでしょうか。 実際に親戚が農家をやっていますが、そんな話は出たこともありません。 こういうのは農協とかの組織でないと無理なのかなあとも思っています。

みんなの回答

  • ryuken_dec
  • ベストアンサー率27% (853/3139)
回答No.5

>それで当然生産者は提供側として卸しているだけなんですが、 >#1のご回答で追証の話が出て、なんで生産者側が追証なんて >責任を負わなければいけないんだ?と思ったわけです。 先物市場に参加しているのですから追証は当然です。 >納品日にきちんと生産物を納めればそれで責任は果たしているはずです。 >それが生産者側が責任を取らされるなんてたまったものじゃありません。 >先物に提供するなんてことあり得ないと思いますが? 納期日に商品を納めるという取引は現物取引です。先物取引に参加していない生産者はもちろん現物取引として卸問屋なりに期日に取引すれば問題ありません。責任を果したことになります。 でも、質問者様は生産者が先物取引に手を出した場合ですよね?そうであれば先物取引上のルールに従う必要があります。先物市場で行われているものは、証拠金を立てて将来の権利を売買することです。だから現物である穀物等を先物に提供できるはずがありません。

  • manno1966
  • ベストアンサー率37% (1085/2875)
回答No.4

他の方が言うように、仕組みが理解出来ていないですね。 > 実際に農家などがこれを積極的に活用することはできるのでしょうか? 日本では、損害保険会社が保険商品にしていますね。 通常100トン収穫出来てXXX万円の収入となる農家が、保険料を払っていれば、一定以上の不作や暴落による収入減の分を補填してくれる。 こちらの方がより現実的でもありますね。

  • U-Seven
  • ベストアンサー率56% (557/986)
回答No.3

売りを出していて、値段が上がったときの例を出されているのでその続きとして。 仮に1万円で売り建てをしていて、価格が2万円になってしまうと利益の機会損失ですよね。 先物契約さえしていなければ2万円で売れたのに、1万円にしかならない。 現物があるから「売り」だけではリスクヘッジにならないです。 ここから現実の話。 お米を考えてください、米50トンといっても標準米から魚沼産コシヒカリまで価格に大きな違いがあります。 先物市場に現物を提供するためには一定の規格の産物を最低取引単位の数量を準備できなくてなりません。 ちなみに今日本の穀物先物市場に上場されている主たる農産物は下記です、括弧内は最低取引単位です。 さらにそれぞれ規格があります。 ・とうもろこし(50トン) ・一般大豆(50トン) ・Non-GMO大豆(10トン) :注Non-GMO=非遺伝子組み換え ・小豆(2,400kg)=30kg入り袋×80袋 ・アラビカコーヒー生豆(3,450kg) ・粗糖(50トン) この中で国内生産品でまかなえるのは小豆だけです。 日本の個人農家がトウモロコシの最低取引単位の50トンを生産できますか、出来ないです。 小豆は北海道が主産地で大規模農家ならば何とかって感じですね、少量では参加できないです。 現実的に不可能です、行うとしても一般の投資家として先物取引を行う事になります。 「東京穀物商品取引所」のWebサイトです。 http://www.tge.or.jp/japanese/index.shtml ここの左のメニューで「取引要綱」を見てもらえば取引数量など出ています。 「受渡結果」のところに現渡し現受けの結果が出ています。 (Internet Explorerで見てくださいFirefoxでは一部表示できない) 小中規模農家単独でリスクヘッジを考えるのならば、別の方法を考えた方が良さそうです。

  • ch_tourer
  • ベストアンサー率57% (12/21)
回答No.2

質問者には、まず先物取引の仕組みについて最も基本的な部分の理解を要します。 先物市場において、「売ります」と言って取引に参加できるわけではありません。取引には担保が必要で、証拠金と言いますが、現物の有無に関係なく、担保は必要です。(将来の特定の時期に)売るという約束をすることを「売り(売玉)を建てる」と言いますが、この売玉を納会まで維持するにあたり、売建した値段から損方向に値段が乖離していき、値洗い損(含み損)が大きくなれば何度でも追証が必要になるわけです。益方向なら不要ですし、追証が必要になっても、値段が戻れば追証として支払った(預託した)お金は戻って来ます。 いずれにしても、少々難しいかも知れませんが、もっと基本的なことの理解に努めた方が良いでしょう。

参考URL:
http://www.nisshokyo.or.jp/kihon/pdf/guide15-080325.pdf
yomogi7a
質問者

お礼

再度の詳しいご説明ありがとうございます。 一般投資家の立場の取引のお話しなら分かるんですが、 (そこに書いて頂いたことは理解できます) 先物って誰かが現物を提供しないといけないんでしょ? って考えている間に混乱してきて今回の質問に至りました。 生産者側の流れが通勤電車の中や机上で考えていて 皆目見当がつかなかったのです。 それで当然生産者は提供側として卸しているだけなんですが、 #1のご回答で追証の話が出て、なんで生産者側が追証なんて 責任を負わなければいけないんだ?と思ったわけです。 納品日にきちんと生産物を納めればそれで責任は果たしているはずです。 それが生産者側が責任を取らされるなんてたまったものじゃありません。 先物に提供するなんてことあり得ないと思いますが? この辺の仕組みがイマイチ分かりません。

  • ch_tourer
  • ベストアンサー率57% (12/21)
回答No.1

アメリカの大規模農家がシカゴの先物市場に参加することはあっても、日本の農家で、現物を売る目的のために先物市場に参加する人はいないでしょう。そもそも日本の先物市場には、現物目的で取引に参加する者はほとんどいません。特に農産物市場では、ごく少数の食品加工業者や現物屋で受け渡しがあったと思いますが、最近はどうだろう?って次元の話・・・現物屋でも差金決済を前提に取引しています。 もちろん、農家が参加することは可能ですが、取引所の指定する標準品を用意しなければ、実際の値段は異なります。 >先物市場にa円で100トンばかり売りに出しておきます この値段が農家にとって充分高いと思えば、この値段で売っておくのも分かりますが、これでは自分で値段の上限を設定してしまうことになります。売玉を建てて、納会までに値段が上がれば追証も必要になるでしょうし、予想以上に値段が上がり続ければその都度追証が必要または、大きな損を覚悟で差金決済することになります。 値動きを見ていて、このa円が最も高い水準と予想し、この値段で売玉を建て、納会まで下がれば、そのa円で現物を売ることも、差金決済で儲けることも可能です。

yomogi7a
質問者

補足

ご回答ありがとうございます。 やっぱりまとまった量がないとやらないのですね。 >予想以上に値段が上がり続ければその都度追証が必要 この部分がよく分からないのですが、 納品のときの値段はa円のままで変化しないのですし、 農家は現品を納めればいいはずだと思うので追証は発生しないと思うのですが?

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