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大乗非仏説の立場から見た「諸行無常」

noname#80116の回答

noname#80116
noname#80116
回答No.4

 baka-hageさん こんにちは。brageloneです。  この間 わたしの設問にお目がとまったなら さぞや苦い感じを覚えていらっしゃったかと存じます。お互い それでもさらに真理を探究してまいりたいと存じます。  さて このご質問 どうお応えしてよいやら 考えあぐねていましたが――というよりも 出典として引く経典のことについては ほとんど無知ですので 手も足も出なかったのですが―― 少し考えが浮かんでまいりました。と言っても きちんとお答えするまでには 残念ながら 至りません。  けっきょく baka-hageさんがご自身で 探究していかれるであろうと思ったのが ひとつ。もう一つは この問題は 三身常住という主題にかかわっているのではないかと思ったことです。  端的には 《法身》 これは 《絶対》であるのか。そう想定されているのか。ここに収斂していくように思います。おまけとしてなら 《応身》としてのゴータマ・ブッダは 神(=法身)の受肉であるのか。   このgooでもわたしは問いましたし その昔 途中まででしたが この主題で 難渋していたのでした。 〔《Q:三身常住とは何か。= http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3130694.html 》(ただし この質疑応答では あっちこっち焦点が飛んでいます)〕。  《諸行無常》もしくは そのように空観する法身は もう《無常》ではないのか。無常でないだけではなく 絶対として想定されているのか。  繰り返しになりますが 応身仏は 人(ゴータマ)であり 絶対者(法身)であると言っていいのか。  わたしは 残念ながら 原典のこともわかりませんし その判断についても 決めかねつづけています。(暫定的には もう ブッディスムは経験思想であると規定しています。ゴータマは 人でしかないという捉え方です)。  こんな投稿ですが 何かのきっかけにでもなりましたら幸いです。

baka-hage
質問者

お礼

 どうもどうも。お世話になります。毎回目ざとく見つけていただき、感謝いたします。 >>三身常住という主題にかかわっているのではないかと思ったことです。  また、話を難しくしますねぇ!笑 >>端的には 《法身》 これは 《絶対》であるのか。そう想定されているのか。ここに収斂していくように思います。  確かにそういわれればそんな気もしてきますねぇ。  ちょっと話は脱線しますが、僕の考える「三身常住」です。個人的には「法身」自体は、無常ということも包括した法則そのものと捕らえます。「報身」は菩薩がすべてのものを救わんと誓いを立て、その誓いを果たすべく修行を積んでその報いとして完成された仏様。「応身」はお釈迦様。この「三身常住」というのは、仏様の中にはこの三つがすべて備わっているということになると思います。善導大師は『往生礼讃』のなかに、 「諸仏の三身は同証にして、智慧円に無二なるべし」 と説かれています。つまり、すべての仏様は共通の悟り(証)をもっていて、その悟りの智慧は円満で悟りは二つとあるものではない。ということであると思います。  そして、法然上人は『逆修説法』の中で、 「一切の諸仏内証等しく具して異なることなき故に、諸経の中に仏の功徳ををば説かず。ただ別して外用の功徳を説くなり。」 と説いて、三身は共に同じ悟りを持っている。だからこそ、同じである内面敵に働く悟りをお経では仏さまごとに説明ぜずに、外への教化としての悟りの働きという悟りへの導き方の違いを説くとしています。  つまり、「三身常住」であるけれども、その導き方には「三身」というキャラクターの違いがあるってことだと思います。 >>こんな投稿ですが 何かのきっかけにでもなりましたら幸いです。  うーん。なんかきっかけになったような気がする。ありがとうございました。

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