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大乗非仏説の立場から見た「諸行無常」

noname#58770の回答

noname#58770
noname#58770
回答No.1

もっとよりよい回答がつくと思いつつ、仏教嫌いが回答してみます。 (1)違います。 (2)違うから、別に変化しても構わない。 要は、「諸行無常」がお釈迦さんの目指した真理なのか?って ことだと思います。 よく考えてみてください。「変化することが繰り返される」というのは まぎれもなく「輪廻」ですよ。 四門出遊のエピソードによると病人と老人と死人をみて最後に 出家者を見て出家していますよね。 で、諸行無常というのはどちらかというと、 お釈迦さんが嫌がったほうに、属しますよね。 その一方、涅槃の境地は不変ですよね。 つまり、諸行無常の世界から不変の涅槃の境地に到達することが 目的だったのであって、いわゆる、インド的思想に どっぷり浸かってると思います。つまり、諸行無常は インド的な一般常識で(輪廻転生)、それが嫌で、バラモンでなくても そこから解脱するために出家者がいたのでしょうから。 それに解脱知見は不変だと思います。 つまり、一度、解脱した人間はまた前の状態に戻るのか? というと、違うと思います。これは諸行無常に反しますよね。 諸行無常=縁起=空=悟り=苦しみを無くす=真理って ふつーは言われてると思うんですけど 解脱的には、永遠に解脱できるか 否かってところがポイントなので 仏教も解脱を目指す宗教だと言うのであれば、 諸行無常よりも(だって、せっかく解脱したのにまた生まれてきたら 意味がない) 永遠の不変を(永遠に生老病死を繰り返さない為には)求めるでしょう。 仏典による根拠はないし、文章は論理的ではないですが。 (これはいつものことですけど。)参考になれば幸いです

baka-hage
質問者

お礼

 回答ありがとうございます。とても読みやすい回答で助かりました。    私自身も仏教は「諸行無常」になるための教えではないことは重々承知しています。  >>つまり、諸行無常はインド的な一般常識で(輪廻転生)、それが嫌で、バラモンでなくてもそこから解脱するために出家者がいたのでしょうから。  ヴェーダ時代後期のウパニシャッド思想を基にした自由思想家と呼ばれる人たちのことですね。 >>それに解脱知見は不変だと思います。つまり、一度、解脱した人間はまた前の状態に戻るのか?  確かにウパニシャッドの時代に説かれていた「五火・二道説」を見ても、祖道と神道(天道)の二道が説かれ、生前の苦行ももって神道を歩むものは「梵我一如」となって現世に生まれ変わることはないとされていますね。お釈迦様は「梵我一如」という解脱には否定的だったようですが、システムとしては「原始仏教」に多大な影響を与えていますね。 >>大乗非仏説という立場から見たとき「諸行無常」という教えは、お釈迦様の教えであるといえますか?? という質問の意図としては、「原始経典」なかに「諸行無常」と同様の意味の言葉が存在しているか??そして、この問1の回答を基本に「仏教」というもの自体が変化し続けるものなのか??というような意図の質問でした。  まぁ、あくまで机の上レベルでの素朴な疑問だったわけです。お付き合いいただき、感謝いたします。ありがとうございました。

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