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脊柱側わん症かも・・・
4月から高校生になる男子ですが中学入学時から背骨が曲がっているような気がしています。先輩から肩の高さが違うといわれた事もありました しかし、中1時の検査モアレ写真法による検査にも引っかからず、中2、3年時には内科検診の後背中を曲げて医師が背骨を触る検査もあったのですが何も言われませんでした 親にもなかなか言えず3年間過ごしてきました。自覚症状のようなものもなく背骨を自分で触ってみて曲がってるような気がするだけです 脊柱側わん症の可能性はあるのでしょうか
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- kirara1990
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脊柱側湾症(脊椎側湾症)は治らないとされていますが、適切な矯正治療によって改善できます。 学校や職場の健診で側わん症と言われた方。レントゲンを撮ったら背骨が曲がっていると言われた方。左右の肩の位置が違う、胸郭が歪んでいる、左右のウエストラインが違う、左右の腰骨の高さが違う、おへそが体の中心にない、腰がねじれている、背中がでこぼこしている等でお悩みの方。背骨の歪みがあると姿勢や容姿が悪くなるばかりでなく、腰痛や肩こりの原因にもなります。肩がこる、息苦しい、腰が痛む、背中が痛む、脇が痛む、体を前後左右に曲げにくいなど、脊柱側わん症を改善させて美しい容姿、しなやかで健康な体を取り戻しましょう。脊柱(背骨)がねじれをともなって側方に曲がる病気です。脊柱側湾症は主に、姿勢が悪いために起こる機能性側湾症と原因が不明な突発性側湾症があります。ここでは突発性の側湾症をとりあげます。機能性の側湾症は他のページ(姿勢矯正 体の歪みと容姿や、痛みと姿勢 膝痛、股関節痛と体の歪み)の症例を参照して下さい。 突発性の脊柱側湾症は原因が不明で、小学校五、六年から中学にかけて特に女児に多く発生し、低年齢で発症した場合ほど重度の側湾になる傾向が強いようです。骨格が完成する17~18歳ごろまで進行します。20歳~30歳代は比較的安定していますが、40歳を過ぎて骨や筋肉が衰え始めるとまた進行が始まります。脊柱側湾症は10代や20代の頃はほとんど痛みなどの症状を感じることが少ないのですが、30歳を過ぎるあたりから背中や腰などに痛みが出始め、40歳以降になると深刻な症状が出てきます。 重症になると肺を圧迫して呼吸障害が起こったり、腰部の神経を圧迫して歩行が困難になったりします。特に高齢になると、背筋の衰えや骨密度の減少と共に側湾も進行し、椎骨が圧迫骨折を起こす危険性が高まります。ですから、若いうちに極力治しておくことが望ましいのです。小、中学校では年に一度脊柱健診が実施されていますが、学校の脊柱健診で見つかる側湾症は1%程度といわれます。この脊柱健診で発見されずに成人される人もかなりいるのが実状です。脊柱側湾症は手遅れにならないよう、早期の発見と適切な対処が重要ですが、重度の側湾症になるケースでは半年ぐらいの間に急激に悪化しますので、年に一度の脊柱健診では十分とはいえません。短期間のことで、親も気が付かすに見過ごして重症化させてしまうことも稀ではありません。脊椎柱側湾症のチェック法 直立した姿勢で、肩の高さ、肩甲骨の位置、腰の高さ、ウエストのラインなどを左右で比較する。 前傾姿勢で、背面の形や脊柱のラインを観る。 突発性の脊柱側湾症の場合、ほとんどのが脊柱は逆S字に蛇行し、右の肋骨と左の腰部が隆起します。ウエストのラインは右側が大きくくびれ、おへそが真ん中より左に寄ります。 突発性の脊柱側湾症の原因は不明とされていますが、当研究所での臨床の経験では、関節の遊びが大きく、体が柔らかい人がなりやすいようです。このタイプの人は、体を歪ませる要因に対して影響を受けやすいからだと思われます。一例を挙げますと、多くの中学校で通学鞄にショルダーバッグを採用していますが、教科書を全部詰め込んだ重い鞄を常に片方の肩に掛けることで、骨格の完成していない時期だけに特に上述のタイプの子供は鞄の重さに背骨が耐えられず、曲がってしまうのではないかと思います。 脊柱側湾症の一般的治療 脊柱側湾症の一般的な治療としては、脊柱のX線撮影を行って脊柱の湾曲の度合(側湾度)を計測し、それぞれに応じた対応が行われています。側湾度が20度未満、側湾度が20度未満であれば経過観察、特にこれといった治療はありません。定期的に(半年に一回程度)レントゲンを撮りに病院に行くといったものです。これはこの範囲の症状を治療しようという目的ではなく、20度を超えて進行した場合を発見するための処置です。体操などを指導する病院もありますが、体操では効果が得られないという考えが大勢です。 側湾度が20度以上50度未満 成長期の子供で、側湾度が25度以上50度未満の場合、進行を食い止めるために装具を装着します。装具を着けることによって側湾を改善することはできませんが、側湾の進行を食い止める効果は期待できます。側湾度が50度以上 側湾度が50度以上になると手術が検討されます。手術は通常、矯正した脊柱を金属棒で挟んでボルトで固定して支え、椎骨の関節部分を固めます。現在の西洋医学では脊柱側湾症は治らないとされていますが、唯一、この手術だけが側湾を改善させる効果が科学的に実証されている手段です。現状では、脊柱側湾症の患者さんの内、病院で何らかの治療(装具治療または手術)をしてもらえるのは次の二つのグループに該当する方のみに限られます。すなわち、(1)側湾度が20度以上50度未満でかつ成長期にある方か、(2)側湾度が50度以上の方です。