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アキラルとは。
アキラルというものが解りません。辞書によると キラルというのは像と鏡像が重なり合わないもので、 アキラルは像と鏡像が重なり合うらしいのですが、 (像と鏡像が)重なり合うと云う事は、おんなじ物質 というのと違うのでしょうか。 どなたか詳しい方がいらっしゃいましたら回答 宜しくお願いします。
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> アキラルというものが解りません。 簡単に言えば,「キラルでないもの」をアキラルといいます。 > アキラルは像と鏡像が重なり合うらしいのですが、 > (像と鏡像が)重なり合うと云う事は、おんなじ物質 > というのと違うのでしょうか。 はい,同じ物質です。よく使われる例に手袋があります。右手用(あるいは左手用)の手袋を鏡に写すと,左手用(右手用)になり,元の右手用(左手用)とは異なります。この様な場合を「キラル」と言います。 一方,靴下の場合,右足(左足)用とも形が同じですので,右(左)足用の靴下を鏡に写しても同じ右(左)足用になります。この様に,鏡に写しても元と同じになる場合を「アキラル」と言います。 「キラル」,「アキラル」と言う言葉は出てきませんが,下の過去質問「QNo.337088 光学不活性・・・」の ANo.#3 の回答とそこで紹介されている過去質問が参考になると思います。
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- rei00
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rei00 です。 > ある物質Aがある。Aを鏡に写した時、鏡に写ったAの > 像(A')と元の像が完全に一致する場合に、この構造を >「アキラルな構造」と呼ぶ そうです。我々の場合は「Aを鏡に写した時、鏡に写ったAの像 (A') と元の像が完全に一致しない場合に,この構造を「キラルな構造」と呼ぶ」と,「キラル」の方を中心に考えますが,簡単に言えば,お書きのもので良いと思います。 何故「キラル」を中心に考えるかは,こちらの方が色々な点で重要だからですが,「キラル」か「アキラル」かの判断だけであれば,どちらで考えても構いません。 > アキラルではない物質 (多くのアミノ酸や糖、DNA等々) > は全てキラルな構造を持っていると云う事になると思う > のですが、このような理解で合っているのでしょうか。 は~い。それであってま~す。
お礼
解り易い回答ありがとうございました。 今まで何か特別な構造を持つものを「キラル」とか「アキラル」と 呼ぶものだと思っていたので、今回一通り説明して頂いて、 長いこと疑問に思っていたことが解決してスッキリしました。 どうもありがとうございました。
- rei00
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rei00 です。お礼拝見しました。 > 全く関係の無い二つの物質(例えばエタノールとスクロース > とか)がどうなるのか解らなくなります。上の例えで言うと > 明らかにキラルじゃないし、当然アキラルでもないですよね。 『全く関係の無い二つの物質』を比べてはいけません。比べるのは,鏡に写った構造と元の構造です。 お書きの例で言えば,エタノールは鏡に写しても元と同じ構造ですから「アキラル」です。スクロースを鏡に写すと,原子の繋がりは同じですが立体が変わってしまいます(右手用手袋を写すと左手用手袋になるのと同じ)。ですので「キラル」です。 いかがでしょうか。
お礼
回答ありがとうございます。 だいたい解って来ました。まとめると次のようになるのでしょうか。 「ある物質Aがある。Aを鏡に写した時、鏡に写ったAの像(A')と 元の像が完全に一致する場合に、この構造を「アキラルな構造」 と呼ぶ」 と云う事でしょうか。これでいくと、アキラルではない物質 (多くのアミノ酸や糖、DNA等々)は全てキラルな構造を持っている と云う事になると思うのですが、このような理解で合っているのでしょうか。 回答をよろしくお願いします。
お礼
回答ありがとうございます。 つまりアキラルな関係にあると言うことは、その前堤として 二つの物質は同じものであると云う風に考えるんですね。 でもそうなると、全く関係の無い二つの物質(例えば エタノールとスクロースとか)がどうなるのか 解らなくなります。上の例えで言うと明らかにキラルじゃないし、 当然アキラルでもないですよね。 多分前堤として大きな枠組みがあって、その中でキラルじゃないものを アキラルと呼ぶんだと思いますが、化学の知識はさっぱりなので その辺りのことがよく解りません。よろしければ補足をお願いします。