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結晶化

低分子では、キラルよりラセミの方が融点が高い場合があります。これは、ラセミの方が結晶化しやすいと考えていいのでしょうか? また、高分子においてキラルでは結晶化しないのにラセミでは結晶化するケースはあるのでしょうか?

  • fush
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  • 化学
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質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • mogula
  • ベストアンサー率60% (93/153)
回答No.2

低分子の場合ですが、ケースバイケースです。 尚、ラセミ体が結晶化する場合二通りのケースが考えられます。ラセミ混合物として結晶化する場合とラセミ化合物として結晶化する場合です。 ラセミ混合物とは、R体とS体がそれぞれ別々に結晶化したものです。なので、結晶のある部分はR体のみの結晶になっているし、別のある部分はS体のみの結晶になっている状態です。模式的に書くと、RRRRRSSSSRRRSSSSみたいな感じです。 ラセミ化合物の状態の結晶はRSRSRSRSRSRSと、R体とS体が対になって(一見二量化したようにも見えます)それが結晶化したものです。 どちらの状態で結晶化するかは分子の構造や条件によります。また、結晶化のしやすさと融点は必ずしも相関しないはずです。 尚、100%eeに近い状態では簡単に結晶化するのに、ラセミ体ではいくら頑張ってもタール状になってしまい結晶化しない場合もありました。(単に実験技術の問題かもしれませんが)

fush
質問者

お礼

経験談を交えた回答、ありがとうございます!! タール状態のものはゲル化したということですよね。 冷却もしくは乾燥によりガラス化しませんでしたか? 高分子の場合、一本の分子鎖にランダムにRSが組み込まれるので、低分子に比べ、別個に結晶化もしくはRSが対になって結晶化しにくいと思うのですが・・・

その他の回答 (1)

  • gonta912
  • ベストアンサー率38% (8/21)
回答No.1

高分子については良くわかりませんが 分子の結晶化のしやすさの傾向のひとつとしてどれだけ密に詰まった結晶構造を取れるかというのがあると思います(もちろんそれだけではありませんが) キラルの結晶構造よりラセミで対になったほうが密な充填構造を取れる分子の場合、ラセミのほうが結晶化しやすい場合があるのではないでしょうか?

fush
質問者

お礼

回答、ありがとうございます!!

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