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山の上に在る反射板
わたしも以前から疑問に思っていたことなので、このご質問・ご回答を拝見し、再び疑問をかき立てられました。 より定量的な見方で、ご回答をいただけると有難いです。 http://okwave.jp/qa3769576.html 20km離れたところに10m四角の反射板を置いたとします。 電波発射点から見たこの反射板の角度は0.029度です。 (約10m離れて米粒を見る角度です) どれくらいの電力が反射板に受け止められ、反射されるでしょうか? また、反射された電波が再び20km離れたところでパラボラに受け止められるとき、どれくらいの電力になっているでしょうか? 大雑把に言って(何の根拠もありませんが・・・) 20km離れたところから、1kWのパラボラで狙い撃ちしたとしても、受け取れる電力は10mW程度(-50dB)・・・ 更に20km離れたところでこの電力をパラボラで受けるとすると、0.1μW・・・ 実際には反射板は平面なので、パラボラほどの輻射効率はなく、電力の大半は拡散してしまう・・・ と考えてくると、この通信方式に疑問が出てきます。 実際に役立っているのでしょうから、わたしの疑問は的外れなのかも知れませんが、もう少し定量的な根拠をご教示いただけませんか? よろしくお願いいたします。
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- debukuro
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3cm10kwを3メートルのスリットアンテナで輻射するとビーム巾は約1度です これで60海里離れた長さ100メートルの船を探知できます 実伝播距離は120海里約200kmです 固定したアンテナで固定した反射板を狙えば十分に実用になると思います
- outerlimit
- ベストアンサー率26% (993/3718)
#1です 半値幅とフレネルゾーンを混同していたかも知れません 参考までに 免許される空中線出力は 何とか法人の確認を得て決定されますが 50Kmで 0.7W 20Kmで 0.1W 10Kmで 0.02W程度であったと記憶しています 10年以上前の経験なので詳細は怪しいですが 50Kmのルート上にビルが建設され、伝送ルートの中心から25mであり、影響をぎりぎり回避できたのが記憶にあります 反射板は 予想以上に有効です(方向調整は難しいですが、反射効率のやや悪い鏡と見なせます) 無給電パラボラアンテナ(2基のパラボラアンテナを単純に給電線で接続したもの)も使用されています
- outerlimit
- ベストアンサー率26% (993/3718)
実例を挙げます 7GHzのマイクロ波で50km先での広がりは 直径30m程度です(電波の強さが中心部の半分になる径) 無線局の免許は 送信・受信アンテナの径(利得)と距離から 受信強度を計算し 送信出力を決定し免許します 送信機の出力は1Wが多いですが給電線にアテネータを入れて送信アンテナでの出力が免許の条件を満たすようにします -30dBのアテネータを入れることもあります 前記例では アンテナ径を3mとすれば 免許出力 0.5W程度になります 反射板の反射効率は 0.7~0.9以上でしょう 上記のような条件ですから アンテナ・反射板の方向調整は非常に微妙です 受信電力等は試算してください
- outerlimit
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実例を挙げます 7GHzのマイクロ波で50km先での広がりは 直径30m程度です(電波の強さが中心部の半分になる径) 無線局の免許は 送信・受信アンテナの径(利得)と距離から 受信強度を計算し 送信出力を決定し免許します 送信機の出力は1Wが多いですが給電線にアテネータを入れて送信アンテの出力が免許の条件を満たすようにします -30dBのアテネータを入れることもあります 前記例では アンテナ径を3mとすれば 免許出力 0.5W程度になります 反射板の反射効率は 0.7~0.9以上でしょう 上記のような条件ですから アンテナ・反射板の方向調整は非常に微妙です 受信電力等は試算してください
補足
いつも的確なご説明をされるのを拝見しております。 しかし・・・ 50kmで30mは0.03°です。 いくらパラボラの指向性が良いといってもこれはちょっと信じられません。 根拠資料をご提示願えませんか? 反射板の反射効率についても同様です。 全エネルギー効率で言っても意味がありません。 目的方向へどれだけ行くか、が問題です。
お礼
資料をご提示いただけなかったのは残念ですが、ご経験を重視します。 ご回答有難うございました。