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世論の対外政策への影響
世論の対外政策に及ぼす影響とはどのようなものが挙げられますか?教えて下さい。
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- tyr134
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世論と対外政策の関係は、今注目されてる分野の一つですね。 端的に言われるのが「パブリックディプロマシー」という考えですね。 別名では「ソフトパワー外交」ですね。 ===========引用・外務省Q&Aより=========== 「パブリック・ディプロマシー」とは、伝統的な政府対政府の外交とは異なり、広報や文化交流を通じて、民間とも連携しながら、外国の国民や世論に直接働きかける外交活動のことで、日本語では「対市民外交」や「広報外交」と訳されることが多い言葉です。 (中略)・・・ また「ソフト・パワー」という概念は、ハーバード大学のジョセフ・ナイ教授によって最初に定義づけられました。同教授は、軍事力や経済力によって他国をその意に反して動かす力が「ハードパワー」であるのに対し、その国が持つ価値観や文化の魅力で相手を敬服させ、魅了することによって自分の望む方向に動かす力が「ソフト・パワー」であると説明しています。近年、日本には平和主義や伝統文化・現代文化など、ソフト・パワーの潜在力があり、これを引き出すことで世界における日本の地位を高めようとの議論が行われています。http://www.mofa.go.jp/mofaj///comment/faq/pr/index.html ===========引用・以上=========== 言い換えれば、「イメージ戦略」ですね。 外交対象国に対して自国民が良いイメージを持っていれば、国民の支持も取り付けやすいですし、逆に悪ければ国民の支持が得られず交渉が難航することもありますね。 国民が政府を後押しして、交渉を左右する例も増えてきたようです。(NO1の方があげておられる、米国牛肉輸入問題なんかは好例ですね) これは、相手国民が我が国に対するイメージでも言えることです。 人は、得てして単純なイメージで自分の意見を決めてしまうモノです。 興味のない分野ならなおさらです。 ということで、この「イメージ」をどう作るかが重要となります。 ただ、情報メディアの発達で政府主導で統制できる分野が狭まってきているという指摘があります。 よって、政府側からアクションを起こせる分野は少なく、また反発も大きいです。 なんで、世論の政治に対する影響がますます強まりそうですね。 これは一見、民主主義としては良いような気がしますが、気を付けないと「扇動による衆愚政治」に陥る可能性がありますね。
- harepanda
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そもそも世論と言われても、日本国民の大多数が賛成しているものは少なく、個別テーマについては、賛否両論に分かれることも多いと思います。 日本人の総意、もしくは、大多数の人の支持を受けて、政治がその趣旨にそって活動しているものとなると、(1)米国産牛肉の安全性に対して厳しい態度で臨んでおり、安易な妥協は少ないこと、(2)北朝鮮が多少ギャーギャーわめこうが日本として核武装をするつもりはないということなどが思いつきます。