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〈訓読〉と〈音読〉とが混じるのはなぜですか?

「豆蔵」(まめゾウ) 「豆炭」(まめタン) 「豆本」(まめホン)  適当に、辞書から上記の言葉を拾ってみました。  そこで質問です。  一文字目の「豆」(まめ)は訓読で、二文字目は三者とも音読となっています。これは日本語では多いことなのですか?  例えば、 「豊作」(ホウサク) 「豊満」(ホウマン) 「豊年」(ホウネン)  とか別になんでもいいのですが、音読だけで文字が形成されていることが多いと思うのです。これ以外にも。  訓読と音読とが混じっている言葉というのは、もっといっぱいあるのでしょうか? 〈訓読と音読とが一緒になってはいけない〉というルールがあるわけではないのですね?  訓読と音読とが混じるのはなぜですか?  上記四つのクエスチョンマークに答えて頂けるとありがたいです。  どうか宜しくお願い致します。

  • water5
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質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • Togari1
  • ベストアンサー率50% (3/6)
回答No.4

高島俊男氏の著作に詳しく書いてあります。 「漢字とに日本人」「お言葉ですが・・・」シリーズ、どれも肩のこらない面白い本ですので興味があればご一読を。 日本語の語彙の大半を占めるのが、漢語由来の「字音語」と本来の日本語である「和語」です。 そしてこれらが癒着し、音訓が混ざった語は日本語の中で約4%ほどだそうです。つまり結構たくさんあるが本流では無いということですね。 漢語以外の外来語(シャツ、コップ、カレーなど)の方が数が多い。 つまり音訓が混じってはいけない、というルールはありませんが、多少違和感のある語のようです。慣用として定着していないと耳障りに聞こえますね。目線(めセン)とか四月をよんガツと読む等。 訓読と音読(つまり和語と字音語)が混ざるのはなぜか。 これは難しいですが、わたくしなりに推測すると 1、対象になじみがありすぎて字音語か和語か意識していない場合。  例えば「ぶたニク」。「ギュウニク」の場合は「うしニク」とはいいませんが、肉(ニク)が字音語であることはあまり意識に登らないので違和感がすくない。 2、和語の不足。  和語は日本起源のことばですが、日本語の語彙に占める割合は字音語(漢語由来の語)の方が多い。石段の「いし」は是非「いし」と訓で読みたい、しかしダンに対応する和語(つまり訓読み)が無い。 3、字音語は音だけでは意味が解らない。  同音異義語が多すぎて耳で聞いても解らない。「セキダン?なんじゃそりゃ?いしダン、ああ石でできた階段ね」という具合。 この2と3の事情が合わさって、新しい熟語は発生する際に音訓が混ざったのではないでしょうか。

water5
質問者

お礼

 Togari1様、返信ありがとうございました。  ご解説、とっても楽しく読めました。  納得いける理由がたくさん書かれていたと思います。  日頃あまり意識していない言葉が、これほど深いとは……。  はい、恐れ入りました。

その他の回答 (3)

  • s-macwin
  • ベストアンサー率57% (556/971)
回答No.3

基本的に 中国から伝わった熟語には〈訓読〉と〈音読〉は混じりません。 音読は中国語の発音が元になっている、訓読は日本語の発音だからです。 中国から伝わった熟語は〈音読〉+〈音読〉になります。 日本で作られた熟語の場合に〈訓読〉と〈音読〉が混ざるものがあります。 もちろん和製熟語でも〈音読〉+〈音読〉はあります。 こう理解すれば、それほど不思議ではないと思います。

water5
質問者

お礼

 s-macwin様、返信ありがとうございました。  漢字は中国から来ているというのがポイントですよね。  おかげで、なんだかスッキリしました。  日本語の難しさに、わたしは今、悪戦苦闘中です。  

回答No.2

一番の者です。 すみません、訂正します。 「重箱」は、上を音読みの「ジュウ」、下を訓読みの「はこ」と読んで、「重箱」と読むからです。       ↓ 「重箱」は、上を音読みの「ジュウ」、下を訓読みの「はこ」と読んで、「じゅうばこ」と読むからです。

water5
質問者

お礼

 miirumatsu様、再度に亘り、  返信ありがとうございました。  修正の件、了解しました。

回答No.1

>これは日本語では多いことなのですか? 「多い」とまで言うことはできませんが、よくあることです。 >訓読と音読とが混じっている言葉というのは、もっといっぱいあるのでしょうか? あります。 上を音読み、下を訓読みで読む熟語の読み方を「重箱読み」と言います。 「重箱」は、上を音読みの「ジュウ」、下を訓読みの「はこ」と読んで、「重箱」と読むからです。 「親身(しんみ)」「仕事(しごと)」なども重箱読みの熟語です。 上を訓読み、下を音読みで読む熟語の読み方は、「湯桶読み」と言います。 「湯桶」は、上を訓読みの「ゆ」、下を音読みの「トウ」で読んで、「ゆとう」と読むからです。 「手本(てほん)」「指図(さしず)」なども湯桶読みの熟語です。 >〈訓読と音読とが一緒になってはいけない〉というルールがあるわけではないのですね? そのようなルールはありません。 >訓読と音読とが混じるのはなぜですか? 理由はありません。 慣用的にそう読まれているだけです。

water5
質問者

お礼

 miirumatsu様、返信ありがとうございました。 「重箱読み」「湯桶読み」……そんな名称があるのですね。  知りませんでした。とっても勉強になります。  日本語って、本当に深いですよね。

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